この件は日本では報道がなかったのではないでしょうか。ロシアでは妄想に近いデマが流布しているようですね。ただし電子装備の防御というのは思ったより大変なようです。
VIDEO: U.S. Navy Denies Russian Fighters Chased Off Destroyer USS Ross in Black Sea
By: Sam LaGrone
June 2, 2015 10:18 AM • Updated: June 2, 2015 11:56 AM
地中海に入るUSS ロス (DDG-71) May 4, 2015. US Navy Photo
米国防総省は誘導ミサイル駆逐艦USS Ross ロス (DDG-71) をロシア戦闘機編隊がロシア支配下の黒海海域から追い出したとのロシア報道に反論している。
- 複数のロシア報道がクリミアとロシア国防省からの情報として米駆逐艦が黒海内のロシア領海に接近していた、あるいは侵入したためスホイSu-24フェンサー戦闘機編隊がスクランブル出撃したと報じた。
- 「米艦は挑発的かつ強引な行動を示し、黒海艦隊を警戒させた」と国営通信RIAノーヴォスティがクリミアにいるロシア軍関係者の発言を引用している。
- 「(フェンサー編隊出撃で)アメリカ側に我が国境および国益の侵害を認めないわが国の即応体制を示した」
- ロシアは昨年3月にクリミア半島を併合し、軍備を増強している。併合を受け米国およびNATOが各種艦艇を黒海に派遣し、監視活動を続けている。ロスは5月23日に黒海いりした。
- USNI Newsは月曜日、火曜日と続けて海軍関係者に尋ねたところ、フェンサー編隊は、5月29日、30日、6月1日にロス上空を安全に飛行したと認め、海軍が見るところ「平常且つ安全」な飛行行動だったという。
- 「から騒ぎです」と海軍報道官ティム・ホーキンス大尉はUSNI Newsに6月1日午前述べている。
- 5月31日発表の米第六艦隊声明文ではロスとフェンサー編隊には「なんら相互作用はなく」黒海で接近しただけだという。
- 「航空機が帰還しロスは任務を続けた。ロスが過激な行動をとった事実も予定以外の行動をとった事実もない。乗員は通常通りプロらしい行動をとっている」(声明文).
- 第六艦隊発表の映像を見ると、フェンサーの一機がミサイルを搭載せずに同艦の近辺を飛行している。同艦はその時点でクリミア半島から25カイリ地点を航行していたと海軍関係者がUSNI Newsに伝えてきた。.
- ロシア側は直近で発生した事件、2014年4月のフェンサーによるUSSドナルド・クック(DDG-75)上空飛行に触れている。
- 「2014年4月の事件で、Su-24は最新の米駆逐艦ドナルド・クックの電子装備を『ブラックアウト』させた」とRIAノーヴォスティはロシア筋の発言を引用している。
- 2014年のフェンサー接近飛行の直後にロシア語ブログ数点でSu-24に新型ジャマーが搭載されており、クックのSPY-1Dレーダーが使用不可能になったと説明していた。ただしドナルド・クックは最新鋭誘導ミサイル駆逐艦ではない。
- 報道が出た2014年にUSNI Newsは独自にロシアの高性能ジャマーがフェンサーに搭載されていたのかを調査した。.
- 複数の航空機及びレーダー専門家がSPY-1Dレーダーを完全に作動不能にするジャマーをロシア戦闘機が搭載する可能性は大変少ないとの見解を示していた。■
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