2017年4月20日木曜日

★北朝鮮ミサイルテスト失敗は米国による妨害活動が原因なのか



何らかの妨害手段が効果を上げたのか、それとも偶然なのか、北朝鮮やイラン当局にも原因がつかめないとしたら米作戦の成功と言えますが、事実ならとんでもない技術が使われていることになります。確かに証拠はないので何とも言えないのですが、それこそが作戦の肝なのかもしれませんね。

Can The U.S. Actively Disrupt North Korean Missile Tests?

Apr 18 2017
By Tom Demerly


  1. 北朝鮮のミサイル実験失敗に憶測が集まっている。
  2. 最新事例は4月16日日曜日で潜水艦発射の弾道ミサイルで興味深い疑問を生んでいる。失敗の原因に米国が関与したのではないか。この仮説にはどことなく魅力があり、政治筋も可能性を認めるが、真っ向からこの可能性を否定する米専門家がひとり存在する。
  3. 米太平洋軍からは参謀総長ケヴィン・シュナイダー空軍少将名で同ミサイル発射を東部標準時土曜日午後5:21に探知されたと発表。監視活動で同ミサイルは発射直後に失敗と判明している。
  4. 今年4月5日にも同様に発射失敗事例があった。その前が3月5日ですべて飛翔中に問題が発生している。
  5. CNNやBBC含む報道メディアが米国に遠隔地からミサイル発射を妨害する技術が存在し、実際に使われたと伝えている。
  6. そこでブルース・エマーソン・ベクトルジュニア博士(アンジェロ大学安全保障学部教授)の意見を聞いてみた。
  7. ベクトル博士はシンシナティのユニオンインスティチュートで博士号を取得し、2001年に海兵隊幕僚大学校で安全保障論修士号も授与され、その他国際関係論でも修士号をとり、北朝鮮軍事装備にかけては第一人者とされている。博士に米国が北朝鮮ミサイルテストを妨害していたのか聞いてみた。
  8. 「説の裏付けはありませんね。可能ではあるが、裏づけが皆無です。聞こえてくるのは憶測だけです。メディアはこの種の話が大好きですね」
北朝鮮軍事技術の技術動向や用兵思想に詳しいブルース・E・ベクトルジュニア博士。 (credit: Committee for Human Rights in North Korea)
  1. ベクトル博士によれば弾道ミサイル開発は数との挑戦だという。「スカッド・ミサイルの例では600発発射しうち150から200発が不発弾だった。これが通常の場合だ。だがハワイを核弾頭で狙えば正確度は不要で、一発だけ命中させれば十分なのです」
  2. 博士が最近の北朝鮮ミサイルで気づいたのは新型安定板だ。北朝鮮ミサイルの誘導性能については「北朝鮮弾道ミサイルの軌道が正確さに欠けている。正確さの追求は必要ないのだろう」
  3. 失敗が続くのは北朝鮮ミサイル開発の現実を示している。だが成功事例もあるように米国も弾道ミサイルへの対抗で成功した事例がある。ベクトル博士は裏付けを求める現実的な見方だが直近の失敗事例で米国装備がうまく作動した可能性もある。あるいは北朝鮮が不運に連続遭遇したのかもしれない。米国防関係者は沈黙を保ったままだ。
  4. 「スタックスネットの可能性はありますが、証拠はありません」スタックスネットは2010年に登場したコンピュータウォームでイラン核開発を妨害した。米国・イスラエル共同開発といわれる。
  5. そこまでハイテクでない手段が妨害工作だ。ミサイル組立現場や輸送途中、あるいは部品段階で実施できる。北朝鮮ミサイルの開発は外国技術に依存度が高い分、あらゆる開発段階で妨害工作に弱くなっている。
  6. 現時点の北朝鮮ミサイル技術は中国、ロシア、イランの各国技術の寄せ集めだ。各国技術に外国諜報活動がつけこむ余地があり、米国のみらずイスラエルや英国も関与している。弾道ミサイル技術の実用化に中国は15年かかった。北朝鮮はわずか123日で達成しており、外国技術の利用が明白だ。米中が新しいデタンテの時代に向かう象徴がトランプ大統領と習主席の会談だったが、米中2国間で技術関連のやりとりがすでに実施されているのではないか。そうなら米国の北朝鮮ミサイル妨害効果がさらに高まる。
  7. 興味深いことにイランも今年1月25日の弾道ミサイル発射に失敗している。匿名米関係者によればイラン中距離弾道ミサイルは飛翔中に爆発した。だがベクトル博士は事実を重視し憶測を戒める。「北朝鮮はスカッドの四発発射に成功しています。失敗したから脅威が減るわけではありません」
  8. 直近の失敗例は北極星-1潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の可能性が高い。発射装置は海中にあり圧縮空気またはブースターで水面上に送ってから固体燃料に点火して飛翔する。
  9. 北朝鮮はSLBMを水中発射台並びに潜水艦からそれぞれ発射に成功している。水中発射台発射で始めたのは潜水艦発射が相当危険だからだ。報道では北朝鮮潜水艦がミサイル発射テストで大きく損傷したという。

