対中戦を睨んだ部隊戦力再編の一環で、島嶼戦でのアジャイル展開を実現するためですね。海兵隊は着実に戦力再編を行っています
J.D.シムキンス / ホープ・ホッジ・セック
2025年12月3日 午前7時12分
第26戦闘兵站大隊が、持続訓練中の爆破作業から身を守る。(サティノ・D・マルティネス伍長/米海兵隊)
米海兵隊はインド太平洋の紛争地域で機敏な兵站活動を行う「フォース・デザイン2030部隊設計」の一環として新中隊3個を創設した。
海兵隊によると、第4戦闘兵站大隊は11月14日、日本のキャンプ・シュワブで式典を行い、本部、アルファ中隊、総合サービス中隊を正式に発足させた。第4の戦闘兵站中隊であるブラボー中隊も近く追加される。
新部隊の編成は、インド太平洋全域で部隊を迅速に展開する機動後方支援能力の構築を海兵隊が重視している方針に沿ったものだと、第4戦闘後方支援大隊のネイサン・グリーン中佐は部隊発表で述べた。
「急速に変化する作戦環境では敵を出し抜くことが重要だ」とグリーン中佐は語り、戦域の性質上、迅速な適応が求められることが多いと付け加えた。「再び変更が必要なら、また変更する」とグリーン中佐は語った。
エリック・スミス海兵隊総司令官は10月初旬、「フォース・デザイン2030」更新版を発表し、迅速な意思決定と必要に応じた方針転換の推進を強調した。
「我々は戦争の様相が急速に変化する時代に近代化を進めている」とスミス司令官は24ページの文書序文で記した。「敵対勢力は先進兵器を配備し、我々の戦闘優位性を侵食する新戦術を採用している。無人機、長距離精密火力、サイバー攻撃、電子戦は日常的な戦闘要素となった。現代の戦場から得られた教訓は、海兵隊で長年理解してきたことを裏付ける。戦闘は容赦なく、より速く適応し、より激しく戦い、より長く耐え抜いた側に勝利は属する」。
グリーンは、CLB-4の訓練演習と共同作戦が、新たな部隊が将来の戦闘に向けて進化する方法をさらに左右すると指摘した。さらに、インド太平洋戦域において日本駐留の第4海兵連隊と海軍遠征部隊を十分に装備することは、それらの動きを支える基盤となると付け加えた。
「フォース・デザイン2030」の当初計画では、第4海兵連隊はグアムを拠点とする沿岸海兵連隊へ改編される予定だった。
しかし司令官が発表した最新の計画更新では方針が変更され、文書には「同連隊は第3海兵遠征軍(III MEF)に増強海兵歩兵連隊として残留し、中核任務を維持しつつ潜在的な危機・紛争への対応準備を整える」と明記された。
海兵隊広報官のエリック・フラナガン中佐はMarine Corps Timesに対し、この変更は脅威評価に基づくものだと説明した。
「第4海兵連隊を維持する決定は、インド太平洋地域における競争相手による脅威の増大を扱う最近の戦争ゲームと分析に基づいている。これにより、海兵隊は地域内の他部隊と協力し、地域的脅威に断固として対応し、同盟国・パートナー国と共に統合抑止力を提供し、突発的危機に対処する態勢を整える」とフラナガンは述べた。
「海兵隊の現在の優先事項は、既存の歩兵連隊と専用設計のMLR(海兵隊連隊)が、安全保障環境の変化する要求に応えられるよう確実に装備・訓練されていることに集中させていくことにある」。
J.D.シムキンスについて
J.D.シムキンスは『ミリタリー・タイムズ』および『ディフェンス・ニュース』の編集長であり、イラク戦争に従軍した海兵隊の退役軍人である。
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