岩国基地が攻撃を受けて供用不能となる事態を想定して海兵隊は実戦シナリオの訓練を行ったのですね。同様に航空自衛隊も同様の訓練をしているのでしょうか。有事には「想定外」は許されないと思うのですが民間空港での訓練はできないのでしょうか。
US Marines continue F-35B workup in Japan 米海兵隊がF-35Bの実戦運用テストを日本で実施中
- 米海兵隊は岩国航空基地の第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA)が4月6日、11日でホット装備再充填、給油機からの燃料地上補給(ADGR)の両訓練をF-35Bで行ったと発表している。
- ホット再装填とはエンジンを掛けたまま機体に兵装を再装備することで、 その間パイロットはコックピットで待機する。ADGRではKC-130J給油機からF-35Bに給油するがすべて地上で行う。
- 海兵隊では両訓練は現実の前方配備の想定とし、ADGRでは毎分あたりの補給量が確認でき野戦運用の際の標準がわかったという。
- ADGRが実施できて飛行隊の作戦能力が向上したと海兵隊は見ている。これは既存航空基地が使えなくなった場合にC-130に燃料を運ばせて設備の整っていない臨時運用地点での燃料補給を想定している。
- 海兵隊公表のビデオではホット最重点で重量1,000ポンドのGBU-32衛星誘導共用直接攻撃弾JDAMをF-35Bの機内兵装庫に格納している様子がわかる。同機はこの爆弾を最大二基搭載する。
- GBU-32はF-35B機内にこの2日前に初めて格納されている。同様のホット最重点を海兵隊第一航空兵装戦術飛行隊MAWTS-1が海兵隊ユマ航空基地で行っていた。これは年2回開催される兵装戦術教官コース2-17の一環だった。
- エンジンを回したままのF-35Bに兵装を再装填するホット再装填は機体の摩耗、損傷を防ぐ効果がある。戦時想定ではホット再装填で時間節約しながら機体を勇往利用できる効果が期待できるとMAWTS-1の兵装係上級曹長ジェイソン・ダニエルが解説する。
- 一方、VMFA-121の機体保全係士官で自身もF-35Bパイロットのアダム・パーリン少佐は岩国でホット再装填を行い、今回の訓練で兵装の取扱に自信が増したと述べる。今日実施したのはささやかな一歩ですが、大きな前進につながります。岩国での訓練は初めてでしたが、海兵隊全体でも同様です」
- 今後16機に増強あれ、今夏に追加機材が加わると戦力は完全となる。飛行隊は秋に第31海兵遠征部隊としてワスプ揚陸即応集団で海上運用される。
- 揚陸強襲艦ワスプが第7艦隊前方配備部隊に編入されるべくノーフォークから佐世保に今年後半にやってくる。同艦は現行の前方配備揚陸強襲艦ボンノム・リチャードと交代する
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