北朝鮮は北極星-2潜水艦発射弾道ミサイルを軍事パレードで公開したものの直後の発射テストに失敗している。(credit: Official North Korean News Agency)

  1. 他方で北朝鮮弾道ミサイルの飛翔を妨害する華麗な方法には飛翔の直接妨害がある。
  2. 直接妨害方法として電子撹乱策でミサイルの誘導装置を制御不能にし分解させる、またはエネルギーを直接ミサイルに収束させる方法がある。いずれもテストの現況はほとんど公表されておらず、高度ジャミング妨害方法が効果があることがわかっている。各技術を秘密のままにしておけば、北朝鮮も対策がうてない。
  3. 一部報道メディアは北朝鮮装備が「ハッキング」やサイバー攻撃に脆弱だとする。可能性はあるが、サイバー攻撃には「運搬手段」として悪意あるプログラムコードをマイクロチップに埋め込むなんらかの手段が必要だ。スタックスネットの場合はUSBメモリーを装置に挿入しコードを入れた。
  4. 中国はサイバー戦に多大な努力を投入しているが隣国の北朝鮮に中国がその一部を使用したとは考えにくい。ただし米国に対抗する意味であれば話は別だ。
  5. 米国もサイバー戦能力の開発に力を入れており、スタクスネットは初期成果にすぎない。水中発射ミサイルの場合は海中段階での妨害の可能性もある。電磁技術専門文献では「電力およびデータの完全移送」技術があるという。この移送は1キロ離れていても有効ですでに2008年時点で非公開の形で検討されている。各技術は前政権時代のもので9年たった今は相当進歩していてもおどろくことにはならないだろう。
  6. 米国妨害説とは別に北朝鮮の兵器開発テストが相当進展しているのは明らかだ。メディア・政界双方が北朝鮮との軍事対決はこれまでの「もしも」から「いつ」本当に始まるのかへ話題を移しているのが現状だ。■
Top image: (computer generated) image of a North Korean SLBM (Rodong Sinmun via NK News)

★★F-15早期退役構想にボーイングが反論を展開



A-10退役案の時と同様に議会から猛烈な反発が米空軍にありそうですね。A-10とちがいF-15には明確な寿命延長策、性能改修策がすでにあり、議論が前向きになり、かつ国防予算の制約が緩和されればF-15C/Dの供用延長が可能で、これが一番コストパフォーマンスが高いと思うのですが。ただしF-16改修を先に進めさせている米空軍は外堀を埋めた気なのでしょうね。ただし数字の使い方が意図的すぎます。日本も対岸の火事とたかをくくる余裕はなく、F-3が登場するとしても2030年近くのことでしょうから当面イーグルを大事に使わなければならないことに変わりはないのです。

