ホルムズ海峡・拿捕事件>商船解放、米海軍護衛体制は解除

本件はこれで一件落着でしょうか。イラン革命防衛隊=宗教指導層にとってはイランの実力を西側に示したという威信高揚の意味があったのではないでしょうか。原油価格がやや高くなったのはこの事件の影響と見ていますが、このあとで下落すればホルムズ海峡にどれだけ世界がピリピリしているかがわかりますね。

Iran Releases Maersk Tigris

By: Sam LaGrone
May 7, 2015 10:34 AM

An undated image of M/V Maersk Tigris
An undated image of M/V Maersk Tigris

イラン政府は貨物船M/Vマースク・ティグリスを解放した。同船はイラン革命防衛隊海軍(IRGCN)がホルムズ海峡で4月28日に拿捕していた。イラン政府とマースク海運が5月7日に発表。

  1. 同船は現在バンダルアバスから移動中と国防総省関係者がUSNI Newsに述べた。
  2. イランがマーシャル船籍の同船を拿捕したのはマースク社とイラン民間企業間で10百万ドル超の貨物紛失をめぐる十年近くにわたる係争事件が理由と説明。.
  3. イラン港湾海運機構とマースク海運は合意に達し、同船を解放することになったとイラン国営IRNA通信が報道した。
  4. マースクからは「今回の解放はイラン当局との対話と問題の貨物をめぐる事情説明書を提示した結果」との声明が発表された。「今後も対話継続し貨物問題の完全解決を目指す」
  5. I拿捕した時点でイランと米国間には核問題をめぐり微妙な状況が存在した。
  6. マースク・ティグリス拿捕発生後、またIRGCNが別の米国船籍MVマースク・ケンジントンの妨害の試みに失敗しており、米海軍は米国および英国船籍の船舶をホルムズ海峡通過で護衛していた。米海軍は護衛を今週初めに取りやめた。
  7. 拿捕には政治的理由がないとイランはいうが、IRGCNによる捕獲では周囲を取り囲んだのが国際航路上であり、船首に向け発砲しており異様な行為だ。
  8. 「債権者が請求権を行使して船舶を差し押さえることはよくある。船舶が停泊中に発生する例があり、船主側が警備員を配備して航行できるようにすることが多い。」と海事法弁護士ブルース・ポールセンがUSNI Newsに解説している。
  9. 「警備員を置かない場合は乗組員を帰還させ貨物を降ろし、船舶は港湾に引き止め、訴訟あるいは競売にかける。船舶差し押さえ事例はたくさん扱っているが、今回のような拿捕の例はいままでなかった」.
  10. IRGCNは正規外軍部隊とは別の組織であるが、イラン中央組織と近く、イスラム信仰の防護を任務としている。 ■

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