Lockheed Martin
第6世代戦闘機計画が小休止に入る中、ケンドール長官が空軍の将来に対する不安を和らげるために動いた
フランク・ケンドール空軍長官は、次世代航空優勢(NGAD)プログラムの一環で開発中の新型第6世代ステルス戦闘機の状況について、さらなる光を当てた。ケンドール長官は今朝、「われわれは一時停止している」と述べ、NGAD構想の中核となる戦闘機にはまずパイロットが搭乗するが、オプションとして有人操縦可能なバージョンも開発される可能性があると改めて述べた。
オハイオ州デイトンで開催されたライフサイクル・インダストリー・デイズ会議でケンドールは、NGADプログラムにおける休止数カ月は、「正しい設計ができたかどうかを把握し、正しい方向に進んでいるかどうかを確認するため」に必要と説明した。プログラムの将来についての疑問に反論し、空軍長官は繰り返した:「第6世代の乗員付き航空機を開発することに絶対の自信を持っている」。
ノースロップ・グラマンが昨年このプログラムから手を引いた後、ボーイングとロッキード・マーチンが候補に挙がっている。
ただし、一時停止が戦闘機だけに影響し、NGADの他の要素に影響しないことは注目に値する。「NGADの他の要素については、できる限り早く進めている」とケンドールは確認した。
広範なNGAD構想には、高度な自律性を備えた高性能無人機の開発に焦点を当てたプログラムや、新型ジェットエンジン、兵装、電子戦スイート、センサー、戦闘管理能力、その他のシステムも含まれている。
NGAD戦闘機が非搭乗型でも製造されるかどうかについては、現在の技術では対応できないが、将来的には「非搭乗型になる可能性はある」とケンドールは述べた。同時に、「オプションで有人操縦可能なプラットフォームはいつでも作ることができる」とケンドールは付け加えた。
本誌は以前、NGAD戦闘機のオプション乗員付きバージョンこそが可能性であり、B-21レイダー・ステルス爆撃機にも反映されるものであると指摘していた。空軍はそのような願望をあきらめてはいないが、ケンドール発言は、この種の能力が実現する時期が遅れていることを示唆している。
B-21は、最も競争の激しい脅威環境に侵入し、世界中のあらゆる標的を危険にさらすための航続距離、アクセス、積載量を持つことになる。
ケンドールの今日のコメントは、NGADに悪影響を及ぼす空軍全体の「アフォーダビリティの問題」への懸念を語った今月初めの発言よりも、いくぶん明るいものだ。同時にケンドールは、NGADの戦闘機コンポーネントは搭乗員付き設計ではなくなる可能性もほのめかしていたが、この発言は今回撤回された。
今月初めのラウンドテーブルで、ケンドールは「NGADを厳しく検討するつもりだ」と発言し、プログラムの将来を懸念させた。彼はまた、戦闘機コンポーネントのコア要件に大きな変更がある可能性を示唆していた。
以前にも述べたように、空軍は現在、その他の重要な予算問題に取り組んでおり、センチネル大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む特定の重要なプログラムで大幅な値上げが見られる。センチネルの場合、同プログラムの推定コスト増加率は81%に達している。
過去にケンドールは、コスト削減のため、空軍がNGAD戦闘機から特定の機能を削除する可能性も示唆していた。新型戦闘機の1機あたりの価格は、公開されているデータによると2億5000万ドル程度と予想されている。これはF-35ステルス戦闘機1機のコストの約3倍に相当する。
ケンドールは今日、NGAD戦闘機のスケジュールについてこれ以上の情報を提供しなかったが、航空戦闘司令部のトップであるケネス・ウィルスバック空軍大将は今月初め、年内に選定結果が決まると期待していると述べた。
しかし全体的には、空軍は米海軍に倣っているようだ。海軍は以前、その他主要プログラムの予算を確保するため、空母搭載型の次世代戦闘機F/A-XX計画を遅らせることを決定していた。海軍のプログラムでは、さらに大幅な削減も検討されている。
空軍長官発言からは、NGAD戦闘機のデザインがいつ選ばれるのか、就航までにどれくらいの時間がかかるのか、はっきりしたことはわからない。このプログラムが岐路に立たされていることは明らかだが、ケンドールは空軍の将来計画におけるその重要性を繰り返し強調した。
また、新型戦闘機がどのような姿になるのか、その能力の全容がどのようなものなのか、正確な理解には至っていない。ケンドールの今日の言葉から、戦闘機が当初は有人バージョンで実戦配備されることを指し示しているが、オプションで有人操縦と鳴るバージョンも検討中であることは明らかだ。■
Air Force Secretary “Absolutely Confident” 6th Gen Crewed Fighter Will Move Forward
Secretary Kendall has moved to allay fears about the future of the service’s sixth-generation combat jet as the program takes a brief pause.
Posted on Jul 30, 2024 5:42 PM EDT