中国が初めて手に入れた海外基地をどう活用するのか、各国が注視するでしょう。説明と実態にかい離があれば大変です。また今後も別の場所に中国が狙う海外基地の運用にも参考となるはずです。この話題は重要なので後日別途記事を掲載します。
China sends first troop contingent to Djibouti base
中国が海外軍事基地ジブチへ初の戦闘部隊を派遣
12 July 2017
写真:7月11日PLAN揚陸強襲艦がジブチの中国軍支援基地に向け広東省湛江を出港した。(新華社)
- 中国人民解放軍海軍(PLAN)がジブチに向け初の部隊を派遣している。ジブチでは中国初の海外軍事支援拠点がまもなく正式に発足し、派遣はそれに先立つもの。
- 071型揚陸艦井岡山Jinggangshanおよび半潜水型支援艦東海島Donghaidaoが南海艦隊基地のあるをPLAN陸戦隊員を乗せ7月11日出港した。出港式はPLAN司令官沈 金龍Shen Jinlongおよび海軍政治委員苗華Miao Hua大将が見送った。
- 陸戦隊派遣はPLAN施設がまもなく稼働開始することを意味している。隊員は基地保安あるいは海賊対策の予備兵力の想定だろう。
- 出港式典中の井岡山の飛行甲板上に陸戦隊員80名ほどが確認できほかにも隊員がいるのかは不明。071型は兵員650名の収容が可能と見られ、そのほか車両装備も搭載できる。
- ジブチ施設は中国の軍事・人道支援活動を支援する目的があると2015年11月に中国外務省が声明を出していた。
- 「該当施設の建設により中国の海軍陸軍は国連平和維持活動に一層参加しやすくなり、海賊対策の海上護衛ミッションをソマリア沖およびアデン湾で展開し人道支援を提供する」と外務省報道官は述べていた。
- 施設の場所はドラレ多用途港湾施設(MPP)の付近であり、同MPPの建設は中国国家建設技術企業(CSCEC)が今年5月に完工した。同MPPは石油貯蔵ターミナル施設にも近い。■
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