ベストセラー民間機737をベースにしたP-8はなかなか好調ですね。国産P-1はそれに引き替え今のところ海外には発注の動きがありません。
20 More P-8s for US, Australia Ordered From Boeing
By Christopher P. Cavas 12:59 a.m. EST January 29, 2016
WASHINGTON — ボーイングは米海軍からP-8A16機の追加発注25億ドルを受けた。またオーストラリア空軍(RAAF)も同型機4機を発注したとペンタゴンが1月28日発表。
- P-8Aは高年式になったP-3Cオライオン(米海軍)、AP-3C(オーストラリア)に代わり配備が進んでいる。
- 合計20機はロットIII本格生産段階の機体になる。今回の発注はこれまで米海軍が認めてきた固定価格報奨制度契約とは異なる形態を取る。
- オーストラリアのポセイドン発注は2014年に8機導入で合意ができており、別にオプションで4機がある。このオプション行使の決断は今年発刊される国防白書で明らかになる。
- インドも同型機P-8iを運行中でネプチューンの名称が付いている。英国が9機のP-8A導入を最近決めており、ニムロッド哨戒機を中止した2010年で生まれた空からの海洋監視対潜能力のギャップを埋める。
- RAAF隊員はジャクソンビル米海軍基地(フロリダ州)でP-8Aの訓練を一年前に開始している。またカンザス州ではスピリットエアロシステムズがオーストラリア向けのポセイドン1号機の胴体部分の生産を昨年10月に開始している。
- オーストラリア向け事業は40億オーストラリアドル(21.5億米ドル)になる見込みでここにはインフラ関連や設備更新を含む。最初のRAAF向けP-8Aの引き渡しは2017年の予定だ。
- 当然ながらボーイングは今回の受注に大喜びだ。
- 「当社は米海軍から同機の素晴らしい性能ぶりについてフィードバックを受けています」とジェイムズ・ドッド(ボーイング副社長兼P-8事業統括)は28日に声明を出している。「運用中の部隊からは期待以上の実績だと伝えてくれています。今回はオーストラリアにさらに上を行く能力を提供できることを楽しみにしています」
- 今回の発注の前に14.9億ドルで8月に成約した契約はオーストラリア向け最初の4機と米海軍向け9機がまとまっている。■
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