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中国>ジブチに基地設置をめざす>立派な覇権国ではないのか


日中国交回復の際には反覇権主義を唱え、武力に訴えて国力を拡張することは是としないとあれだけ主張していた中国の変わり様はどう説明できるのでしょうか。レトリックに強い中国ですからいくらでも西側には理解のできない説明を繰り出すのでしょうが、恒久的な基地が日米も施設を有するジブチ国内に完成したらややこしい話になりますね。

China Seeks Djibouti Access; Who’s A Hegemon Now?

By COLIN CLARKon May 12, 2015 at 4:43 PM
WASHINGTON: 中国がフランス旧植民地ジブチで港湾特別使用権や基地設置を強く求めていると判明した。ジブチは特殊作戦基地として米軍、フランス軍の重要拠点。
  1. 同盟国高官が事実を確認した。高官は氏名・国名を伏せる条件で情報提供したのがこの問題の微妙さを示す。
  2. ジブチ大統領イスマイル・オマル・ゲレ Ismail Omar Guelleh はAFP通信に中国との協議が進行中と明かし、対象は記事では「新規軍事基地」としている。
  3. 「フランスのプレゼンスは以前からあり、米軍は地理条件からジブチをテロ対策に最適と判断した」と大統領はAFPに話している。「日本も海賊対策で利用を求め、中国も自国の権益を守りたいという。皆大歓迎だ」
  4. 中国はジブチと協定を昨年結び、PLAN艦船の寄港が可能となった。米国は妨害しようとしたが失敗。米国も昨年の協定でキャンプ・レモニエを20年間租借をしており、テロ対策部隊の基地にしている。フランス外人部隊は大幅縮小ずみ。
  5. 現在の中国労働者や投資活動除き中国が最後にアフリカを訪れたのは15世紀初頭だ。ケニア海岸地帯から中国貨幣や陶器が見つかる。マリンディのDNAテストでは中国と現地人の婚姻によるつながりが確認された。鄭和Zheng Heは1418年にマリンディに到達している。
  6. ヘリテージ財団で中国軍事関係に詳しいディーン・チェンDean Chengによれば中国はジブチとの関係強化に鄭和を引用している。チェンによれば中国の軍事専門家が異口同音に鄭和の死去後海洋航行能力を衰退させたのは戦略的に大きな間違いと認めている。
  7. しかし今回のジブチで協議の対象は軍事基地あるいは港湾設備で、軍民の中国艦船への食料、燃料補給を想定。もし中国が軍事基地を設置すれば当然周辺の防御を固め高性能通信設備その他一式を備えた初の海外基地になる。
  8. 中国へ監視の目を光らすランディ・フォーブス下院議員(軍事委員会シーパワー小委員会委員長)は中国が世界規模で展開しようとしていると警鐘を鳴らした。
  9. 「中国がジブチに恒久的基地設置を決めたのは兵力放射で自国海域をはるかに超えた地点に前方プレゼンスを伸ばす欲求のあらわれだ。西太平洋からインド洋、さらに今回アデン湾まで広がると中国の軍事力が世界規模で展開する可能性がある」「従来の影響圏を超えた地点に恒久的基地を持つ決定をしたことで中国が自国をグローバル大国とみなしていることに米国は気づくべきで、自国の影響力が世界各地で減退しているのに不安を感じない米国人が多い」
  10. これまでも中国からはコロンボ(スリランカ)やグワーダル(パキスタン)のような地点で港湾施設を確保するのは該当国との経済関係を強化し「真珠の首飾り」を形成すると主張してきた。この構想は習近平主席がインドネシア国会で演説した際に登場し「海のシルクロード」を作ると公言した。
  11. ジブチの「基地」がどんな形態で運用するのは誰かで中国の意図は判断できる。またアフリカ以外に世界規模での展開の意図もあきらかになろう。「実現した場合、中国がどんな表現をするかは興味深い」(チェン)
  12. 中国はいわゆる覇権主義に反対し、米国や英国の軍事基地は世界規模の兵力投射で新植民地主義だと非難してきた。反対に中国は抑圧を受けるものを援助し、貿易、経済、外交で関係改善を希求する存在と自ら演じてきた。
  13. 中国は自らを人類文明の中心地で、野蛮人に囲まれていると認識してきた。近隣諸国の域を超えた他国との関係の心配は断続的に発生したに過ぎない。
  14. そこで海外に基地をおいた場合、この中国の伝統が終わるのか、あるいは前例があるのかチェンに尋ねてみた。チェンは海外基地の運用は「覇権国と同様に」なるだろうという。
  15. チェンは中国が第16次までペルシア湾に海軍を派遣したと指摘。初回は補給寄港が認められなかった。そのため中国は派遣方法を変更し、海上補給方法を学び、現在は必要ある場合のみ海外寄港で燃料食料を補給しているという。
  16. ただし拡大をめざす中国の努力全てが実を結んでいるわけではない。昨年10月に中国潜水艦1隻と補給艦1隻がコロンボでドック入りしたのはスリランカ国政選挙前で習近平主席が訪問した。選挙後の新政権は中国関連の協定全般を見直し汚職多数を発見し「中国投資を突き返した」上、中国潜水艦の次回ドック入りは認めない決定をした。
  17. チェンはさらに「インドはジブチ基地設置で不快になるだろう。同国からインドは横腹をさらすことになるからだ」と述べた。またモルディブでも中国が軍事アクセス権を求めているとチェンは指摘する。■

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