Aerospace Daily & Defense Report

Boeing Opposes F-15C Retirement Plan

ボーイングがF-15C退役案に反論
Apr 17, 2017James Drew | Aerospace Daily & Defense Report

ボーイングは2040Cと銘打ったF-15イーグルの改修案を米空軍並びに海外向けに販促中。Boeing

  1. 米空軍が打ち出したF-15Cの早期退役案にボーイングが意見を表明し、ロッキード・マーティンF-16改修では冷戦時から航空優勢を維持してきたイーグルの代わりは務まらないと主張。
  2. 空軍はF-15C全機を退役させF-16にアクティブ電子スキャンアレイレーダーを装備し国土防衛に当たらせる構想を発表している。これはF-15Cの機体構造強化で寿命延長に一機あたり30-40百万ドルかけるのを回避する狙いがある。改修は主翼新造と機体中央部の再製造が内容だ。浮いた予算を将来の航空優勢戦闘機開発さらにロッキードのF-35の調達数増加にあてるのが空軍の計算のようだ。
  3. ボーイングの説明ではF-16では速度、航続距離、ペイロード、レーダーのいずれもF-15の比でなく、戦力低下は避けられず、結局短期つなぎ策にしかならない。
  4. ボーイングはイーグル稼働機の疲労試験を行っており、派生型のF-15Eストライクイーグルでも同様に試験を実施中だ。その結果から縦通材longeronを交換する安上がりかつ簡便な対策でF-15は2030年代中頃以降も稼働可能とわかってきた。
  5. 一機あたり40百万ドルとは航空戦闘軍団司令官が機体中央部全体の再製造と主翼交換費用として3月に述べた数字とボーイングは説明。ただし試算は空軍の求めに応じ同社が提供したとも述べている。
  6. 「これは一番費用がかかる方法で最悪の場合のシナリオです。現時点で真剣に考える必要のない方法だと見ています」(ボーイングでF-15事業を統括するスティーブ・パーカー)が4月17日取材に答えてくれた。
  7. パーカーによれば縦通材交換は空軍の定期補修策として実施中だという。費用は一機あたり1百万ドルで部材と人件費すべてをカバーする。ボーイングはイーグルの構造設計は15,000飛行時間設定だが改修で2030年代中頃までは十分飛行可能だという。
  8. 空軍は2023年から2024年までにF-15C全235機の縦通材を交換する予定だ。2017年度予算要求では同機を2045年まで供用させるため大規模構造補強が必要で、主翼交換も2020年代に実施するとしていた。
  9. ただF-15供用を続けるには構造補修だけが必要なのではない。空軍は数十億ドル予算で性能改修を進める予定で一部は実施中だ。
  10. 空軍が力を入れるのはレイセオン製APG-63(V)3アクティブ電子スキャンアレイをF-15C/Dに導入することと、APG-82(V)1をF-15Eに搭載することだ。F-15Eでは高性能ディプレイコアプロセッサーIIの搭載が始まっている。他方でBAEシステムズ製のイーグル・パッシブアクティブ警告残存性向上装備 (Epawss) が電子戦装備として米政府の設計審査段階を通過したばかりで2018年にも飛行テストが始まろうとしている。
  11. ボーイングはこうした改修策でF-15Cの威力は2030年代に入っても十分通用すると主張。早期退役させれば空軍の戦闘機機材数並びに実力が低下することになるという。
  12. F-15をF-16で代替させる空軍提案は2019年度の「計画指針」の一部といわれる。実施となれば州軍航空隊に影響が大きく出るのは必至で、同時に英国、日本に駐留する戦闘飛行隊にも影響は避けられない。
  13. 「現有機材をレーダー、航続距離、ペイロード、本土防空能力のいずれも劣る別の機材に交替させる意味があるのでしょうか。攻撃を受ければ、最速かつ静かな機体に大量の兵装を搭載して撃退させるのがあたりまえではないでしょうか」(パーカー)
  14. F-15はロッキード・マーティンF-22ラプターで交替されるはずだったが、ラプター生産は2011年に187機で終了している。ボーイングはF-22生産でも主要契約企業だった。
  15. 空軍の侵攻制空機材/F-X事業は現在代替策検討段階にあり、2030年代に十分な機数を調達しF-22(183機在籍)にかわりイーグルが現在務める本土防空任務につかせる目論見だ。これと別に空軍はロッキードにF-16C/Dの耐用年数延長作業の契約を認め、ブロック40から52の機材のうち300機を選抜し4,000時間相当の追加で2048年まで供用する。
  16. ここに来てF-15Cの将来に疑問が出ているが、ボーイングは「2040Cイーグル」構想を性能改修策として米空軍他各国に販促中だ。カタール販売が実現する可能性もある。
  17. 2040改修案の中核は機体一体型燃料タンクを左右に付けること、赤外線捜索追尾センサー、第五世代通信ゲートウェイ、四発搭載ミサイルラックを第二、第八兵装ポイントにつけること、電子戦能力、レーダーやプロセッサーの能力向上だ。
  18. ボーイングは各方面から性能改修内容に大きな関心が寄せられており、州軍航空隊と一体型燃料タンクの飛行テスト実施契約を取り交わした。
  19. ボーイングは自社負担でミサイルラックの開発も進めており、レイセオン製AIM-120高性能中距離空対空ミサイルAMRAAMをこれまでの二発から4発搭載できるようになる。この四発パックを国名非公開の顧客向けに実証し今年中に飛行テストを実施する。
  20. 「退役構想が話題に出ていますが、同機への関心度があらめて高まっており領空を守る必要がある国なら航空優勢戦闘機は絶対必要です。当社には現在生産中で最良かつ最先端の性能を有する航空優勢戦闘機があるのです」(パーカー)■

2017年4月19日水曜日

4月17日、アラスカに接近したベア編隊をラプターが迎撃


日本列島でも4月11日にロシア機編隊が接近し、朝鮮半島情勢が緊張する中で自衛隊や在日米軍の動静を探っていたようです。

「alaska dispatch news logo」の画像検索結果Air Force fighters scramble from Anchorage to intercept Russian bombers米空軍戦闘機がアンカレジからスクランブルしロシア爆撃機編隊を迎撃

