2016年9月18日日曜日

南シナ海でのプレゼンスを増やす日本、稲田防衛相がワシントンで発表 

稲田大臣のワシントンDC訪問では明確な意思を伝えることができたようで成功したと言えるでしょう。中国はここまで問題を拡大して何を狙っているのでしょうか。どう事態を収束させるつもりなのでしょうか。そもそも国際秩序にあからさまに挑戦するこんな国が国連安保常任理事国というのはおかしな話ですね。

Japan Wants Joint Training Patrols With U.S. in South China Sea

September 16, 2016 11:31 am
日本が南シナ海への関与を米海軍との共同訓練実施で強化し、中国への牽制を狙う。
  1. 稲田朋美防衛相は15日ワシントンDCの戦略国際問題研究センターで日本が「南シナ海への関与強化策として例えば海上自衛隊が米海軍と合同訓練航海を行い、二国間あるいは多国間演習を関係各国と実施する、あるいは域内関係国の対応能力強化への支援が考えられる」と述べた。
  2. 中国が南シナ海で主権を主張していることが深い緊張を招いている。とくに国際仲裁法廷が北京の主張に歴史的裏付けはなく法的な根拠もないと裁定を下したことの波紋は大きい。日本は中国と尖閣諸島の主権をめぐり意見が対立死両国間の関係に影響している。
  3. 自衛隊を米国による航行の自由演習に派遣する構想が今年早々に浮上した際には中国が日本へ「レッドライン」だと警告していたと伝えられる。
  4. 稲田防衛相は日米同盟及びアジア太平洋の安全保障問題を席上で詳しく述べ、中国は東・南シナ海で域内の国際秩序を覆そうと「あからさまな企み」をしていると批判した。
  5. さらに北京が7月の裁定内容を無視していることは「一方的に現状を変更し、既成事実化しこれまでの規範をないがしろにする」と述べた。
  6. また尖閣諸島周辺海域への度重なる侵入は「常態化」し、「前例のない事態」で中国側取締艦船と漁船が日本接続水域の航行を連続して行っているとも語った。6月には中国海軍艦艇一隻が同諸島近くで領海侵犯した。
  7. 「もし東シナ海南シナ海の海上航路の法秩序を力づくで変更する中国の試みを世界が見過ごし、法を捻じ曲げるのを食い止めなければ、結果は西太平洋だけにとどまらず世界規模となる」と警句を発した。
  8. 稲田防衛相は米海軍が航行の自由演習を南シナ海の問題地点周辺で行うことに賛意を示した。日本は南シナ海でのプレゼンスを強化し国際法の遵守を執行しつつ「中国との建設的対話の扉は開けたままにしておく」と述べた。
  9. 日中首脳は連絡用のホットラインを作り、南シナ海での偶発的な軍事衝突を避けることで先週同意したと稲田防衛相は紹介している。
  10. 米海軍は日本が域内協力体制を強化する動きを示したことを歓迎する声明を発表したとロイターが伝えている。
  11. 「米国は日本が会場行動を南シナ海で拡大する意向を示したことを歓迎する。米日両国は今後も協力を強化し、域内の安定秩序を守る努力を続けていく」■
Morgan Chalfant   Email Morgan | Full Bio | RSS
Morgan Chalfant is a staff writer at the Washington Free Beacon. Prior to joining the Free Beacon, Morgan worked as a staff writer at Red Alert Politics. She also served as the year-long Collegiate Network fellow on the editorial page at USA TODAY from 2013-14. Morgan graduated from Boston College in 2013 with a B.A. in English and Mathematics. Her Twitter handle is @mchalfant16.

2016年9月17日土曜日

★★RAFタイフーン戦闘機他が日本へ、初の日英空戦演習ガーディアンノース16は10月に三沢で開催



三沢の空にタイフーンはじめ英空軍機がやってきます。航空自衛隊による発表と同時に英政府も在京英大使館経由で演習予定を公表しました。


Announcement: RAF Typhoon aircraft to visit Japan

First published:16 September 2016
RAF Typhoon aircraft to visit Japan
(c)Jamie Hunter
航空自衛隊幕僚監部は本日声明を発表し、初の日英航空戦闘機演習を三沢基地を舞台に10月中旬から11月初旬まで開催する。
演習は今年1月の外務・防衛閣僚会合(2+ 2)で実施が合意されていた。
英空軍はタイフーン4機、ヴォイジャー空中給油機、C-17輸送機を派遣し航空自衛隊はF-2およびF-15を参加させる。
航空自衛隊にとって米国以外の国との共同訓練は今回が初となる。演習は相互運用性を確認し、日英の協力関係を安全保障、防衛分野で広げるのが狙い。
演習名称は「ガーディアンノース16」で空自、RAFが安全保障の守り手として日本北部の演習空域を活用する。
日英両国は民主主義国家として価値観を共有し、法の支配原則の信奉でも一致する。ガーディアンノース16は両国が安全保障防衛部門での協力関係を深化させる一環となる。■


