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イラン無人機の米空母上空飛行の事実を米海軍が認める


どうやらイランがUAVをトルーマン上空に飛行させたのは事実として、もう一つイランが主張する小型潜水艦の空母捕捉はどうなのでしょう。カディール級は120トンとペルシア湾内での作戦に特化した構造のようでこちらを米海軍が捕捉できていないとすると大変なことなのですが、情報を公開しないということは作戦上必要なので、事実は①そもそも同潜水艦は空母戦闘群に接近していない ②わざと空母に接近させて同潜水艦の音紋等を収集している のいずれかでしょう。

U.S. Navy Confirms ‘Abnormal and Unprofessional’ Iranian UAV Recon Flight Over Carriers Truman, Charles de Gaulle

By: Sam LaGrone
January 29, 2016 10:39 AM

Screen shot of an Iranian video claiming to be spy footage of USS Harry S. Truman from an Iranian UAV.
イランが公表したUSSハリー・S・トルーマン上空飛行した際に撮影したとする動画からのスクリーン・ショット

米第五艦隊関係者は USNI Newsに対しイラン軍が無人航空機一機をフランス空母シャルル・ドゴール(R91)およびUSSハリー・S・トルーマン(CVN-75)上空を1月に飛行させた事実を認めた。
  1. 第五艦隊報道官のケビン・スティーブンス中佐は無武装未確認のUAVが1月12日にペルシア湾内で作戦中の空母二隻上空を飛行したと述べた。
  2. 「このUAVはUSSハリー・S・トルーマンに向かい飛行してきた。シャルル・ドゴールとハリー・S・トルーマンはペルシア湾内公海で航行中だった」と声明文は説明。「ハリー・S・トルーマンから米海軍ヘリコプター一機が発進し、目視によりイラン所属のUAVで無武装と確認した」
  3. UAVが無武装かつその時点でトルーマンは飛行活動を実施していなかったので、このUAVは危険と認識されなかったが、UAVはトルーマンへ直進し上空を通過した。
  4. 第五艦隊は「イランUAVは艦に対して危険はないと判断したが、異常かつ危険な飛行だった」と声明文で発表している。
  5. 第五艦隊が今回の発表をしたのはイランのファルス通信社がUAVと潜水艦がトルーマンの捕捉に成功し活動を監視したと伝えてきたためだ。
  6. 「イラン海軍所属の無人機が米空母上空を飛行し映像で監視活動を実施した」とファルス通信は伝えた。「その一方で、海軍のカディール級潜水艦一隻も米空母に接近し、情報収集および米艦船の動向をビデオ撮影するミッションを実施した。潜水艦は空母に気づかれることなく鮮明な画像情報を収集した」
  7. さらにイランは上空飛行の画像を公開した。
  8. 第五艦隊はこのイランが公開したトルーマン上空飛行ビデオの真偽は確認できないとする。米空母を撮影した動画は数多くあるためだ。
  9. イランが無線操縦の小型無人機をプロパガンダ動画撮影用に使っているのは周知の事実だ。■

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