Author: Chris Klint
4月17日月曜日夜、アンカレッジ配備の戦闘機二機編隊がロシア爆撃機二機を迎撃した。アラスカ近くへのロシア機接近は二年ぶりとなった。
アラスカ軍司令部とアラスカ地区NORADで司令官を兼任するケネス・ウィルバック中将はTu-95ベア爆撃機編隊が最も接近したのは前日午後6時からの二時間だったと翌18日述べた。
「探知方法の詳細はお話できませんが、探知に成功しています。アリューシャン列島からおよそ100マイル南下するのを追尾していました」
A Russian Tu-95 Bear bomber photographed from a U.K. air force jet in Scotland in 2014. (Royal Air Force / U.K Ministry of Defense via Wikimedia Commons)A Russian Tu-95 Bear bomber photographed from a U.K. air force jet in Scotland in 2014. (Royal Air Force / U.K Ministry of Defense via Wikimedia Commons)
待機中のF-22ラプター二機がエルメンドーフ・リチャードソン共用基地から離陸し、E-3セントリーAWACSが支援した。アラスカ州軍飛行隊のKC-135給油機もアイルソン空軍基地から離陸した。
F-22編隊はコディアックから約100マイル南西地点でベア編隊を捕捉した。爆撃機は機体外部に兵装をしておらず、双方のパイロットは音声接触はしなかった。
「交信規程がありますが、通常は危険な状況にならない限り話しかけません。手振りでお互いに挨拶しましたが、それ以外の意思疎通はありませんでした」
F-22 Raptors fly the airspace over Joint Base Elmendorf-Richardson in 2011. (Bill Roth / ADN archive 2011)
F-22 Raptors fly the airspace over Joint Base Elmendorf-Richardson in 2011. (Bill Roth / ADN archive 2011)
米ロ軍用機はそれぞれ「国際空域を国際法にしたがって」飛行したとウィルバック中将は述べた。F-22はベア編隊がロシア方面に方向転換するまで一緒に飛び、その後ロシア機は米レーダー探知の範囲外に出た。
ウィルバック中将によれば月曜日の事件は恒例のノーザンエッジ演習の価値を再確認させてくれたという。アラスカ湾で夏に実施される同演習は今回のベア編隊同様の侵入機迎撃も内容の一部だという。
ロシアは度々爆撃機をアラスカ近辺に飛行させており、ソ連崩壊後もアラスカから空軍機が対応してきた。ここに来て飛行回数が増えてきており、NORAD司令官は2015年に上院で冷戦終結後の状況とは全く違う様相を示していると述べていた。
ウィルバック中将によればアラスカで前回見られた同様のロシア機の飛来は2015年7月4日のことでやはりベア爆撃機編隊がアラスカからカリフォーニアにかけて接近してきたという。月曜日の接近飛行はロシアでは報道がなく、爆撃機が飛来した理由は不明だという。
「動機については皆さん同様に小官も知りたいが応えられるのはロシアだけだ」■

★海兵隊岩国基地のF-35Bは有事想定した訓練中、航空自衛隊は?



岩国基地が攻撃を受けて供用不能となる事態を想定して海兵隊は実戦シナリオの訓練を行ったのですね。同様に航空自衛隊も同様の訓練をしているのでしょうか。有事には「想定外」は許されないと思うのですが民間空港での訓練はできないのでしょうか。

US Marines continue F-35B workup in Japan 米海兵隊がF-35Bの実戦運用テストを日本で実施中

By: Mike Yeo, April 17, 2017 (Photo Credit: Lance Cpl. Joseph Abrego/US Marine Corps)

MELBOURNE, Australia — ロッキード・マーティンF-35ライトニングII共用打撃戦闘機で初の海外展開中の部隊は機体性能を確かめつつ各種訓練を行い、現実シナリオで同機を運用する態勢を整備中だ。
  1. 米海兵隊は岩国航空基地の第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA)が4月6日、11日でホット装備再充填、給油機からの燃料地上補給(ADGR)の両訓練をF-35Bで行ったと発表している。
  2. ホット再装填とはエンジンを掛けたまま機体に兵装を再装備することで、 その間パイロットはコックピットで待機する。ADGRではKC-130J給油機からF-35Bに給油するがすべて地上で行う。
  3. 海兵隊では両訓練は現実の前方配備の想定とし、ADGRでは毎分あたりの補給量が確認でき野戦運用の際の標準がわかったという。
  4. ADGRが実施できて飛行隊の作戦能力が向上したと海兵隊は見ている。これは既存航空基地が使えなくなった場合にC-130に燃料を運ばせて設備の整っていない臨時運用地点での燃料補給を想定している。
  5. 海兵隊公表のビデオではホット最重点で重量1,000ポンドのGBU-32衛星誘導共用直接攻撃弾JDAMをF-35Bの機内兵装庫に格納している様子がわかる。同機はこの爆弾を最大二基搭載する。
  6. GBU-32はF-35B機内にこの2日前に初めて格納されている。同様のホット最重点を海兵隊第一航空兵装戦術飛行隊MAWTS-1が海兵隊ユマ航空基地で行っていた。これは年2回開催される兵装戦術教官コース2-17の一環だった。
  7. エンジンを回したままのF-35Bに兵装を再装填するホット再装填は機体の摩耗、損傷を防ぐ効果がある。戦時想定ではホット再装填で時間節約しながら機体を勇往利用できる効果が期待できるとMAWTS-1の兵装係上級曹長ジェイソン・ダニエルが解説する。
  8. 一方、VMFA-121の機体保全係士官で自身もF-35Bパイロットのアダム・パーリン少佐は岩国でホット再装填を行い、今回の訓練で兵装の取扱に自信が増したと述べる。今日実施したのはささやかな一歩ですが、大きな前進につながります。岩国での訓練は初めてでしたが、海兵隊全体でも同様です」
  9. 今後16機に増強あれ、今夏に追加機材が加わると戦力は完全となる。飛行隊は秋に第31海兵遠征部隊としてワスプ揚陸即応集団で海上運用される。
  10. 揚陸強襲艦ワスプが第7艦隊前方配備部隊に編入されるべくノーフォークから佐世保に今年後半にやってくる。同艦は現行の前方配備揚陸強襲艦ボンノム・リチャードと交代する

