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もし戦わば⑥ 日中開戦と米軍介入のシナリオ


このような事態が発生しないためにも適正な抑止力が必要であり、日米同盟をしっかり機能させなければなりません。技術面では中国等の装備を一夜にして無意味にする新装備が登場すれば一気に安全保障の地図が変わるでしょう。でもその前に北朝鮮関係がきな臭くなってきたのが気になりますが。


This is what a war between China and Japan would look like

Oct 4, 2016 3:21:09 am


日中両国の間には長く激しい対立の歴史があり、深い不信が根付いており、近年は両国は西太平洋の二大大国として一歩間違えば第三次大戦の引き金になりかねない事態に向けた対応準備をしている。
東シナ海をめぐり両国が武力衝突する危険性をDefense Oneが9月に報じているが、両国が戦闘状態に入ればどうなるのか。
Japanese soldiers with the Japan Ground Self-Defense Force move the F470 Combat Rubber Raiding Craft off the beach during a beach raid as part of training for Exercise Iron Fist 2016, at Marine Corps Base Camp Pendleton, Calif., Feb. 24, 2016. Iron Fist is a five-week-long exercise focusing on advanced marksmanship, amphibious reconnaissance, fire and maneuver assaults, staff planning, logistical support and medical knowledge sharing, fire support operations, including mortars, artillery and close air support, and amphibious landing operations. (U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Ryan Kierkegaard, 1st Marine Division Combat Camera/Released)
陸上自衛隊隊員がF470戦闘強襲用ゴム製舟艇を動かす。アイアンフィスト2016演習の一貫としてカリフォーニア州の海兵隊キャンプペンドルトンで。Feb. 24, 2016. (Photo: U.S. Marine Corps Lance Cpl. Ryan Kierkegaard)
中国の軍事力は日本を規模、実力ともに上回っている。常備軍2.3百万名と予備役2.3百万名が控え、航空機3千機、戦車装甲車両14千両、艦船714隻を保有する。
その中で中国軍のプレゼンスは日中が衝突しそうな箇所全てで増強されている。南シナ海含む太平洋は日本経済の要だ。島国の日本は中国が通商路を遮断すれば即座に食料他資源が枯渇する。
chinese tanker soldier
人民解放軍の戦車兵。瀋陽の戦車訓練施設にて。Mar. 24, 2007. (Photo: U.S. Department of Defense Staff Sgt. D. Myles Cullen)
だが日本は傍観しているわけではない。祖国防衛のため300千名が迅速に集結するだろう。また戦車装甲車両3.5千両、航空機1,590機、艦船131隻が支援する。中国の数字には及ばないとはいえ、本国防衛では相当の戦力であることに変わりはない。
中国が本気で日本を封鎖しようとした場合に日本に不幸なのは海上交通路を維持する軍事力がないことだ。だが日本には切り札があるから比較的小規模の軍事力の維持で十分なのだ。米国との相互防衛協定である。
日本軍の背後にはアメリカがおり戦闘が長期化すれば米国が参戦する。米軍事力は世界最高水準であり遠征戦に向け訓練を積み重ねている。
南シナ海で戦闘が発生すればこの遠征能力が鍵となる。米海兵隊と海軍は海兵遠征部隊を重要地点に送り込むだろう。遠征部隊は海兵隊員数千名規模で猛烈な戦闘力を発揮するだろう。さらに兵站活動と装甲車両や航空戦力が支援に回る。
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第22海兵遠征部隊が海岸強襲作戦を演習中。Feb. 2014. (Photo: U.S. Marine Corps Sgt. Austin Hazard)

米海軍は空母打撃群一個を派遣し、追加航空支援で海兵隊を助ける。さらに電子戦装備、監視偵察能力含む攻撃力は相当なものだ。
一方で米陸軍は4千名の旅団規模戦闘チームをアラスカから戦略拠点に空輸し、海兵隊の増派部隊とするか中国軍の侵攻の前に拠点確保させるだろう。
空挺部隊は空軍と共同で敵占領下の航空基地を奪取し、防衛隊を掃討し施設を米軍作戦に活用する道を開くだろう。

soldiers marching in Alaska
第25師団第四旅団戦闘チームの落下傘隊員がアラスカでの演習を終え集合地点に向かう。Aug. 2016. (Photo: U.S. Air Force Justin Connaher)

米陸軍はアラスカ駐留部隊の第25師団第四旅団戦闘チームを縮小する方針だったが、北極地方および日本、韓国への脅威が高まっていることもありそのまま保持することに方針転換した。背後に中国の脅威があるのは明白だ。
だが中国は守りを固めており米軍の介入は高い代償を求められるだろう。まず、南シナ海の人工島を軍事化しており、島しょ間の支援網を整備している。中国が防御を貫徹すれば攻撃側は相当の被害を覚悟しなければならないだろう。
それでも日米両国は勝利を収めそうだ。少なくとも今後数年間の間は。た出し中国が軍事支出を引き続き増強し、産業スパイ活動も続けた場合、中国が米軍の実力にどんどん近づいてくる。そこでRAND研究所は2025年に米中開戦となった場合には両陣営とも完全な勝利は得られず、相当の被害を被ると予測しているのだ。
戦争にはなるはずがないとの楽観意見がある。ピュー研究所の世論調査では日中両国が深い相互不信があるのがわかるが、両国の貿易関係は大規模だ。加えて両国の軍事力は相当なのでり武力衝突は相当の流血の事態となり得るものより失う物が大きく上回るはずだ。■
筆者は元米陸軍落下傘部隊員で第82空挺師団の第四旅団戦闘チームに所属していた。


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