Airborne Laser Test Rescheduled Again aviatonweek.com Aug 24, 2010 ミサイル防衛庁(MDA)は週末に予定されていたボーイング747-400F型を改造した空中レーザー発射母機(ABL)の飛行テストをキャンセルした。機内のミサイル追尾用カメラシステムの冷却問題が原因という。 飛行テストは当初は8月17日と予定されてたものが、21日に延期されていたが、原因は同じ理由だ。 ミサイル防衛庁スポークスマンは8月24日深夜から午前4時をテスト時間として想定していたと発表。 テ ストはABLでもっとも挑戦的なものになるはずで、ミサイル迎撃の有効射程距離をこれまでの二倍にする目標だった。射程距離は公式には発表されていない が、ゲイツ国防長官はそもそもABLの有効射程距離に批判的だった。同長官はイランのミサイル迎撃を上昇段階で行うには同機がイラン上空を飛行する必要が ある、と発言していた。 ABL は数メガワット級の化学酸素ヨウ素レーザーを利用する。しかし、ペンタゴンは固体レーザー技術の開発を中心にしようとしている。この場合、動力源の規模が 大きくなるが、レーザー発生が容易になる利点がある。MDA関係者によるとABLが搭載する光学系システムは将来の固体レーザー試験にも利用できると いう。 ケビン・キャンベル中将(陸軍宇宙ミサイル防衛軍団司令官)は陸軍の計画では今後7年ほどで中型機に固体レーザーを搭載したシステムの実用化を進めるという。■
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