2017年4月18日火曜日

★カール・ヴィンソン打撃群は朝鮮沖にまだ到達していない



ここに来て空母はEMCONで行方を探知されないようにしているようで、一方でもう朝鮮近辺に到着したとの誤報が出ていたわけですね。非常に時間をかけて移動させているのには理由がありそうです。


Nothing to see here: US carrier still thousands of miles from Korea

By: Christopher P. Cavas, April 17, 2017

WASHINGTON – この一週間米国および世界の報道がUSSカール・ヴィンソン空母打撃群が朝鮮半島へ接近中と騒ぎ立てている。だが空母群のオーストラリア寄港を取り消し現場に向かわせるとペンタゴンが発表して一週間たつが、まだ打撃群は北に向かって移動中だ。
先週土曜日公表の海軍報道写真によれば空母はスンダ海峡を通過中で、韓国から3,500マイル離れた地点にあった。
米海軍は同艦の移動について言及を避けており、4月15日のスンダ海峡通過を認めただけだ。大統領がヴィンソンがすでに朝鮮近海に到達したと発言しているが、関係者はオフレコで「海軍当局はそのような発表はしていない」とだけ述べた。
同関係者は具体的日付は述べていないが到着は4月25日ごろと韓国観測記事を否定していない。ただし空母三隻が朝鮮半島に向かうとの報道は真っ向から否定している。
ロナルド・レーガンとニミッツの各打撃群がヴィンソンと合流するとの観測が高まっているが、レーガンは横須賀で補修工事中で5月完工予定だ。ニミッツは西海岸ブレマートンを母港とし、打撃群艦艇は南カリフォーニアに展開し配備前訓練中だ。同艦は今春にヴィンソンと交代し西太平洋へ移動予定。
ヴィンソンの朝鮮移動は4月8日にハリス太平洋軍司令官が出し、11日にハリス司令官と会見したマティス国防長官は移動にとくに意図はないと述べていた。ヴィンソンを西太平洋配備したのには理由がある」と長官はワシントンで記者団に語った。「太平洋を自由に移動させ現在も移動中なのはこの段階で同艦を使える状態にしておくのがもっとも確実だと判断したためだが、同艦を予定変更して移動させる理由や差し迫った理由があるわけではない」■

危機状態だからこそ朝鮮半島の今後を考える



今回の危機をどう見るかで戦略思考の有無、思考の時間軸の長さが露呈します。いたずらに危機を煽り立てる安っぽいジャーナリズムはごめんですが、50年100年先をデザインする能力が今圧倒的に欠けていることを痛感しています。フィンランド化は中国の思う壺ということですね。

The National Interest

How to Make the Korea Problem Worse: Unification

Worst fears realized: a unification in which neither North or South Korea has a vote.

