アサドと呼び捨てにしているところが面白いですね。シリア政府軍は再度化学攻撃を実施してしまったのか、しようとしているのかいずれにせよ米国は実施をさせないよう圧力をかけているのでしょう。米政府がシリアに警告したのが6月26日でしたので迅速に機材を展開させたことになります。
U.S. Intelligence Gathering Aircraft Amass Off Syria As Assad Visits Russian Detachment Near Latakia
米情報収集機材がシリア沖を飛行しアサドのロシア部隊訪問時に対応していた
米RC-135リヴェットジョイント他偵察機がシリア沖合の国際空域を飛んでいた。一方でWC-135「核嗅覚探知機」は黒海に向け飛行した。
ホワイトハウスはシリアが化学攻撃の実施に踏み切ることを強く警告しており、アサドがラタキア付近のフメイミム空軍基地を訪問したことが異例とも言える米スパイ機材のシリア付近飛行の高まりの理由と説明している。
情報収集活動が活発になっているのはシリア西岸の沖合でふたたび先に気付いたのは航空機スポッター、航空バンドやADS-Bを見る愛好家だった。それによるとRC-135複数と米海軍P-8ポセイドン一機も見つけたという。
その報告でRC-135Uコンバットセント一機、RC-135Vリヴェットジョイント一機、P-8ポセイドン一機が6月27日に確認されており、ちょうどそのころアサドがロシア軍スホイ機のコックピットで記念写真をとっているころだった。
リヴェットジョイントは米空軍のSIGINT情報収集機材であり、「敵の」無新通信を傍受し場所を特定したあと情報を戦術データリンクで他の機材に発信するの役割がある。コンバットセントは敵のレーダー信号の技術情報を収集するのが役割。P-8は米海軍が多用途監視偵察機としても運用中で敵の通信信号を探知する能力がある。言い換えれば最重要ISR(情報収集監視偵察)機材三機種をレバノン、シリア近辺で飛ばしたことになる。同時刻に各機が同じ場所を飛んだのは単なる偶然だろうか。あるいはもっと可能性があるのは何か特別な対象の情報を収集していたのか。
もう一つ興味を引く動きがシリア関連で見られた。WC-135コンスタント・ファニックス「核嗅覚探知機」が無線交信コールサイン「ランド90」を使いRAFミルデンホール基地から離陸し、6月26日に黒海方面に向かっている。通常は大気中の放射性物質の採取用に使われる同機は「事前計画展開」した可能性があり、同機には化学物質を探知する装置があり、攻撃実施後に風下で数日後数週間後に化学物質の拡散を探知できるのではといわれる。
これも偶然なのだろうか。
Nuke sniffer - 33,000ft heading over Romania...
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