

Flightglobal.com 2月9日
オーストラリアがボーイングP-8A開発に参加することが明らかになった。同時に広範囲洋上監視機(BAMS)への参加もまもなくと見られる。米海軍が明らかにした。P-8Aに関する覚書が承認されると737をもとに開発中の対潜哨戒および洋上パトロール機のスパイラル1型開発にオーストラリア軍および民間産業が参加する道が開く。(米海軍のボブ・ディッシュマン大佐(BAMS計画主査)談)ボーイングはスパイラル1仕様のP-8初号機を1.5億ドルの改修作業ののちに2015年に納入予定。
オーストラリアとカナダは2005年の米海軍の招請(3億ドルで共同開発に参加)を受け入れず、インドが先月総額21億ドルでP-8I型6機購入契約を締結したものの同国は開発には参加できない。ただオーストラリアがスパイラル1開発にどれだけの資金投入をするのかは明らかではないが、ディッシュマン大佐は米国は開発費用の総額10%を同盟国に期待するのが通例と語る。一方で米海軍はBAMS開発でのオーストラリアの役割の最終決定を待っている。オーストラリアはこれまで二回も決定の先送りをしているが、ラッド政権に変わったため、BAMSについての決断がすぐにでも出るのではないかとディッシュマン大佐は見る。
米海軍は昨年8月に総額11億ドルでノースロップ・グラマンとRQ-4Nグローバルホーク無人航空機をBAMS任務で運用させる開発契約を締結。米海軍は現有220機のP-3CをP-8A(108機)とRQ-4N(68機)で置き換える計画。オーストラリアのプロジェクト7000では同国の20機のP-3CをP-8A(12機)とRQ-4N(6機)で置き換える内容。RQ-4Nには新型のアクティブ電子スキャンアレイレーダーを搭載する。合成開口レーダーと海上捜索モードに加え、オーストラリアの要望は地上移動目標表示モードで陸上任務にも運用すること。オーストラリア産業界は地上管制基地と同国の情報データの処理および通信システムを結ぶ同国独自のインターフェースの開発に参画することができよう。
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