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16年度米海軍予算のハイライト



Navy FY 2016 Budget Request Funds Washington Carrier Refueling, 12th San Antonio

By: Sam LaGrone
February 2, 2015 1:17 PM • Updated: February 2, 2015 7:49 PM

An E/A-18G Growler from the Scorpions of Electronic Attack Squadron (VAQ) 132 flies by the Nimitz-class aircraft carrier USS George Washington (CVN-73). 電子攻撃飛行隊VAQ-132スコーピオンズ所属のE/A-18GグラウラーがUSSジョージ・ワシントン(CVN-73)を通過飛行している。

PENTAGON – 2016年度予算で海軍省I(DoN)は1,680億ドル、前年度5%超の増額で要求した。直近5年間の国防予算削減を覆すペンタゴン予算増の一貫だ。

DoNは大部分の予算項目で増額要求をし、人件費、艦建造、航空機調達、作戦、保守保全いずれも前年実績を上回っている。

艦艇建造

USS Arlington (LPD-24) under construction at Ingalls Shipbuilding. Huntington Ingalls Industries PhotoUSS アーリントン (LPD-24)がインガルス造船で建造中。Huntington Ingalls Industries Photo


先送りになっていた課題へ明確な回答をしているのが特徴で、空母ジョージ・ワシントンの燃料交換に予算を計上した他、サンアントニオ級揚陸艦の12号艦の予算全額計上をしている。166億ドルで9隻を建造する他、USSジョージ・ワシントン(CVN-73)の燃料交換と大修理を実施する。

ヴァージニア級潜水艦は各年2隻のペースを維持し、31億ドルでアーレー・バーク級 (DDG-51) 駆逐艦2隻を、14億ドルで沿海戦闘艦3隻、サンアントニオ級揚陸艦第12号艦、次世代艦隊給油艦 T-AO(X)の初号艦を建造する。また、2.56億ドルでLCACに代わる新型揚陸艇Ship-to-Shore connectors5隻も調達する。25億ドルはジェラルド・R・フォード級空母の二号艦ジョン・F・ケネディ(CVN-79)の設計建造およびその三号艦エンタープライズの予算として確保。

航空関係

An E-2D lands on the aircraft carrier USS Dwight D. Eisenhower (CVN-69). US Navy PhotoUSSドワイト・D・アイゼンハワー (CVN-69)に着艦するE-2D. US Navy Photo


海軍・海兵隊はロッキード・マーティンF-35ライトニングII共用打撃戦闘機(JSF)を計13機調達する。うち、海兵隊のB型短距離陸垂直着陸型は9機、空母運用型のC型が4機だ。

ボーイングP-8Aポセイドン海上監視機は16機導入し、ノースロップ・グラマンE-2Dアドバンスト・ホークアイは5機、ロッキード・マーティンKC-130J輸送機2機(海兵隊用)を購入する。

ボーイングEA-18Gグラウラー電子攻撃機の追加調達は見送られた。

ヘリコプターではMH-60Rは29機調達の要求だ。海兵隊はAH-1ヴァイパー、UH-1Yヴェノムを計28機、MV-22Bオスプレイを19機導入する。

2018年度から海軍がV-22を8機調達し、C-2Aグレイハウンドと交代させる。

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無人機(UAV)では海軍はMQ-4トライトンを3機、MQ-8Cファイヤースカウト2機とともに海兵隊にはブラック・ジャックを調達する。

研究開発

Afloat Forward Staging Base (Interim) USS Ponce (ASB(I) 15) conducts an operational demonstration of the Office of Naval Research (ONR)-sponsored Laser Weapon System (LaWS). US Navy Photo前方海上拠点基地(暫定名称)(ASB(i) 15  USS ポンセが運表実証中しているのは海軍研究所(ONR)が進めるレーザー兵器システム (LaWS) だ。US Navy Photo


179億ドルを研究開発費に計上する。これは前年からほぼ20億ドル増。このうち13.9億ドルをオハイオ級ミサイル原潜の後継艦向けR&Dに、2.83億ドルをヴァージニア・ペイロード・モジュール(VPM)(ヴァージニア級潜水艦のミサイル運用能力拡大)に投じ、ブロックV艦からの実用化を目指す。

2.42億ドルで対空・ミサイル防衛レーダー Air and Missile Defense Radar (AMDR) のフライトIIIアーレー・バーク級誘導ミサイル駆逐艦への搭載を研究する。
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UCLASS(無人艦載偵察攻撃機)には1.35億ドルと控えめな金額が計上されており、昨年中は議会となにかと議論のたねになっていたことを反映か。昨年度は4.03億ドルが計上されていた。

人件費、作戦運用予算、保守管理予算

海軍の人件費予算はほぼ10億ドル増で283億ドルと最上位項目となり、これで33万名を維持する。海兵隊は131億ドルを要求し、18万2千名体制を維持する。


海軍は作戦および保守管理費用といsて422億ドルを計上し、海兵隊 
62億ドルとした。ともに2015年度水準から増額している。■


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