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★軍事航空の今年を振り返る(新型機、開発案件)

2015年の軍事航空でのハイライトをAviation Week は以下のように選びましたが、新型機の開発、初飛行と言う視点での選択のようですね。

Defense Highlights of 2015

Dec 17, 2015

Graham Warwick | Aviation Week & Space Technology

2月 エンブラエルのKC-390給油・輸送機が初飛行に成功。開発資金はブラジル空軍が負担し、7月にはブラジルの経済問題のため就航は2年遅れ2018年からとなると判明。その間フライトテストは凍結されていたが、10月に再開。、
Photo:
Embraer

2月 初飛行からおよそ30年経過し、ダッソー・ラファールが初の海外案件としてエジプトから24機を受注。さらにオプション12機がある。5月には第二弾としてカタールから24機を受注。3月にインドは当初36機をフランスから輸入する案を放棄。かわりに国産で126機調達することとしたが、契約はまだ成立していない。
Photo:
Dassault Aviation


5月、アントノフAn-178中型輸送機がウクライナで初飛行に成功。その後、パリ航空ショーで国際デビューした。プログレスD-436ターボファンを搭載した同機はAn-158リージョナルジェットを原型とする。同時に民間向け輸送機仕様An-178もあり、現在広く使用されているAn-12の後継需要を狙う。
Photo:
Paul Brou/ShowNews



5月9日、エアバスA400Mアトラスがテスト飛行中にスペイン・セビリア近郊で墜落し、乗員4名が死亡、2名が機外脱出した。離陸直後に4基あるユーロプロップTP400エンジンのうち3基の出力が止まり、一基だけが制御可能となった。原因はエンジン制御ソフトウェアのインストール中に一部データが消えていたためと判明した。
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Airbus
6月、ドイツはペイトリオット地対空ミサイルシステムの後継としてロッキード・マーティン/MBDAによる中距離拡大防空システム(Meads)の採用を決定した。ペイトリオットシステムのPAC-3ミサイルを流用するMeadsはドイツ、イタリア、米陸軍が共同開発。米陸軍は採用を見送っている。ドイツは開発完了まで資金投入を続ける。
Photo:
Lockheed Martin concept

7月31日、米海兵隊のVMFA-121飛行隊のF-35B短距離離陸垂直着陸型が初期作戦能力(IOC)を獲得した。受注からほぼ14年間が経過している。米空軍仕様のF-35Aの初期作戦能力宣言は2016年8月の予定。米海軍のF-35Cは2019年2月予定。
Photo:
Ken Kalemkarian

9月、クウェートがタイフーン戦闘機28機をイタリアとの政府間売買契約でユーロファイターから導入することで合意。これでタイフーンの輸出仕向け先は4カ国、使用国は8か国になった。クウェート向け機体にはSelex ES Cator-Eアクティブ電子スキャンアレイレーダーが初めて搭載される。
Photo:
Eurofighter Jagdflugzeug GmbH
9月、完全仕様のボーイングKC-46Aペガサス初号機が予定より遅れて初飛行した。機内配線の設計しなおしと燃料系統の除染を事前に実施している。遅延したが、ボーイングは米空軍向け第一期納入18機を2017年8月までに完了する予定。10月には日本が初の海外導入国となり、3機を調達すると表明。
Photo:
Joe Walker

10月、Saabとブラジル政府がJAS 39E/FグリペンNG戦闘機計36機の導入で契約調印。Saabは総額45億ドルと算定。グリペンは2013年にF-X2として選定されており、納入は2019年から2024年まで続く。エンブラエルが国内で機体組立に当たり、複座型JAS39Fを共同開発する。


10月、ロッキード・マーティンのベストセラー戦闘機で最新型F-16Vが初飛行した。ノースロップ・グラマンのAPG-83アクティブ電子スキャンアレイレーダーを搭載する。当初は台湾向けに開発された機体で、ロッキードは米空軍保有のF-16A/B型144機をアップグレード改修する。
Photo:
U.S. Air Force

10月、カナダ総選挙があり保守党に代わり自由党がジャスティン・トルドー党首のもと政権についた。トルドーはロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機開発への参加取りやめを公約しており、現有のボーイングF/A-18A/Bホーネット戦闘機の後継機は競争入札により決定するとしている。
Photo:
Royal Canadian Air Force

10月27日、ノースロップ・グラマンが米空軍の求める長距離打撃爆撃機(LRS-B)の契約企業に選定された。敗れたボーイング=ロッキード・マーティン側は不服を申し立てている。LRS-Bは2025年戦力化をめざし、B-52,B-1、B-2の後継機をめざす。2010年価格での開発費用は214億ドルで平均機体単価は5.11百万ドルを想定し、100機を調達する。
Photo:
AW&ST Illustration Joseph Gatial

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11月、ピアッジオがP.180アヴァンティを原型とした海洋哨戒機(MPA)をイタリア・ジェノバでロールアウトした。開発にはアブダビから資金投入を受けている。MPA仕様は主翼巾を50%拡大し、燃料搭載量も50%増加したほか、エンジン性能を引き上げているほか、Saab Albatros製のミッションシステムとしてレーダー、電子光学・赤外線センサーを搭載している。
Photo:
Piaggio Aerospace

11月、トルコは物議をかもしだしていた中国からの総額34億ドル長距離防空ミサイル防衛システムの導入を取り消し、国内調達することにした。方針転換はトルコ政府の国防産業委員会の評価結果を受けてのもの。2013年に中国製HQ-9をヨーロッパや米国製を抑え導入すると発表しNATO加盟国が驚かされた。
Photo:
Wikipedia Creative Commons/Jian Kang

12月、ヨーロッパ各国共同開発の無人戦闘航空機の実証機材ダッソー・ニューロンが完成した。探知特性8か所の測定と兵器投下フライトテストをスウェーデン・ヴィドセルで完了した。それまでに123回の飛行実験をフランス、イタリア、スウェーデンで実施している。
Photo:
Dassault Aviation/Philippe Stroppa


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