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★中国は米航行の自由作戦をこんな風に見ている 人民解放軍新聞の論調




うーん、宇宙の反対側から見た論旨のようですね。これでは話し合いになりません。本当にこのように世界を見て意見をまとめているとしたら、今後がすごく心配です。(本ブログは中国政府の意見を代弁するつもりはありません。あくまでも議論のために両者の意見を比較するべきだと考えます。)

PLA Daily: U.S. warships abusing FON operations in South China Sea

Source: XinhuaEditor: Zhang Tao
2016-05-12 16:230

BEIJING, May 12 (Xinhua) -- 米国が軍艦を中国領の島しょ付近へ派遣したことを人民解放軍日報が強く非難し、いわゆる航行の自由(FON)作戦とは国際法の根本精神を無視するものと表現している。
  1. 国連海洋法(UNCLOS)ではFONの原則を掲げてると当時にそれぞれの国家の主権と航行の自由は整合性をとるべきものともしており、他国が海域に侵入する、あるいは海上航路を設定する際には事前許可を求める国があることを紹介している。
  2. にもかかわらず米国がこのような整合性を無視するのは自国の優位性維持に不利だと考えているるためと同紙は解説している。「米国は今日に至るまでUNCLOSを批准しておらず、同国の艦船の運用に制約となるいかなる条件も受け入れようとしていない」(同紙)
  3. 新聞記事ではいかなる国の領海内も軍艦が無害通航する自由はUNCLOSでも保障していないと特記して米国は軍事活動を任意に実施する自由を主張していると非難。
  4. 米国は自国軍は世界平和の維持という善意の存在だと主張し、FON問題を常に持ち出すが、FONは南シナ海では論点にならないと同紙は主張。
  5. それどころかFON作戦は地域の安定に悪影響を及ぼす状況を生んでいると同紙は述べている。「実のところFONとは米国が地域内問題に介入するための手段にすぎず、地域内を取りまとめて自国の海洋優越性を維持するために使っているのだ」
  6. 米国が追い求めるFONは国際社会の方向と違っている。なぜならFON作戦は米国の国益だけに資するものなので、作戦実施により誤解が生まれてしまうからだとしている。
  7. この記事はUSSウィリアム・P・ローレンスが火曜日に不法な哨戒活動を南シナ海の南沙諸島永暑礁付近で実施したことへ中国外務省が「断固たる異議」を表明した後で掲載された。■

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