米海軍が想定する次期戦闘機の姿はこれまでと相当違ったものになりそうですね。NIFC-CAの理解が重要になりますね。これでは空軍が求めるF-Xとは折り合いがつきそうもありませんね。おそらく空軍はF-15、F-22の延長線を想定しているはずですから。さて、そうなると日本のF-3構想はどうなりますかね。
CNO Greenert: Navy’s Next Fighter Might Not Need Stealth, High Speed
By: Sam LaGrone
February 4, 2015 10:14 AM
ボーイングが発表したF/A-XX構想図 Boeing Photo
WASHINGTON, D.C. – 米海軍の次期主力戦闘機ではスピード、ステルスともに重視しないと海軍トップが発言した。
- 海軍作戦部長ジョナサン・グリナート大将 Adm. Jonathan Greenert はF-A-XXでは敵防空網制圧が目標だが、逃げ隠れは目指さないという。
- 「ステルスは過大評価気味。ステルスが不要というつもりはないが、高速飛行で敵防空網を混乱させ、エンジンが熱を放射すれば探知されるのは必然だ」
- 今後登場する脅威に対応できる兵器の開発も必要だ。「現時点ではレーダーだが別の装備が出現するだろう」
- 対空兵器が高速化すれば機体自体の飛行速度を無理やり引き上げる必要はないと発言。「結局ミサイルを高速で振り切るのは不可能」
- また基本が無人機で必要に応じ有人操縦可能となるという。「パイロット分の重量はむだ。その分センサーを搭載できる」「モジュラー構成になりそうだと言っておく」
- 発言は海軍がF/A-XXで選択肢検討を開始するタイミングで出てきた格好だ。F/A-XXは2030年代を想定し現行のボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットのあとを継ぐ。ロッキード・マーティン、ボーイングがそれぞれコンセプト案を発表している。
- 海軍ではF-35CライトニングIIが最新鋭機となるが、USNI Newsはこれまでの情報から空母航空隊の今後の役割は前方からセンサー情報を空母打撃群に伝える接続機能と理解。目標情報は海軍が開発中のNIFC-CA海軍統合火器管制防空システムで伝えられる。
- F/A-XXではスーパーホーネットと同等あるいはそれ以上のペイロードを搭載すると海軍は発表している。■
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