これはいかがなものでしょうか。自分が知らされていなかったからと装備展開に待ったをかけ、環境調査の名目で先送りにする。(一年後に撤去を主張するでしょう)中国の機嫌を取りながら国内世論の感情面も満足させる綱渡りに見えます。そもそも一年間も北朝鮮が待ってくれるのでしょうか。いかにも感情を重視する決定で、禍根を残しそうな「鶴の一声」だと思います。
South Korea halts Thaad anti-missile system rollout
韓国がTHAADミサイル防衛装備の展開を凍結
韓国が物議をかもしたミサイル防衛装備の展開を一時停止し、韓国政府が環境影響調査を実施する
- THAADの稼働が一年先送りになる可能性が出てきた。
- 現地に到着したばかりの発射装置4基は展開されないと関係者が語っている。すでに設置済みの二基はそのままとなる。
- THAADは北朝鮮ミサイルからの韓国防衛が目的だが、国内と中国に批判が出ていた。
- 米国はすでにグアムとハワイに北朝鮮対応策として同装備を展開している。
- 大統領に新しく就任した文在寅の大統領府からは総合的環境調査が必要であり、結論が出るには一年かかると述べている。
- その間のTHAAD展開は凍結する。調査が不要とするだけの「十分な緊急性がない」ためだという。
- THAADの韓国内展開は前政権下で今年初めに始まっており、文大統領は「残念」と評していた。
- 今回の凍結決定は国防省がTHAAD関連情報を大統領に秘匿していたと非難された直後のことで、文大統領にTHAAD発射機4基の追加搬入の情報が軍から伝えられていなかったという。
- 国防省は米国との機密保護合意を順守する必要があったためと弁解している。
- 韓国国内の反対意見はTHAAD陣地が攻撃目標となり、近隣住民が危険にさらされるからというもの。中国は同装備の稼働で地域内安全保障のバランスが崩れると反対している。■
本当の所、中国からの圧力が一番の要因です。というのも韓国経済の中国依存は深刻なレベルにあり、また中国とのスワップ協定は今年の10月に終了してしまいますから再交渉する土台にしても圧力がかかってますから。 …ただKf-16の敵味方識別装置の更新問題しかり、THAADしかり、アメリカの心象はもう引き返せない(蝙蝠外交)レベルに達しつつある事を認識しているのか、甚だ疑問です。
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