ここでいうミサイル防衛は米軍基地の防衛のことであり、中国ミサイルが正確無比ではないはずなので当然付随被害が人口稠密のわが国土で発生することは避けられないのです。日本政府は真実を伝えるべきです。イージスアショアを選択した日本はTHAADを投入する予定はないので、米軍次第ということでしょうね。韓国がTHAADは要らないというのであれば日本が受け入れることも可能でしょうか。(ありえないと思いたいですが)
Chinese Missiles Can Wipe Out US Bases In Japan: Aegis, THAAD Can Stop Em
中国ミサイルで在日米軍基地は全滅する。阻止にはイージスとTHAADが必要だ。
WASHINGTON: 中国が奇襲攻撃に出れば在日米軍の基地は全滅すると海軍士官二名が結論を出した。だがミサイル防衛装備を増強すれば沖縄以北の大部分の目標は防御可能だ。トーマス・シュガート、ハビエル・ゴンザレスの両中佐がシミュレーションから述べている。陸軍のTHAADや海軍のイージスを増強すれば中国も先制攻撃には動きにくくなるはずだ。
このシナリオは非現実的とは言えない。1949年以来の中国の実績と指導原理を見れば奇襲攻撃を多用する傾向が明白だ。韓国を1950年に、インドは1962年、ベトナムは1974年1979年それぞれ突如攻撃している。中国は攻撃を防衛措置であり、主権や中核的国益が脅かされたためと毎回正当化してきた。ただし南シナ海全域における中国の領有主張など中核的国益は非常に広く定義されており、純粋に政治的かつ非暴力の挑発行為への軍の投入は正当な対応とされている。
米国との危機状況では先制攻撃の誘惑が特に大きくなる。もしアメリカが事前に警戒態勢を敷けば、航空機・艦船は基地から出動し、防衛体制が機能する。しかし大量奇襲攻撃を陸上配備弾道ミサイルで行い、さらに巡航ミサイルや空爆を実施すれば航空機艦船を基地で破壊できる。格好の標的だ。このような通常兵力による大規模攻勢が中国のロケット軍(旧称第二砲兵隊)の大目的である。ロケット軍は2016年に独立組織となった。商用衛星の画像情報を見ると中国のミサイル試射場があるゴビ砂漠で航空基地や実寸大の艦船の外観を横須賀軍港に停泊しているのと同じ形で配置し試射しているのがわかる。シュガート、ゴンザレス両中佐は新アメリカ安全保障センター主催の会合で発表してた。
両名は自主的に研究を開始しており、シミュレーションに一般入手情報のみを使った。シュガートはCNASで海軍から派遣され研究員で、ゴンザレスはジョンズ・ホプキンス大応用物理学研究所に籍を置いている。それでも相当の情報を集めている。
在日米軍の基地に関する公開情報から標的を特定しつつ中国の指導原理から優先順位を付けた両名は500か所を選び出した。航空基地、港湾、指揮命令所、通信基地、燃料貯蔵所、他軍事作戦実施上に必要なインフラだ。中国にはそのすべてを破壊するのに十分な装備がある。
中国には推定1,200発の短距離弾道ミサイル(SRBM)があり沖縄を狙う。沖縄は米軍最大の拠点であり中国から近い。一方、中距離弾道ミサイル(MRBM)200-300発なら日本のあらゆる地点を攻撃できる。ミサイル発射後15分で目標に到達する。その後、第二波として爆撃機や巡航ミサイルが一次攻撃が撃ち逃した地点の攻撃にやってくる。特殊硬化弾頭で強化施設も破壊できるし、滑走路を穴だらけにして航空機運用を不可能とする。
日本にはペイトリオットミサイルやイージス搭載艦船があり、北朝鮮からの攻撃を念頭に置いているがシュガート・ゴンザレス両名によれば中国の大量攻撃の前には圧倒されてしまうという。仮に防衛体制が完璧に作動してもすぐに迎撃弾が尽きてしまう。レーザー、レイルガン、他の新手段が有望と言われるが、現時点では配備できる状態ではない。そこで両名は現時点で利用可能なミサイル防衛手段だけに注目した。
そうなると中国の全面攻撃を食い止める手段はあるのだろうか。ペイトリオット部隊をあと二個追加し、イージス艦もあと二隻そしてTHAADを5部隊導入するのだという。米陸軍のTHAADで超高空で長距離で迎撃させる。■
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