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海軍向けF-35Cも開発は順調とはいうものの 


初期作戦能力獲得を急ぐ海兵隊、それに次ぐ空軍と一歩離れて米海軍はゆっくりとF-35Cの実戦化をめざしているようです。ただし、海軍の作戦構想ではF-35をセンサー機材として運用するとみられ、実はJSFに対する期待が低いのかもしれませんね。

Navy Joint Strike Fighter Set for October Tests at Sea

USNI NEWS IBy: Dave Majumdar
Published: June 3, 2014 10:56 AM
Updated: June 3, 2014 10:56 AM
An F-35C Lightning II aircraft makes an arrested landing during a test flight at Naval Air Station Patuxent River, Md. on May 7, 2014. US Navy Photo
An F-35C Lightning II aircraft makes an arrested landing during a test flight at Naval Air Station Patuxent River, Md. on May 7, 2014. US Navy Photo

ロッキード・マーテインF-35C空母運用型のJSF開発は着実に進展しており、今年10月のUSSニミッツ(CVN-68)艦上での公試は予定通り実施の見込みだと同社は説明している。

ロッキードによれば公試はDT-1と呼ばれ、10月12日から11月3日までの予定だという。ただしその前にまだ解決すべき課題が多く残っている。

最大の課題は着陸装置および機体の構造強度で、各種の条件で空母着艦を想定したフライトテストが行われている。

テストはパタクセントリバー海軍航空基地(メリーランド州)に設置したカタパルトと着艦装置を使って行われているが、海上の空母とまったく同じ条件ではない。

直近では5月29日にC型が毎秒21.4フィートと言う最大降下率で安全に着艦できる能力を実証している。

そこでDT-1でのポイントは発艦、着艦の実用上の手順を確立することにある。DT-1が成功すれば、艦上でもっと難易度の高い課題を試すことになる。その際にはF-35Bが行った海上公試(USSワスプ LHD-1)が参考になるだろう。

着艦、発艦以外にC型の性能限界を徐々に引き上げる努力が続いている。C型にブロック2Bソフトウェアが導入されると、マッハ1.2,7.5G、高度40千フィート、迎角50度の飛行が可能となる他、基本兵装としてAIM-120AMRAAM、共用直接攻撃弾やレーザー誘導爆弾の搭載が許される。

海軍の予定では初期作戦能力獲得を2018年8月としており、ブロック3F搭載を前提としている。その際には兵装を完全搭載し、データリンクとセンサーを統合したうえで、設計性能を完全に実現させる。つまり、上昇限度50千フィート、700ノット、マッハ1.6、迎角50度、7.5Gである。■



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