契約締結から15年後となる2036年までに、76機のB-52のエンジン換装が計画されている いF130エンジンとその他アップグレードを施したB-52J最終構成のレンダリング。 ボーイング via Air & Space Forces Magazine 米 空軍は、76機のB-52爆撃機のうち最後の1機の再エンジン化を2035年までに完了させることを目標としてきたが、このスケジュールが1年ずれ込む可能性が出てきた。これにより、当初の商用エンジン換装プログラム(CERP)契約締結からアップグレード作業完了までの期間は、合計で約15年に延びるる。 CERPはすでに遅延とコスト増に悩まされているが、再エンジン化キットの中身について新たな情報も入ってきた。 2021年、空軍はB-52Hを再設計するコンペティションの勝者としてF130を選んだと発表した。B-52のオリジナル・メーカーである ボーイング は、統合作業の主契約者であり、この作業には機体に多数の追加改造が必要となる。こうして完成した爆撃機は、他のアップグレードも施され、2050年代まで使用される見込みで、B-52Jと再指定されるB-52Hの最後の機体は1962年にボーイングの生産ラインからロールオフした。 「B-52J CERP生産段階」には、「B-52機への新しいエンジンと関連サブシステムの取り付けをサポートするための航空機部品の調達および/または生産」が含まれる。 (最近の空軍の契約通知によると、「(エンジンは政府から別途提供される)」。「FY28(会計年度2028)から5年から8年の間に、追加スペアパーツ、生産工具、およびインストールをサポートするためのサポート機器を含む、最大76機のB-52H航空機の生産段階を通じて、必要に応じてティンカーAFB(空軍基地)または他の指定場所にて航空機改造キットを構築、保管、および配信する。 2028会計年度から始まる8年間の期間は、2036会計年度に終了する。 2036年の会計サイクルは、2035年10月1日に始まり、2036年9月30日に終わる。2023年の時点で、空軍は2035年までにCERPを完了させたいと述べている。 契約通知には、空軍の目標は2028年までに新エンジンを搭載した最初のB-52を2機保有することに変わりはなく、地上試験と飛行試験の目的...
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