なるほどスキージャンプ方式では機材を空中に送り出すのに時間がかかって仕方ありませんし、カタパルト方式にはかなわないと判断したようですね。ただ各艦が異なる仕様となると運用上面倒ですね。空母建造が二隻で終わるかどうかですが、後続艦が初期三隻の運用経験から決定的な仕様になるはずで、そう考えると中国の空母で文法が完成するのはもう少し先のようですね。
China's third aircraft carrier likely to be fitted with catapults
Andrew Tate, London - IHS Jane's Defence Weekly
04 August 2016
http://www.janes.com/article/62780/china-s-third-aircraft-carrier-likely-to-be-fitted-with-catapults
中国国内のフォーラムに出た写真から湖北省武漢にある空母実物大模型が改修を受けたと判明した。
- 改修の背景には国産初の空母001A型一号艦(大連で建造中)と次号艦002型とで相違点があるようだ。
- 実物大模型ではスキージャンプが取り外され、今後建造される三号艦がカタパルトを搭載するとの観測を強めている。
- 空母三番艦の建造は江南造船Jiangnanの長興島造船所Changxingdao shipyardで行うと予想されるが現在まで船体建造が始まった様子はなく、モジュラー部の製造が始まっているとの観測がある。
- 艦載戦闘機J-15の運用を支援するHuangdicun空軍基地でカタパルト施設の建設が2015年に始まったのが衛星画像で確認されている。これもカタパルト発艦、拘束フック着艦方式の運用が次期空母に採用される証拠だという。
- 同空軍基地に蒸気動力方式と電磁式のカタパルトが据え付けられている。両方式から最終案を絞り込むt、まだ結論が出ていないようだ。
- 大連で建造中の001A型空母の非公式写真を見ると一番艦遼寧と同様のスキージャンプがわかる。
- 飛行甲板までの建造は完成ずみでスキージャンプ部分の組み立ても完了しており取り付けを待つだけだ。
- 艦橋モジュールの取り付けは進水後になろう。進捗状況を見ると進水時期は2016年末よりも2017年早々の可能性が高い。■
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