スキップしてメイン コンテンツに移動

日独防衛技術移転協定に期待する

これは将来が楽しみですね。日本技術でドイツ側が関心を酔えるのはなんでしょうか。海軍関係ですかね。中国がまた神経を尖らせる材料になりました。機密保護関連の付則はやはり中国を意識しつつ、両国家系者にも注意喚起しているのでしょうね。

Japan, Germany sign deal to partner amid tensions with China 中国との緊張高まる中で日独が提携協定に調印


写真) フィリピンに寄港した海上自衛隊の駆逐艦戦隊と潜水艦。2016年4月3日。南シナ海で強まる中国の自分勝手な主張に世界が憂慮を深めている。(TED ALJIBE/AFP/Getty Images)
COLOGNE, Germany — 日独両政府が防衛協力協定に調印し、両国間の防衛技術移転が新段階に入る。
  1. 交渉は2015年初めから始まり、7月17日調印にこぎつけたとドイツ国防省報道官が認めた。八木毅駐ドイツ大使とカトリン・ズーダー国防次官が調印した。本件は日本メディアが先に報道しドイツ側は公表を避けようとしていた。
  2. ドイツ国防省報道官は協定は特定装備を念頭にしていないというが、朝日新聞は日本側防衛関係者の言として日本はドイツ製装甲兵員輸送車や洗車技術に関心を寄せている。
  3. 日中間で東シナ海・南シナ海をめぐり緊張が高まっている。日本は攻撃力の強化を求め世界規模で協力関係を広げようとしており、米国以外に特にヨーロッパ諸国との関係を模索している。
  4. ドイツ技術の日本導入は比較的容易といえる。なぜなら輸出規制手続き上で日本はNATOパートナー国扱いだからだとドイツ国防省報道官は述べた。
  5. 協定本文は英語で防衛省が公表しているが、共同委員会を設置し、将来の協力事業を選定するとしている。委員会は両国の経済、外交、防衛関連省庁関係者で構成し、それぞれの大使館が調整役に回る。
  6. 秘匿扱いの付随合意書で二国間の技術情報の漏えい防止策を定めていることがわかった。西側から防衛関連情報を中国が巧みに盗み取っているのが知られている。これに対し中国政府は諜報活動の報道を繰り返し否定している。■

コメント

  1. これ逆にドイツ経由でPRCに情報漏洩しませんかね。
    PRCの不足する先端軍事技術を支えてるのは今やロシアではなくドイツです。
    特に日本にとって最も忌むべきPLAN潜水艦の能力向上にドイツの技術は欠かせません。
    他方でPLANの潜水艦の能力向上はロシアにとっても死活問題であり、日露経済連携協定や平和条約交渉を後押しする効果があるかもしれませんが、ドイツは日本と相互に与え合うのではなく、逆に足を引っ張るべきではないかというのは、私が猜疑心にとらわれすぎなのでしょうか。

    返信削除

コメントを投稿

コメントをどうぞ。

このブログの人気の投稿

フィリピンのFA-50がF-22を「撃墜」した最近の米比演習での真実はこうだ......

