今回の事件は原子力発電所の事故かもしれません。あるいは原子力潜水艦の事故かも、間もなく真相はあきらかになるでしょう。
U.S. Air Force deploys WC-135 nuclear sniffer aircraft to UK as spike of radioactive Iodine levels is detected in Europe
Feb 19 2017 -
- 米空軍WC-135がノルウェーで放射能レベル急上昇を調査中。一部にはロシアが核実験をしたと見る向きがある。
- 2017年2月17日、米空軍WC-135コンスタントフェニクス核「嗅覚検知機」がコールサイン「コブラ55」で英国ミルデンホールRAF基地に展開している。
- WC-135は現在二機あり、第45偵察飛行隊がオファット空軍基地から運用している。
- WC-135は「嗅覚検知機」あるいは「お天気鳥」と呼ばれ、乗員は33名まで搭乗するが、放射線被曝を考慮し通常は最小限の乗員で運行する。
- 大気標本を機体側面から採取し、フィルターにかけ放射性物質を集める。乗員はリアルタイムで放射性残留物を分析し、核物質の有無を判定し、弾頭の種類まで判別できる。今回の調査で同機の役割は大きい。
- 核実験以外にWC-135はチェルノブイリ原子力発電所災害、福島原子力発電所災害で放射能調査を行っている。
- また北朝鮮の核実験に備えて配備されたり、英国領空を通過した際にはシリア上空で化学物質の検知に用いられたとの観測を呼んだ。
- 同機がヨーロッパ上空を飛行するのは通常のことだが、ヨーロッパに移動してくるのは尋常ではない。今のところ米軍から核探知機を移動させた公式説明はないが、複数筋を総合すると同機の任務は1月はじめから北部ヨーロッパでみつかったヨウ素レベル急増への対応と考えられる。
- ヨウ素131は自然界に存在しない放射性核種でヨーロッパで大気中に微量が探知されている。速報では2017年1月2日に初めて探知されたのがノルウェー北部だった。その後フィンランド、ポーランド、チェコ、ドイツ、フランス、スペインでも1月に探知された。
- ただし、ヨウ素131漏出の理由は不明だ。原子力発電所周囲では同物質は医療用に広く使われている他、過去の災害の結果大気中で探知されることがある。
- 一部が推測するようにロシアの核実験による副次効果かもしれない。核実験は衛星や地震計で監視されており、行われたとは考えにくいが事実なら核実験禁止協定の違反だ。
- WC-135はヨウ素131の出所を突き止める調査の一部なのだろう。■
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