MRE Meal Ready-to-Eatは全米の食習慣を反映しそれなりに改良されているのでしょうが、meal, ready, to eat で三つのウソだと決して評判がよくないとも聞きますが各地の戦闘を支える重要な要素であることも事実でしょう。今回はそのMREのメニューに加えてみてはどうかという各地のメニューですが、さすがにアメリカは広いですね。中には食べてみたいものもありますが、いかがなものかと思えるものもありますね。
11 regional American foods we'd like to see in MREs
MREには展開中の兵員に故郷の味をわずかながら思い起こさせるものがある。どこまでMREの成功を期待するのか、過去の功績はどうだったのか、さらにどこまで美味になっていたかの議論は開かれている。
過去数十年で献立多数が現れては消えた。懐かしく思える味もあった一方で消えてよかったと思えるものがある。
アメリカは広大だ。MREを作るものに期待したい故郷の味がある。ではお国自慢となる故郷の味をながめてみよう。
1. バッファローチキンの改良
鶏の手羽にバターと辛いソースをかけたらどうなるか。こたえは「大した味ではない」だが、MRE専門家は調理方法を「引っ張る」方向に変えたところオレンジ色のねばねば状の塊になった。
アメリカの味、ドロドロ料理(glop)
肉はバーガーやフランクフルトソーセージになっており、どうして本当の手羽肉あるいは骨なし肉を使わないのか理解できない。
2.ボルティモア蟹ケーキ
軍の料理に蟹を頼むのは大変だと知っているが、ぜひMREにとりれてほしい。またオールドベイOld Bayのソースを辛味調味料の代わりに同封してもらいたい。
蟹クラッカーはみたことないな
3. 南部風ビスケットとグレイビー
野戦食に向かないといわれそうだが、腰を下ろして食べる時間があれば受けること間違いない。Elfのスナックパンがあればいうことない。MRE関係者はバターミルク味のスナックパンを野戦用にはグレイビーかけで提供してもらいたいものだ。
これがあれば戦闘勝利は確実だね
上の写真のようにはならないだろうが試してみたいものだ。民間人向け非常食には採用されており、意外においしい。それはさておき、MRE関係者には食感を採用してもらいたい。
4. サウスダコタ風チスリック
Chislicチスリックは簡単にできる。肉を焼いたりフライにするだけだ。子羊肉や野生動物の肉を使うが、牛肉でもよいがガーリックソルトあえがよい。爪楊枝で食べたり、クラッカーを添える。シシカバブに似ている。
サウスダコタ州ピエールのバーで
このMREなら中東の同盟国の兵士も一緒に食べられるだろう。MREではクラッカーや肉塊はよく使われる。これは人気がでそうだ。
5. ハワイ風スパムむすび
スパムには悪い評判が多いが、このハワイ風おつまみは美味だ。ハワイではスパムはグルメ扱い。むすびはフライ揚げあるいはグリルしてもいいが米飯の上にスパムを乗せて海苔で巻く。
MREらしくない外観だ
スパムむすびのいいところは冷めても暖めてもおいしいことで口に入れてそのまま走れることだ。
6. ローカントリー風エビとグリッツ
ジョージア、サウスカロライナ両州の沿岸地区とくにチャールストンは食事メニューの天国だ。グリッツはトウモロコシをひきわりしてゆでたもの。調理方法より素材の作り方が重要だ。チャールストンで食べた朝食ではグリッツを別の方法で調理しており、チーズの他、ブドウゼリーを入れたり、えび、トマト、ソーセージ、ピーマン、ベーコン、スパイスと多数ある。
グリッツについてご意見はあろうが、これはおいしいよ
7. ウェストヴァージニア風ペパローニロール
Just like it sounds, the Pepperoni Roll is a bready roll baked with pepperoni in the middle. The idea is to heat the bread and let the pepperoni oils soak into it as the entire thing gets softer. It can also be eaten cold, which is a boon to troops on the move.
名前の通りだ。ペパローニロールはパン生地をロールにして中にペパローニソーセージを入れて焼き上げたもの。パンを温めればペパロニの油がしみだして全体が柔らかくなる。冷たいままでもいけるので、移動中の兵員もありがたく思うだろう。
炭鉱夫に受けるのなら兵員にも好評だろう
アパラチア地方に栄養料理が本当にあるのかと問われる向きには戦場で食べる食事を真剣に考えればそもそもMREなど必要はないとだけ答えておこう。
8. ニューメキシコ風グリーンチリシチュー
長い間MREを食べていると皆同じ味に思えないだろうか。ではグリーンチリ入りの別の味にしたらどうか。
ベジタリアン向けのメニューにもなるグリーンチリシチューがMREになれば別のMREの上からかけることができるところがいい。最悪の献立も食べられる味になる。鶏肉のかたまりや野菜片が無残に捨てられることはなくなるぞ!
9. NY北部ユーチカ・グリーン
MREへの不満でいつも見られるのは野菜が少ないというものだ。そこで全米各地の諸君にニューヨーク州は広くNYCとバッファロー以外にもメニューがあると知らせてはいかがだろうか。
「グリーン」の名前に騙されてはいけない。決してヘルシーではない。
ユーチカグリーンはチキンブロスでソテーした葉でパン粉、チーズ、プロシュート、唐辛子を添える。MRE関係者にはパン粉は別途準備してもらいたい。ユーチカクラブビールと一緒だと理想的だ。
10. アラスカ風アクタック
「エスキモーアイスクリーム」とも呼ばれるアクタックAkutuqはイヌイット族のメニューで獣脂のまわりを肉や果肉で覆う。デザート扱いだったが、改良されてセイボリー香辛料をつかうものもできた。
家庭料理の観が強い
固い獣脂と薄い肉片(通常は野生動物の肉)を使うので高蛋白質で高脂肪のMRE食として栄養を求める兵員にぴったりだ。
11. シンシナティ・チリ
シンシーチリには細かくした肉を薄いソースに入れ、ソースはココア粉とシナモンを入れる。さらにオニオン、キドニービーンのいずれかあるいは両方を入れる。スパゲッティの上からかけて、さらにチーズを盛りつけると皿全体がチーズだらけに見える。
これはチーズが足りない。.
オハイオ-ケンタッキー外ではシンシナティチリに異議を唱える向きもあり、シカゴではトマトスープをボウル入りパンの上からかけてピザと呼んでおり、カリフォーニアではイネアウトIn-n-Outがバーガーの極致と考えている。全く多様性の国である。
筆者とて全米各地をすべて回ったわけではなく、どこの郷土料理がおいしいMREにつながるかご意見あれば blake.stilwell@wearethemighty.comまでご一報願いたい。レシピでも提供しているレストランでもいいから教えてもらいたい。■
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