2025年12月1日月曜日

USSエイブラハム・リンカン、サンディエゴから静かに出撃していた(USNI News)



空母を通常の整備期間からあえて外して急遽出港させたのはなんらかのインテルがあり、西太平洋で安全保障上の必要が発生しているからでしょう。いまだに総理の発言の妥当性を巡り議論ばかりしている日本がぼやぼやしているうちに状況は変化しつつあるのでしょう。


サム・ラグローン

2025年11月24日 午後4時52分

2024年11月8日、USSエイブラハム・リンカン(CVN-72)がアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦USSフランク・E・ピーターセン・ジュニア(DDG-121)との海上補給を実施する準備をしている。米海軍写真

USNI Newsが入手した情報によると、前回配備から1年も経たないうちに、米空母エイブラハム・リンカン(CVN-72)は金曜日、カリフォーニア州サンディエゴ海軍基地を静かに離れ、太平洋配備に向かった。

国防総省当局者は、アブラハム・リンカンが第3空母打撃群(CSG)の一員として太平洋に展開したことを確認した。同艦には第9空母航空団が乗艦し、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦フランク・E・ピーターセン・ジュニア(DDG-121)がCSGの防空指揮プラットフォームとして随伴している。その他の詳細は明らかにされていない。

本誌の艦隊・海兵隊追跡システムによれば、今回の出航は、同打撃群が2024年12月に162日間の展開から帰還した後、2025年を通じて実施された一連の維持訓練(9月にアラスカ沖で行われたノーザン・エッジ演習への参加を含む)に続くものだ。

エイブラハム・リンカンの展開は、海軍の最適化艦隊対応計画(OFRP)から逸脱している。OFRPは36ヶ月の整備・訓練・展開スケジュールを規定している。同計画下では、空母・搭載航空団・随伴艦は、修理期間に入る前の緊急展開に備え待機状態を維持し、その後次期展開に向けた認証プロセスを開始する。

サンディエゴを母港とする空母「カール・ヴィンソン」(CVN-70)もOFRPサイクルから外れた。2024年初頭、同艦は約4か月半の展開を終えた。サンディエゴ帰港後、一連の維持訓練を実施し、2024年環太平洋合同演習に参加した。同艦は2024年11月18日に再び出航し、約9ヶ月の展開を経て8月に帰港した。

カール・ヴィンソンの前回の包括的整備期間は2022年だったと、USNIニュースの空母展開データベースは伝えている。

一方、ニミッツ(CVN-68)は先週南シナ海を出港後、最終作戦展開を終えつつある。8ヶ月以上に及ぶ展開終了後、ブレマートンを母港とする同空母は退役し、東海岸で解体される予定だ。■

サム・ラグローン

サム・ラグローンはUSNIニュースの編集長である。2009年より海軍・海兵隊・カナダ海軍の立法・調達・作戦活動を担当し、米海軍・海兵隊・カナダ海軍の艦艇に同行した経験を持つ。

USS Abraham Lincoln Quietly Deploys from San Diego

Sam LaGrone

November 24, 2025 4:52 PM

https://news.usni.org/2025/11/24/uss-abraham-lincoln-quietly-deploys-from-san-diego


0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントをどうぞ。