Could Textron's Scorpion Light Attack Jet Take Over the OA-X Competition? テキストロンのスコーピオン軽ジェット攻撃機はOA-X選考に残れるか
July 20, 2017
- テキストロンは同社が自主開発したスコーピオン軽攻撃ジェット機を米空軍が今夏主催するOA-X実証に出場する準備を進めている。
- 同社からはビーチクラフトAT-6ターボプロップ軽攻撃機も加わり、OA-X実証が正式な調達事業になり、300機程度の採用を2022年めどでテキストロンとしては期待したいところだ。
- OA-X実証の結果でスコーピオン採用となればテキストロンにも意味が出てくるし、海外でも採用国が出てくるかもしれない。反対の場合、スコーピオンはお払い箱行きになりそうだ。
- 同機の生産型仕様を見たいとする向きも海外にあるが、OA-X結果を待つ向きもある。
- 「空軍の実証結果を待とうとする動きもあり、他方で当社と詳細を協議中の向きもあり実際の運用想定と予算検討をしている向きもあります」とテキストロンCEOスコット・ドネリーが投資家向け業績報告会で7月19日に述べている。
- 「今回の実証に本腰を入れているのは米空軍の評価のみならず海外顧客数か国も結果を注視していると思います」
- OA-X実証は8月の予定でスコーピオン量産仕様機が投入される。空軍からは評価は厳格に行う旨の連絡があったという。
- 「空軍の実証では各機に各種のミッションシナリオで性能、実用性を試し、8月から始め9月かまでかかるかもしれない」とドネリーは見る。
- 「単純な合否の判定はなく、どの機種に能力があるのか確かめるでしょう。当社のスコーピオンやAT-6はきわめて高性能でA-29と比べても違いが明瞭に出てくるでしょう」
- OA-Xは実験の様相もあるが上院軍事員会が12億ドルで2018年度に有望機種の導入を認めるのも追い風だ。ドネリーも今後の調達活動の展開に期待している。
- 「空軍上層部はこのような機体が必要だと明確に述べています。ただし実際に飛行し機能を発揮できるのを納得できないと動けないのでしょう」
- OA-Xには海外も関心を示しており、サウジアラビアは導入国になりうる。
- 「ええ、OA-Xでサウジも関心を寄せており、当社も交渉中ですが、まだ初期段階です」
- 「いろいろ期待もありますが、今は機体性能、運用能力に集中してスコーピオンが期待に十分応えられることを実証するのに集中したいですね。今は案件形成期ですね」
- テキストロンは空軍によるOA-X実証の進め方に満足しているようだ。
- 「空軍の実証の進め方は実務的で機体性能の確認事項を理解しており、次の段階に進む意図が明確です、どうなるかわかりませんが」とドネリーは語ってくれた。■
Dave Majumdar is the defense editor for The National Interest. You can follow him on Twitter: @Davemajumdar.
Image: Creative Commons.
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