スキップしてメイン コンテンツに移動

FC-1/JF-17最新型に空中給油能力が加わる模様 中国・パキスタン


中国とパキスタンの共同開発機の近況です。空中給油能力を付与すればパキスタンの隣国インドも神経をとがらせるでしょうね。第五世代機ではないですが、比較的安価で調達可能であれば数で敵の少数精鋭機材を圧倒することも可能になるかもしれません。

JF-17 Block II advances with new refuelling probe

Richard D Fisher Jr, Washington, DC - IHS Jane's Defence Weekly
27 January 2016
成都航空機が作成した空中給油用のプロウブが成都FC-1/JF-17戦闘機に装着されたのが初めて目撃された。1月末成都航空機施設にて撮影。 Source: CJDBY Web Page

中国国内ウェブサイト上で1月23日に成都飛機工業公(CAC)のFC-1輸出用戦闘機(共同開発するパキスタン公空工業集団はJF-17サンダーと呼称)が「ブロックII」開発に進展し、新型装備のテストをしていると報じている。

CAC社有飛行場で撮影されたFC-1の新しい写真には機体番号229がついており、中国で設計した空中給油用のプローブが見える。これがJF-17ブロックIIの大きな特徴だ。プローブはコックピットキャノピーの下にあり、脱着可能なのだろう。

中国国内の報道では空中給油用のプローブがFC-1/JF-17のブロックIIに加わると前から言っていたが、パキスタンで目視されたJF-17の初期型にも中国製の空中給油装備はついていた。だが今回視認されたプローブとは全く違う構造だった。これは南アフリカのDenel Aviationが中国に技術支援したものと思われる。同社はパキスタンのミラージュIII戦闘機用にも空中給油用プローブで支援した実績がある。
An earlier JF-17 refuelling probe design revealed in Pakistan in late 2013 was probably achieved with assistance from South Africa. (CJDBY Web Page)初期型のJF-17の給油用プローブが2013年にパキスタンで明らかになった。南アフリカが開発に手を貸したとみられる。 (CJDBY Web Page)


これ以外に中国国内のウェブサイト上の写真では新型空中給油用プローブを付けたFC-1の飛行テストが撮影時期不明で写っている。ブロックIIのJF-17では南京恩瑞特実業有限公司Nanjing Research Institute of Electronics and Technology (NRIET) 製のKLJ-7 V2レーダーと改良型データバスで高性能空対空兵器、精密誘導爆弾を運用できる。

1月24日に発表された裏づけのない記事が中国国内のSina.comに出ており、パキスタンの国産ラード(雷)空中発射巡航ミサイル(核弾頭付き、射程350キロ)がJF-17から発射されたという。ラードミサイルの直近のテストは1月19日に行われているが、パキスタンにはJF-17から発射したとの報道はない。同ミサイルはJF-17での運用が想定されてきた。■


コメント

このブログの人気の投稿

★★★米空軍次期戦闘機はもう戦闘機の形状となることはない---第六戦闘機の用語は駆逐

米空軍は次期戦闘機材の姿を未来から考えていますね。目的は航空優勢の確立であり、ドッグファイトは目的ではないと分析し、宇宙やサイバーも含めた多様なシステム構造の一貫として次期機材を捉えております。また、アジア太平洋での作戦をにらみ足の長い機体となると現在の戦闘機と相当形状が異なってくるとし、現状の姿の延長線上に次期機材を想定する勢力の生み出す結果と全く異なる結果を生み出そうとしています。改めて空軍の構成、運用がシステムで成り立っていることを痛感させられる内容です。 Air Force Prepares to Hash Out Future Fighter RequirementsBy: Valerie Insinna, August 28, 2016 (Photo Credit: Northrop Grumman)http://www.defensenews.com/articles/air-force-future-fighter-jet-penetrating-counter-air-next-generation-air-dominance
WASHINGTON — 一年をかけて将来の制空任務に必要な戦術や技術を検討した米空軍が次期戦闘機を実現する第一歩を踏もうとしている。2017年予定の代替策検討(AOA)に先立ち、空軍は予備作業を開始している。AOAはF-35に続く機体の要求条件、調達戦略に焦点をあてる。空軍は次期戦闘機をNGAD次世代航空優勢とかPCA侵攻制空用機材と呼んでいる。
だがアレクサス・グリンケウィッチ准将はAir Superiority 2030による戦力連携チーム(ECCT)を率い、NGADは従来の戦闘ジェット機と大きな違いが2つあると強調する。ひとつめが調達期間を比較的短くすることだ。
「2020年代末までに何らかの形が必要です」と准将はDefense News取材で発言している。「現実的な日程として2028年頃に中心的な技術分野で大幅な投資があれば侵攻制空性能で初期作戦能力が実現します
第二の相違点に関係するのがこのたびまとめられたAir Superiority 2030研究で将来の米空軍の航空優勢で決め手になるのは単一機種としての第六世代戦闘機のような機体ではなく、統合ネットワーク化された一連のシステムの集合だとする。この組み合わせの中に侵攻能…