2016年9月15日木曜日

韓国が北朝鮮首脳部抹殺の作戦構想を立てていると判明


この記事を見て正直な感想は①韓国の装備で平壌を本当に全滅させられるのか ②どこまで作戦構想が現実的なのか ③統帥権を在韓米軍が握る中で韓国の暴走が許されるのか ④平壌を攻撃すればソウルも攻撃を受け、南北で血なまぐさい戦いに火がつくのではないか ⑤ 相次ぐ北の弾道ミサイル実験、核実験に精一杯対抗して情報を開示したのでは という点です。

S. Korea unveils plan to raze Pyongyang in case of signs of nuclear attack

2016/09/11 11:31

SEOUL, Sept. 11 (Yonhap) --韓国が北朝鮮の首都平壌の撃滅作戦を準備していることがわかった核攻撃の兆しを北朝鮮が見せれば集中爆撃を加える構想とソウル軍事筋が明かした
「平壌市内各地特に北朝鮮指導層が身を潜める可能性が高い場所を徹底的に空爆するため弾道ミサイルと高性能弾薬を投入します。北が核兵器使用の兆候を見せれば迅速に実施します。言い換えれば北朝鮮首都は灰塵に帰し地図から抹消されます」(同軍事筋)
South Korea's Hyunmoo II ballistic missile (Yonhap file photo provided by the Ministry of National Defense)
韓国のHyumoo II 弾道ミサイル(Yonhap file photo provided by the Ministry of National Defense)
詳細な空爆構想は韓国国防省が「韓半島大規模懲罰報復」 (KMPR) 構想を先週国会に提出した中で明らかになった。これは北朝鮮の核実験に対応したもの。
「国防省の作戦構想KMPRの狙いは平壌の特定地区を地図上から抹消することにあります」(同筋)
作戦構想では先制攻撃を北に加え、金正恩ほか軍上層部を標的とする。これは北が核兵器を使用する意図があることを探知した場合、あるいは開戦の場合だと同筋は解説。
この作戦構想では国産地対地弾道ミサイルを使用する想定で、Hyunmoo 玄武2A、2Bおよび3を発射する。(有効射程は、それぞれ300、500、1,000キロ)
来年には各型ミサイルの発射実験が終わり、Huymooミサイルの整備は迅速に進むという。
「KMPRは究極の作戦構想で、核兵器を使わず最大効果をあげようというものです」(同筋)
別の筋によれば北朝鮮首脳部を標的とした特殊作戦部隊が韓国軍内に発足している。「この部隊は北朝鮮首脳部を狙い、報復攻撃を加える」という。■


2016年9月14日水曜日

★★★沖縄から発進の米F-15編隊が中国スホイSu-30MKKと9月12日台湾沖合でにらみ合いをしていた



軍事航空専門サイトのAlert 5が中国報道を伝え、独自取材で事実を確認しています。中国編隊は演習で遠距離飛行を試みたようです

USAF F-15s face off PLAAF Su-30MKKs on Sept. 12 off Taiwan


中国国営メディアが9月12日、人民解放軍空軍(PLAAF)が爆撃機、戦闘機、支援機の編隊をバシー海峡から太平洋にかけ飛行させたと報道している。台湾のUp Mediaは米空軍がF-15を日本から派遣したと伝えた。本誌は取材源を確認し、事態が実際に発生していたと確認した。
Up Media報道によれば米海軍駆逐艦USSスプルーアンス(DDG-111)が同近海で航空機集団がバシー海峡方面に向かうのを探知し、ただちに上空援護を要請し、F-15が8機沖縄から発進し、別途RC-135も二機急行した。
同時に台湾もF-16と国産IDF戦闘機を計16機数波に分けて飛ばし、中国機の飛来探知に対応した。
報道では米中の接近は蘭嶼Orchid Island付近としているが、本誌の独自取材では台湾と日本のそれぞれの防空識別圏ADIZが分岐する地点に近かったと判明。両陣営の戦闘機パイロットはそれぞれ高度を稼ぎ有利な立場を確保しようとし、PLAAF機は台湾ADIZに侵入した。台湾空軍機は距離をおいて事態を観察し、中国領空方面には近づかなかった。米中の戦闘機隊はその後北と東にそれぞれ退去した。■


★★ボーイングがT-X案を発表



ボーイングは戦闘機ビジネスに残るためにもぜひ採用を期待するところでしょう。製造技術面での革新性がどこまであるかも好奇心をかきたてるところです。韓国その他の国で供用中の練習機をそのままではありませんが採用するのは想像しにくいですね。商売が上手なボーイングのこと、相当の売り込みをかけてくるでしょうね。

