やっとKC-46が先に進みますね。生産予定の179機には日本向け3機(これだけでいいのか疑問)は含まれておらずボーイングとしては代替を期待するKC-135の母体数を見ればもっと売りたいのでしょうね。
KC-46 Tanker Cleared for Production
WASHINGTON – KC-46Aペガサスの本生産開始が承認され、ボーイングに大きな一歩となった。ペンタゴンで調達業務を統括するフランク・ケンドール副長官が同機事業でマイルストーンCを12日金曜日に認定したためだ。
空軍はまず30日以内に定率初期生産2ロット分の契約を交付する見込みで、19機と関連予備部品の生産が開始される。交渉前価格で28億ドルとなる。
「KC-46が次の段階に進む準備が整った」とデイヴ・ゴールドファイン空軍参謀総長は広報資料を発表。「空軍はボーイングと共同で課題解決に向け努力を拡大してきた。ボーイング生産施設の現場で働く同社社員を誇らしく思う。またその他提携企業の社員にも同様で、毎日の精進で従来の概念を一変する性能が空軍に実現する。関係各位には脱帽の感がある」
マイルストーンC認定のためKC-46はF-16、C-17、A-10の各機にブーム給油を、またホーズとドローグでの給油をAV-8とF/A-18へ行う必要があった。KC-10から給油も受けている。
給油テストは遅れたのはブームによる給油を大型機向けに行うのに困難が見つかったためだ。ボーイングは燃料流量を制御する別回路を設計して、マイルストーンC認定のテストは6月から8月に先送りされて、空軍への第一期認証済み機材18機の納入も当初の2017年8が2018年1月に先送りとなった。
開発契約によりボーイングへの公金支出は49億ドル上限となり、同社は超過分税抜き19億ドルを自社負担している。
米空軍はKC-46Aを179機調達する予定で、さらに長期計画でKC-Y(KC-10後継機)及びKC-Z(KC-135後継機)事業があるが、ボーイングはKC-46の追加調達を期待している。■
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