北朝鮮問題よりは統一後が厄介 南北いずれも主導権を発揮できない朝鮮半島統一になりそうだ


April 13, 2017

  1. 朝鮮人は何世紀も大国の陰で暮らしてきた。周辺国に自らの運命が決められるのは恐ろしいことだ。19世紀末に日露中の帝国主義の覇権争いで日本が朝鮮を併合し占領した。第二次大戦が終わると米ソが38度線をはさみ占領地を決定し今日まで朝鮮は分断されたままだ。
  2. 第六回目の核実験のおそれがある中で核問題は米中合同で解決に当たるべきとの提言があり、米韓軍事同盟を終わらせ朝鮮半島を「フィンランド化」するとの内容がロバート・ケリーの主張だ。ケリーの考えは「金一族が大混乱を巻き起こす前に解決の出口をみつけ」る点で今や沸騰寸前の北朝鮮問題を巡るトランプ政権内の外交政策論争にも満足の行く対応策と言えよう。
  3. 北朝鮮問題の解決策は長年答えが見つからない難問だ。1990年の南北合意、1994年の枠組み合意、2005年の合意さらにオバマ政権の2012年合意もあった。平壌は非核化の代償にエネルギーや経済援助を求めて、米朝国交正常化と平和条約締結の保証を求めてきた。毎回のごとく平壌は一度「イエス」と述べてから「ノー」と言える道を見つけてきた。
  4. 先制攻撃が公然と話題になっているが、これも別の出口解決だ。だが攻撃の前に政策決定当事者は一般では考えもしない方法もいとわないはずだ。北朝鮮を攻撃すれば韓国駐留米軍部隊や米国市民が犠牲になるリスクのほうが大きくなる。ソウルは北朝鮮火砲ミサイルの標的であり、実施されれば韓国首都地域は壊滅的被害を被る。
  5. 現在進行中の議論に我慢ができない気持ちは理解できる。北朝鮮は外交上の「忌まわしい問題」であり、現在の複雑な条件では解決は困難であり不可能だからだ。ウォーレン・クリストファー元国務長官はボスニアを「地獄の問題」と述べていたが北朝鮮では選べる選択肢が最悪しかない。現時点では解決策に抵抗もあるが、一部の問題は解決策が完成するまでも制御可能になるものの、こと北朝鮮に関してはその段階に達していない。
  6. そこでケリー提案による外交方針だが、中国が北朝鮮に蓋を閉める想定になっている。その代償はどれくらいになるか。ケリーは「世界最悪の管理独裁政権を一刻も早く終わらせる道義的な責務がある」とし「半島統一で韓国が文句を言っても」耳を塞ぐという。
  7. 米外交政策では道徳が常に重要な要素だが、実際には欠点を露呈している。もし中国が食料、燃料の供給を止めれば、金正恩が黙ったままでいるだろうか。東ドイツと同様にソウル主導の統一が実現するだろうか。北のミサイルはどの方向にも発射できる。北朝鮮は40年かけて大量破壊兵器の実用化を進めて金一族の存続を図ってきた。黙ったままで居るはずがない。
  8. ケリー構想のもう一つの問題は米韓同盟の解体でこれが実現すれば中国が朝鮮半島を我が物顔で支配するだろう。最悪の状況と言える。統一しても北も南も主体性を発揮できない。韓国が同盟国であり強い民主主義態勢を勝ち取った国だからこそ朝鮮半島の将来に意見を反映させる必要があるとの見方は道義道徳からの観点である。
  9. 朝鮮が統一され非同盟国になれば中国が再び三千年の歴史を繰り返し表に躍り出る。韓国の教科書では中国の朝鮮侵攻が900回あったと教えている。もっとわるいのが米韓同盟廃棄により中国支配下の「フィンランド化」が出現することだ。その場合、米国が果たしてきたアジア等の平和の守り手という立場に朝鮮半島から波及効果が出るだろう。アジアでの同盟関係崩壊は中国が長年模索している目標でもある。
  10. 金大中大統領は2000年6月の平壌サミットのあと、朝鮮半島の戦略的位置にふれ、統一後も同盟関係を残すとしていた。理由を尋ねられ、大統領はこう答えた。「北には巨大な大陸国家がありその地理条件は変えられない。東には海洋大国がありやはり動かない。米国は大国で強力だがいかんせん遠すぎる」
  11. ケリーはこのような取り決めが実現した際の日本の反応を見落としている。日本からすれば北朝鮮消滅は安心材料だが、同盟国である日本の頭ごなしで合意が成立すれば不信感を持つはずだ。また日本は覇権主義の中国と共存できないと堅く信じ、米国のアジアでの立場や同盟関係は一気に過去の存在になってしまう。
  12. 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル開発に成功すれば抑止態勢が崩れケリーがいうような代償を払わされるのだろうか。平壌の唯一の美点は自殺攻撃は考えていないことだ。北は聖戦主義ではない。ジェイムズ・マティス国防長官も米国に大量破壊兵器を使えb、米国とその同盟国は一緒に「圧倒的かつ効果的な」対応をすると明言している。
  13. 北朝鮮がICBMを保有すると考えると気分が悪くなり、かつ危険な状況だが、(北が本当に実用化するまでには4、5年かかる)それで抑止態勢が劣化するとは認めたくない。平壌はスカッドやノドンミサイルの射程を延長して韓国や日本国内の米軍基地を核攻撃できる実力があることを忘れてはならない。北朝鮮がICBMを持てば「世界の終わり」とヒステリックな反応が出ているが1964年当時の論争を思い起こさせるものがある。当時は毛沢東が常軌を逸し核兵器取得に奔走していたがその後われわれはその態勢のもとで生活を送っている。
  14. では北朝鮮問題でわれわれはどうなるのか。オバマの「戦略的忍耐」政策は失策と言われている。欠点の一つがアメリカが全面的な制裁措置をイランで実施したのに北朝鮮にはとらなかったことがある。そこで意味のある次の策は二次制裁措置を実行に移すことだ。(中国の銀行やフロント企業への制裁を含む)これで北朝鮮の国際金融制度へのアクセスを完全に絶ち、ハードカレンシーを枯渇させる。平壌はインフォーマルな現金経済で生き残っているに過ぎない。金正恩一族は贅沢品を手に入れている。そこで現金がなくなればどうなるか。防衛体制強化を組合せ、プーチン流のサイバー攻撃、フェイクニュース(暗殺準備が進んでいる、金正恩は性的不能者だ、など)をその他有効策と合わせ実施すればトランプ政権の北朝鮮政策としてはかなりのものになると思うがどうだろうか。■
Robert A Manning is a Senior Fellow at the Atlantic Council and its Foresight, Strategy and Risks Initiative. James J. Przystup is a Senior Fellow at the Institute for National Strategic Studies at the National Defense University. The views represented in this article are theirs alone and do not represent the views or policies of the Atlantic Council or the National Defense University.