  Wikimedia Commons フィリピン空軍のかわいい軽戦闘機FA-50が米空軍の獰猛なF-22を演習で仕留めたとの報道が出ていますが、真相は....The Nationa lnterest記事からのご紹介です。 フ ィリピン空軍(PAF)は、7月に行われた空戦演習で、FA-50軽攻撃機の1機が、アメリカの制空権チャンピオンF-22ラプターを想定外のキルに成功したと発表した。この発表は、FA-50のガンカメラが捉えた画像とともに発表されたもので、パイロットが赤外線誘導(ヒートシーキング)ミサイルでステルス機をロックオンした際、フィリピンの戦闘機の照準にラプターが映っていた。  「この事件は、軍事史に重大な展開をもたらした。フィリピンの主力戦闘機は、ルソン島上空でコープ・サンダー演習の一環として行われた模擬空戦で、第5世代戦闘機に勝利した」とPAFの声明には書かれている。  しかし、この快挙は確かにフィリピン空軍にとって祝福に値するが、画像をよく見ると、3800万ドルの練習機から攻撃機になった航空機が、なぜ3億5000万ドル以上のラプターに勝つことができたのか、多くの価値あるヒントが得られる。  そして、ここでネタバレがある: この種の演習ではよくあることだが、F-22は片翼を後ろ手に縛って飛んでいるように見える。  フィリピンとアメリカの戦闘機の模擬交戦は、7月2日から21日にかけてフィリピンで行われた一連の二国間戦闘機訓練と専門家交流であるコープ・サンダー23-2で行われた。米空軍は、F-16とF-22を中心とする15機の航空機と500人以上の航空兵を派遣し、地上攻撃型のFA-50、A-29、AS-211を運用する同数のフィリピン空軍要員とともに訓練に参加した。  しかし、約3週間にわたって何十機もの航空機が何十回もの出撃をしたにもかかわらず、この訓練で世界の注目を集めたのは、空軍のパイロットが無線で「フォックス2!右旋回でラプターを1機撃墜!」と伝え得てきたときだった。 戦闘訓練はフェアな戦いではない コープサンダー23-2のような戦闘演習は、それを報道するメディアによってしばしば誤解される(誤解は報道機関の偏った姿勢に起因することもある)。たとえば、航空機同士の交戦は、あたかも2機のジェット機が単に空中で無差別級ケージマッチを行ったかのように、脈絡な

主張:台湾の軍事力、防衛体制、情報収集能力にはこれだけの欠陥がある。近代化が遅れている台湾軍が共同運営能力を獲得するまで危険な状態が続く。

iStock illustration 台 湾の防衛力強化は、米国にとり急務だ。台湾軍の訓練教官として台湾に配備した人員を、現状の 30 人から 4 倍の 100 人から 200 人にする計画が伝えられている。 議会は 12 月に 2023 年国防権限法を可決し、台湾の兵器調達のために、 5 年間で 100 億ドルの融資と助成を予算化した。 さらに、下院中国特別委員会の委員長であるマイク・ギャラガー議員(ウィスコンシン州選出)は最近、中国の侵略を抑止するため「台湾を徹底的に武装させる」と宣言している。マクマスター前国家安全保障顧問は、台湾への武器供与の加速を推進している。ワシントンでは、台湾の自衛を支援することが急務であることが明らかである。 台湾軍の近代化は大幅に遅れている こうした約束にもかかわらず、台湾は近代的な戦闘力への転換を図るため必要な軍事改革に難色を示したままである。外部からの支援が効果的であるためには、プロ意識、敗北主義、中国のナショナリズムという 3 つの無形でどこにでもある問題に取り組まなければならない。 サミュエル・ P ・ハンチントンは著書『兵士と国家』で、軍のプロフェッショナリズムの定義として、専門性、責任、企業性という 3 つを挙げている。責任感は、 " 暴力の管理はするが、暴力行為そのものはしない " という「特異な技能」と関連する。 台湾の軍事的プロフェッショナリズムを専門知識と技能で低評価になる。例えば、国防部は武器調達の前にシステム分析と運用要件を要求しているが、そのプロセスは決定後の場当たり的なチェックマークにすぎない。その結果、参謀本部は実務の本質を理解し、技術を習得することができない。 国防部には、政策と訓練カリキュラムの更新が切実に必要だ。蔡英文総統の国防大臣数名が、時代遅れの銃剣突撃訓練の復活を提唱した。この技術は 200 年前のフランスで生まれたもので、スタンドオフ精密弾の時代には、効果はごくわずかでしかないだろう。一方、台湾が新たに入手した武器の多くは武器庫や倉庫に保管されたままで、兵士の訓練用具がほとんどない。 かろうじて徴兵期間を 4 カ月から 1 年に延長することは、適切と思われるが、同省は、兵士に直立歩行訓練を義務付けるというわけのわからない計画を立てている。直立歩行は 18 世紀にプロ