今回のミサイルは高度3,500キロまで上昇し飛翔時間は45分と最長とのことですので北朝鮮のミサイル技術は着実に進歩しています。ミサイルが脆弱なのは打ち上げ直後の上昇加速段階なので日本含む前方配備部隊にはこの段階を狙うミッションが期待されるかもしれません。
Here are the US targets North Korea most likely wants to nuke 北朝鮮がねらう米本土標的地点はここだ
- 北朝鮮が飛翔距離が最長のミサイルを金曜日午前(米時間)に打ち上げ、このミサイルはフロリダ除く全米に到達可能と見る専門家も現れ、米国は金正恩の核攻撃の射程に入った。
- 幸いにも北朝鮮のミサイルは未完成であり米本土のすべての地点を狙う性能はない。さらに限定攻撃とはいえ北朝鮮には準備期間が必要だ。ミサイルの推進系技術は熟成しているとはいえずテストが必要だし誘導装置もある。米ミサイル防衛網をかいくぐるためには多数のミサイルが必要だ。
- だが北朝鮮のプロパガンダ写真(2013年)を見ると金正恩が発射前に書類を精査しており、米本土の核攻撃目標がわかる。さらに金正恩たちの背後の地図の矢印は軍事的に重要な個所を示している。
- 北朝鮮から一番近い標的がハワイで太平洋軍が拠点を構えている。サンディエゴはPACOMの拠点港で北朝鮮攻撃に投入される米海軍艦艇多数がある。
- バークスデール空軍基地(ルイジアナ)は米空軍グローバル打撃軍司令部があり、米ICBMの反撃を指令する拠点だ。
- ワシントンDCは米軍最高司令官たる大統領がおり、核攻撃の承認を与える。
- 北朝鮮が選んだ標的は米国の核攻撃指揮命令系統を理解していることを示すが、あくまでもプロパガンダの一部なので割り引いて考えるべきだろう
- 北朝鮮は現政権存続のために核兵器を開発しているというのが多数の専門家の一致した見解だ。金正恩が米本土に向けてミサイルを発射すれば米監視衛星が即座に探知し着弾前に大統領は反撃命令を出すはずだ。
- 金正恩は核の引き金を引けばただちに報復攻撃をあびることを知らないはずはない。■
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