2017年4月17日月曜日

★4月15日平壌軍事パレード登場の装備の実力は?



北朝鮮が瀬戸際政策でハッタリをかけているのはわかっていますが、個別に技術と運用を見ていかねばなりません。記念日に合わせて突貫工事で作った一見最新のビジネス居住街区は実は壁だけのセットだとGoogle Earthでバレて失笑のたねです。(この件は既存メディアでは報道されていませんね)指導体制の護持(帝国日本の国体護持を思わせます)しか頭のなかになく(しかも国民を70年間洗脳している)、北も引くに引けないのだとは思いますが、飢餓まで発生する中でこれだけの装備を整備しているのは(さらにここに核、生物化学兵器が加わります)正当な政府の資格がないと言わざるを得ません。運命のカギは米中の秘密交渉にかかっているようですが、異様な技術体系を整備する朝鮮民主主義人民共和国(3つの嘘で構成された国名)は存在しないほうが人類の幸福につながるのではないでしょうか。

Analyzing North Korea's Missile Parade: Prescription For Fear, Dose Of Reality 4月15日軍事パレードに登場したミサイルを分析する

Here are the technological highlights from yesterday's military parade through Kim Il Sung Square. 金日成広場の軍事パレード搭乗装備の技術内容

BY TYLER ROGOWAYAPRIL 15, 2017



North Korea Founder's Birthday
WONG MAYE-E—AP
平壌での軍事パレードにはいつもより多くの関心が寄せられた。米朝間でこれまでになく緊張が高まっている中、実際に開戦の想定もあり、情報機関、報道機関は北朝鮮の軍事装備を注視した。
軍事パレードで登場する装備を実証ずみ軍事技術と誤解する向きが多いようだが、パレードは見栄えする装備を見せびらかす場であり、それ以上の意味はない。
北朝鮮がテストしているミサイルの性能は判明しており、今後の北の狙いもわかっている。The War Zoneは金正恩のミサイル戦略の方針変更をまっさきに読者に伝えており、毎回の発射事例を詳しく追ってきた。
北朝鮮が大陸間弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイル能力の獲得に成功したのはまちがいないが、今回のパレードに現れた大型移動起立発射(TEL)車両のキャニスター内に何も入っていなかった可能性もある。
行事には異様だが予想通りの狂乱状態が見られた。AP
そうなると今回のパレードは最終戦を覚悟した平壌の決意のあらわれというよりひとりよがりの希望と夢を描くキャンバスだったのだろう。
金日成広場を装備が行進したがすべてが実用化されているわけではない、少なくとも今は。だからといって全部がまがい物でもない。繰り返すが、今回現れた装備の多くは試験段階で、発展改良の可能性はある。
これを前提に今回パレードに登場した技術をひとつひとつ見てみよう。
なお各種弾道ミサイルの脅威内容がCSISのツイッター内にあるので参照されたい。ただし内容は必ずしも正確ではない。

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North Korea's ballistic missiles, visualized. https://missilethreat.csis.org/country/dprk/



KN-11水中発射弾道ミサイル  北朝鮮がKN-11「北極星」潜水艦発射弾道ミサイルを初公開した。これは実装備であり、一隻しかないシンポ級潜水艦で水中発射にも成功している。固体燃料を使う中距離ミサイルと考えられている。潜水艦発射なのでTHAAD有効射程外で発射可能だ。

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KN-11中距離弾道ミサイル  輸送起立発射車両TELにテスト中の中距離固体燃料式のKN-15が搭載されている。KN-11水中発射ミサイルの陸上運用版で2月にテストが成功している。TELによりどこでも移動できる。完成度が高いように見える同ミサイルは北朝鮮のミサイル脅威で真剣に考えるべき存在だ。

