中国のハードウェアが西側装備と極めて類似することが多々ありますが、ソフトウェアの性能こそ西側がなんとしても死守すべき砦であることは明らかですね。
New China Drone: Looks Like A Reaper But…
By RICHARD WHITTLE on September 02, 2015 at 11:29 PM
WASHINGTON: 中国最新の無人機 Caihong-5 彩虹が北京軍事パレードに登場した。中国メディアは米国のMQ-9と比較している。リーパーは最大四発のヘルファイヤミサイルを搭載し、500ポンド精密誘導爆弾二発もあわせ最大の殺傷能力を有する。
- (軍事パレードの趣旨は抗日勝利70周年と中国は言うが、西側には第二次大戦終結のほうがわかりやすい。 日本の打倒への中国の貢献はわずかで、蒋介石は米国が供与した多量の資金と兵器を温存し連合国が日本を破った後で毛沢東率いる共産党の打破を狙っていたというのが事実だ。編集部注)
- 一般人が見れば2機は全く同じ機体に写るだろう。だが匿名が条件の専門家は彩虹5とリーパーの類似点は表面だけという。この専門家は極秘無人機開発に参画中で、公的に発言ができない。
- 彩虹5はレドーム付き機首と上向きV字尾翼がリーパーと似て、翼幅66フィートはアメリカ機と全く同寸である。中国メディアによれば彩虹5の最大離陸重量は6,000ポンドほどで、リーパーの1万500ポンドより相当低い、また北京版リーパーの最大ペイロードは900キログラム(1,984 lbs.) でMQ-9の外部搭載3,000 lbsおよび内部搭載 850 lbs に及びもつかない。リーパーは合計1,749キロを搭載でき、彩虹5の2倍近い。
- 彩虹5の製造元・中国航天技集団China Aerospace Science and Technology Corporationは中国メディアに対し同機はミサイル6発を搭載し30時間滞空可能と紹介している。リーパーの通常の滞空時間が18から27時間なのでこれ自体はすごい。設計主任 Ou Zhongming 應仲明?によれば同機には「壁を突き抜ける強力なレーダーがあり、対テロ作戦に投入される無人機の役割を変えてしまうかもしれない」と述べている
- そうかもしれないが、実際に見てみるまで信用できない。「たしかにそういう性能があるという話はあちらからよく聞こえるが、完成度は低い」と感想を述べる専門家もいる。どちらにせよ、リーパーの「能力と同等のセンサーはあちら側にない」
- 外部ハードウェアのコピーは一部にすぎない。プレデターやリーパーが搭載するソフトウェアがコピーできれば中国に大きな一歩となる。このソフトウェアのおかげで地上操作員は地球の反対側にいながら追跡攻撃ができるのだ。これは衛星放送受信テレビの設定のように簡単なことではない。無人機の専門家を自称する向きでも米国が運用する遠隔分割操作方式 Remote Split Operations を支えるのが光ファイバーケーブルで機体制御とデータを信号に変え米本国からヨーロッパの衛星リンクを経由してプレデターやリーパーに届いている事実を理解する人は少ない。最大1.3秒の信号伝達の遅れが発生するのはこのためだ。
- 中国がこの性能の重要性にどれだけ真剣に取り組んでいるかは不明だが、彩虹5の外観を見る限りでは「オリジナルにこだわっていないことは明白」とリーパー専門家は言う。■
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