日本列島でも4月11日にロシア機編隊が接近し、朝鮮半島情勢が緊張する中で自衛隊や在日米軍の動静を探っていたようです。
Air Force fighters scramble from Anchorage to intercept Russian bombers米空軍戦闘機がアンカレジからスクランブルしロシア爆撃機編隊を迎撃
Author: Chris Klint
4月17日月曜日夜、アンカレッジ配備の戦闘機二機編隊がロシア爆撃機二機を迎撃した。アラスカ近くへのロシア機接近は二年ぶりとなった。
アラスカ軍司令部とアラスカ地区NORADで司令官を兼任するケネス・ウィルバック中将はTu-95ベア爆撃機編隊が最も接近したのは前日午後6時からの二時間だったと翌18日述べた。
「探知方法の詳細はお話できませんが、探知に成功しています。アリューシャン列島からおよそ100マイル南下するのを追尾していました」
待機中のF-22ラプター二機がエルメンドーフ・リチャードソン共用基地から離陸し、E-3セントリーAWACSが支援した。アラスカ州軍飛行隊のKC-135給油機もアイルソン空軍基地から離陸した。
F-22編隊はコディアックから約100マイル南西地点でベア編隊を捕捉した。爆撃機は機体外部に兵装をしておらず、双方のパイロットは音声接触はしなかった。
「交信規程がありますが、通常は危険な状況にならない限り話しかけません。手振りでお互いに挨拶しましたが、それ以外の意思疎通はありませんでした」
F-22 Raptors fly the airspace over Joint Base Elmendorf-Richardson in 2011. (Bill Roth / ADN archive 2011)
米ロ軍用機はそれぞれ「国際空域を国際法にしたがって」飛行したとウィルバック中将は述べた。F-22はベア編隊がロシア方面に方向転換するまで一緒に飛び、その後ロシア機は米レーダー探知の範囲外に出た。
ウィルバック中将によれば月曜日の事件は恒例のノーザンエッジ演習の価値を再確認させてくれたという。アラスカ湾で夏に実施される同演習は今回のベア編隊同様の侵入機迎撃も内容の一部だという。
ロシアは度々爆撃機をアラスカ近辺に飛行させており、ソ連崩壊後もアラスカから空軍機が対応してきた。ここに来て飛行回数が増えてきており、NORAD司令官は2015年に上院で冷戦終結後の状況とは全く違う様相を示していると述べていた。
ウィルバック中将によればアラスカで前回見られた同様のロシア機の飛来は2015年7月4日のことでやはりベア爆撃機編隊がアラスカからカリフォーニアにかけて接近してきたという。月曜日の接近飛行はロシアでは報道がなく、爆撃機が飛来した理由は不明だという。
「動機については皆さん同様に小官も知りたいが応えられるのはロシアだけだ」■
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