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飛翔制御機能を付けたスカッドSRBM スカッド用TELを流用したこのミサイルで興味を引くのは先端部分に飛翔方向制御用のフィンがあることだ。北朝鮮は短距離弾道ミサイルの飛翔制御に取り組んでいる。

飛翔中に方向制御できれば迎撃の難易度が高くなる。とくに飛翔最終段階でこれをされると大変だ。また北朝鮮は対艦ミサイル整備にも力を入れている。スカッドで沿海の敵艦をねらうのは理にかなう。同様の技術が北朝鮮の友好国イラン含む多数国に拡散している。
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TELを巡る謎  搭載するTELに比べて異様に大きなミサイルキャニスターがどのミサイルを想定しているか不明だが、開発中の液体燃料式KN-14ICBMではないか。KN-08を大型化したとみられるが、二段式で先端部ノーズコーン形状が変更されている。

TELの構成が中国のDF-31用TELに似ている。KN-14は北朝鮮で最重要のICBMで構成部品をつなぎ合わせてミサイル本体の形にしており、国内の主要ミサイル・核施設内に保管されている。ただしこのミサイルの発射が成功したとの証拠はなく、2016年10月に失敗したとの情報がある。
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ICBMはどこ? 大型TELが以前のパレードにも現れているが、今年はキャニスターが多くの注意をひいた。これを見て北朝鮮の新型固体燃料式ICBMだと報道している例が目立った。

誤解のないように目にしたのはキャニスターだけであり、TELも前からあるものだ。またキャニスターの中身は不明だ。他方で大型KN-08(三段方式)の小型版あるいは固体燃料ミサイルは二段式あるいは一段式である。KN-08は最大の移動式ミサイルで開発がここ数年続いているが、以前もTELだけ登場してキャニスターは空だった。
このTELで大型かつ完全新型固体燃料式ICBMを運用するつもりなのかもしれない。ロシアの道路移動式トボルICBMに似ているかもしれない。だがすぐに実現すると思えず、今回登場したTELもプロパガンダ用の「白紙状態」の装備で、テストがすぐ始まるわけでない。
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拡大型BM-25 ムスダンIRBM このミサイルも謎が多い。一見するとKN-08の新型のように見えるが、外観上の特徴が異なる。このミサイルの二段目つなぎ目は整形されておらず、ノーズ部分は完全に異なる。もっとよく観察するとBM-25/HS-10ムスダンIRBMを大型化したようだ。ムスダン用のTELに搭載されている。さらに昨年テストされたムスダン同様の黒白の塗装を施されている。

ムスダンの性能は高くないが、テスト発射は成功しており、今回の新型改良版は域内の脅威になるかもしれない。新型版が二段目のみ固体燃料の可能性もある。
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新型沿岸防衛装備

沿岸部防御装備として陸上配備されるKh-35対艦巡航ミサイルが登場してパレードで関心を呼んだ。北朝鮮がロシアから1990年代中頃に同装備を供与されていたと発覚したのはごく最近のことだ。北朝鮮は国産化に成功し、輸出までしている。今回は同ミサイルをTELに装備し北朝鮮沿岸各地に移動させ探知撃破を一層難しくしている。
スカッドにも対艦攻撃させたいとする北朝鮮には沿岸防御装備があることは接近阻止領域拒否戦略を今後拡大する意向があることを示す。
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改良型暴風号 Pokpung-ho 主力戦闘戦車 国産の暴風号戦車が改良されたようで遠隔式対空砲塔にSA-16イグラIgle携帯防空装備を格納している。目標捕捉をどうするのか不明だが、カメラでロックオンして米韓の航空機をねらうのだろう。

砲塔右側(写真参照)には対戦車ミサイルらしきもの二基がついており、国内製だがいささか古風な「ファイヤーバード」装備のようだ。これは旧式9K111を発展させたものだ。レーザー誘導装置は最近導入されたようだ。
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新型地上移動式局地防御装備? この移動式局地防空装備は新型のようだ。運用するミサイル種類は不明だが、国産誘導方式とSA-16改良型の可能性がある。奇妙な外観のノーズ部分がミサイルランチャー内部に見える。またこの装備でも目標探知捕捉方法は不明だ。おそらく左側キャニスター横にレーダーアレイがあり、起立回転するのだろう。

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特殊作戦部隊にだまされるな 北朝鮮特殊部隊の行進は不気味だった。迷彩服、暗視ゴーグル、88式機関銃(AK-47の国産版)に大容量銃弾倉をつけていた。

同部隊の一番の任務はトンネルや潜水艦あるいはAn-2複葉機から侵入し韓国国内に混乱を巻き起こすることで開戦直後の作戦を想定している。■
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