なるほど航空自衛隊のF-35導入で中国も軍拡の正当化ができるわけです。しかし、エンジンの国産化がどうしてもうまくいかない中国は手っ取り早く完成機をロシアから輸入することにしたわけですね。ロシアとしても外貨を稼げるし、ほかに高性能機種を買ってくれる国もないのので渡りに船ということでしょうが、技術を盗まれた過去の苦い経験があり、もし商談成立としても劣化版を輸出するか、技術のブラックボックス化を図るのでしょうが、そこは中国、やすやすと回避するはず。そうなるとロシアがこの機体を輸出するということはロシアにとって惜しくない機体、つまり早晩旧式化する機体ということなのでは。
Russia to Ink Deal to Supply China with 24 Su-35 Fighter Jets
by BRENDAN MCGARRY on JUNE 1http://defensetech.org/2015/06/19/russia-to-ink-deal-to-supply-china-with-24-su-35-fighter-jets/
PARIS — ロシアのユナイテッド・エアクラフトコーポレーションは中国にスホイSu-35多任務戦闘機20機以上を売却する契約を今年中にまとめる意向だ。
- かねてから進行中といわれる商談の現状を問われた同社社長ユーリ・スリュサールがパリ航空ショー会場でこう答えている。
- 「その質問は軍事協力を担当する政府部局にお願いします。当社としては今年中に24機の売却を想定しています」
- 中国はスホイSu-27を原型としたJ-11Bの改修型-Dを初飛行させている。ただし人民解放軍空軍は双発Su-35の取得を希望しており、報道では日本が導入するF-35共用打撃戦闘機やインドのSu-30MKOおよびT-50への対抗策として想定しているのだという。
- ユナイテッドエアクラフトが会場で配布した資料によるとSu-35は「第四++」世代戦闘機で、同社の「トップ優先事業」とのことだ。
- また同社によるとSu-35は飛行・戦闘テストで通常の第四世代戦闘機を上回る性能を証明し、米国のF-15、F-16、F/A-18はおろかF-35をも凌駕するという。「したがってF-22Aの強敵主にもなりうる」
- Su-35はエンジン、エイビオ二クスその他を第五世代戦闘機T-50PAK-FAから流用している。■
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