★★★破損機材二機からF-15を再生したイスラエル空軍の実力に脱帽

すごい。やはり国家の存続がかかった緊張状態を毎日続けて70年になる国は違いますね。イスラエルを敵に回したくないものです。 Meet the Israel Air Force unit that frankensteined a totaled F-15F-15二機の使用可能部分をつなぎ合わせて一機再生してしまったイスラエル空軍 By: Barbara Opall-Rome, May 15, 2017 (Photo Credit: Photo by Heidi Levine) http://www.defensenews.com/articles/meet-the-israel-air-force-unit-that-frankensteined-a-totaled-f-15
TEL NOF AIR BASE, Israel – ボーイングやロッキード・マーティンなど米企業がさじをなげたことをイスラエル空軍第22補給処が普通にやりとげてしまった。 2011年の事故でボーイングが喪失扱いと断念したF-15Bアローヘッドが飛行再開している。来月で事故から6年になる。事故は離陸直後にペリカンを空気取り入れ口に吸ったことで大火災が発生した。乗員2名は緊急着陸に成功したが、機体後部は完全に焼け落ち修理不可能と判定された。 その後三年余り、機齢35年の同機の処遇で議論が続いていた。機体の前方部は無傷なのでコックピットとエイビオニクスは予備部品にすればよいという声が出た。そこに第22補給処が前方部分と20年間も「機体の墓場」に放置されたままの単座型F-15の後部と接合する提案をしてきた。 「その案が出たのでボーイングに実施可能か照会したが、答えは返ってきませんでした」と第22補給処の指揮官マキシム・オルガド中佐がDefense Newsに語っている。「再度同社に聞くと、冗談と思って真剣にしなかったと判明したのです」 第22補給処は事故機の前方部分と20年間も「機体の墓場」で放置されていた別の機体の後部を接合した。 Credit: Photo by Heidi Levine ボーイングは声明文で第22補給処との協力関係は40年続いており、イスラエル空軍F-15の即応体制維持の一助となっている「同部隊のプロ意識や能力の高さには敬意を払っており、教えられることもあり相互に恩恵が生まれている」と述べた。 第…

★★★イージスアショア導入でミサイル防衛体制強化を目指す日本

LEAH GARTON—MISSILE DEFENSE AGENCY

防衛大綱にまで記述している以上イージスアショアの導入は固いところです。が、文中に指摘あるように対外有償軍事援助=販売として許認可を持つのは米政府ですので、今後の米中関係など他の影響も考慮すべきでしょう。ただし、中国の反対意見は無視するとしても、中国が沖縄と同様に国内反対派に火をつけることのほうが怖い気がしますが。
Japan May Acquire Aegis Ashore To Defend Itself From North Korean Missiles日本がイージスアショア導入を検討中。北朝鮮ミサイル防衛を目指す。The system is especially well suited for Japan's strategic needs, but China would not be pleased with seeing it setup on Japanese shores.日本の戦略的ニーズにぴったりだが、導入されれば中国がたまっていないだろう。BY TYLER ROGOWAYMAY 5, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/10012/japan-may-acquire-aegis-ashore-to-defend-itself-from-north-korean-missiles
日本がイージスアショアミサイル防衛装備の導入で北朝鮮弾道ミサイル脅威に効果的対応が可能になるか検討を急いでいる。 THAAD導入も検討したがイージスアショアの有効距離が大きいことで日本の地理条件に合い戦略上の狙いにも合致すると判断した。またイージスアショアが日本のミサイル防衛能力装備の水上艦と相互運用性がありセンサー、発射装置、迎撃体、運用方法を共通化できることも好条件だ。 価格も問題だ。ジャパンタイムズは「THAAD一個部隊は1,250億円で全土防衛に6隊が必要だ。イージスアショアは800億円程度で二個編成で同じ面積をカバーできる」と伝えている。イージスアショアはPAC-3ペイトリオット部隊と陸上配備ミサイル防衛の二重構成とし、短距離、中距離弾道ミサイルが大気圏再突入後に迎撃する。 イージスアショアはルーマニアのデヴェセルに導入済みだ。AP 日本の地理条件…