Pentagon: Russian Flanker Had Near Miss With U.S. Air Force Jet
USNI News By: Carlo Muñoz
Published: June 4, 2014 3:09 PM
Updated: June 4, 2014 3:13 PM
US Air Force RC-135. US Air Force Photob
米軍偵察機がロシア戦闘機との空中衝突をかろうじて回避していたと判明した。北太平洋上空で発生したこの事件は冷戦を想起させ米ロ間で緊張が高まっていることがわかる。
事件は4月末にロシア沿岸から60マイル地点で米空軍のRC-135情報収集監視偵察機が通常の飛行をしていた際に発生したと国防総省の関係者が今週になり明らかにした。
米軍機はオホーツク海上空の国際空域でロシアのSu-27戦闘機一機と遭遇し、RC-135は回避行動で空中衝突を回避した。二機の距離は100フィートまで最接近したという。
ペンタゴンは今回の事件をロシアによる米軍への妨害と受け止め、ロシア政府に詳細情報を請求中だという。
今回のニアミスは米ロ政府間でクリミア・東ウクライナをめぐり緊張が高まるさなかに発生し、米ロ間の部隊で望ましくない接近が発生した事例として二件目。黒海では同じ4月にSu-24フェンサー一機がUSSドナルド・クック(DDG-75)上空を低空通過飛行している。
Russian Su-27 Flanker
ロシア機は同艦上空を12回通過飛行しており、駆逐艦の通信を無視した。米駆逐艦の1,000ヤード以内で高度500フィートまで降下したという。
今回の発表はホワイトハスが欧州における米軍プレゼンスを大幅に高める発表をしたのと軌を一にしている。
6月3日にオバマ大統領は10億ドル規模の米軍人員装備への追加支出を発表し、ヨーロッパ同盟国向けの安全保障状況を強化することとした。
その内容では米軍と同盟軍間の共同演習の強化も含まれ、米軍武器弾薬の貯蔵量も増やす。事前配備で米軍、同盟国軍の即応体制を上げるのが目的で、緊張状態が武力紛争にエスカレートするのに備える。
発表時にロシアを名指ししなかったが、新欧州安全保障案は米国がウクライナ危機の解決に軍事オプションに向かっている証と受け止められよう。
6月4日にオバマ大統領はウクライナの新大統領ペトロ・ポロシェンコPetro Poroshenko,と会い、ウクライナ支援を公の場で示した。また米外交筋・軍事関係者がウクライナ新政権と面談し、流動的なウクライナ安全保障状況を評価している。■
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