 Boeing Unveils T-X Advanced Trainer Aircraft

By: Valerie Insinna, September 13, 2016
ST. LOUIS — ボーイングは米空軍向け次期練習機採用を狙う新型機を9月13日公表した。単発双尾翼構造の機体はスウェーデンのSaabと共同開発
  1. 劇的効果を狙ったロールアウト式典で同機が公開されると同社幹部からもう一つ驚くべき発表が出た。二機が完成ずみだ。
  2. 「当社T-X案は双尾翼が特徴で、一枚尾翼機より操縦特性が優れます。スタジアム型座席配置で後席教官に良好な視界を提供します。整備にも優しい機体です」とボーイング・ファントム社長ダリル・デイヴィスが席上で述べた。「眼に見えない部分がすごいのです。高度設計内容と製造方法がこの機体の背後にあります」
  3. ボーイング-Saab共同開発機はGE404エンジン単発で特徴はグラスコックピットとオープンソフトウェアでデータは機体から地上訓練設備に吸い上げる。機体には今後の発展の余地があり、イアmは主翼にハードポイントの要求はないが、二箇所で装着可能で空中給油用の追加装備の余地も残してある。
  4. 1号機がロールアウト式典で展示されたが、地上試験はすでに始まっており、今年末に初飛行の予定とデイヴィスは説明。二号機は式典後に記者団に披露されたが構造試験用に投入される。Defense Newsは今回ボーイングから宿舎と旅行手続きでボーイングから便宜を提供されている。
  5. 米空軍は性能内容でインセンティブを提供することとしており、高G性能や迎え角性能が想定されており、ディヴィスはコストて削減のために現在要求水準の解明を行っていると説明。
  6. 両社は新製造技術も採用しているが報道陣には内容ほとんど公開していない。デイヴィスは治工具無しでの製造が可能とだけ述べている。その他には接着剤でキャノピー製造工数を減らし、3-Dプリンターでポリマー樹脂部品を製造している。「この場で企業秘密を明かすことはできませんが、コスト曲線を相当下げています」(デイヴィス)
  7. デイヴィスはSaab-ボーイング間の作業分担の詳細も明らかにしなかったが、ボーイングのF/A-18E/FスーパーホーネットとSaabのグリペンの技術が応用されている。 「流用された技術は設計と製造両面で多くあります。Saabからはこれまでの知見を大量に提供してもらい、グリペンのシステムから一部流用しています」(デイヴィス)
  8. ボーイングは同機の生産拠点を決定しておらず、当面はセントルイスで技術製造設計段階の作業を続ける。
  9. 米空軍は350機を導入しT-38と交代させる。今年末に最終案の提案要求を提示し、絞り込み選考は2017年に完了する。
  10. ボーイングはT-X発表で専用ウェブサイトを8月に公開し、概念図や宣伝ビデオを小出しに公開する手法をとった。正式発表は空軍協会主催の航空宇宙サイバー展示会カンファレンスの一週間前とし、同機への関心をさらに高める意向だ。
  11. T-X競作では4案のうち2社が完全新型設計で、そのうちボーイングがまず機体を公表した。残るノースロップ・グラマン案は秘密のベールに覆われているが、試作機写真がトゥイッターに現れている。
  12. ロッキード・マーティンはT-50Aと組み、韓国、インドネシア、フィリピン、イラクで供用中の機体を元にする。レイセオン、レオナルド、CAE連合はT-100としてレオナルドのM346(イタリア、イスラエル、シンガポールで供用中)を原型にした機体を提案する。■


2016年9月12日月曜日

★★回想の9/11 体当たり攻撃をしてでも旅客機を食い止める覚悟だった米空軍搭乗員



9/11では当時から空軍戦闘機が迎撃に向かったとの話は流布していました。今回は当時のパイロットからの回想が紹介されていますが、セレブの話題など中心のメディアでこんな記事が出るところがアメリカの懐の深さでしょうね。

Inside a Hero Fighter Pilot's Decision to Give His Life in Kamikaze Mission on 9/11: 'We Were Going to Do the Unthinkable'


BY NICOLE WEISENSEE EGAN

UPDATED 09/11/2016 AT 09:00 AM EDT ORIGINALLY PUBLISHED 09/09/2016 AT 04:50 PM EDT


米空軍中佐マーク・サセヴィルが世界貿易センターに飛行機が衝突したとの一報を聞いた2001年9月11日、中佐も他の数百万名同様に単なる事故だと思っていた。


.だが二機目がタワーに衝突したと聞き、中佐は第121戦闘機飛行隊の隊員とアンドリュース空軍基地(メリーランド)で直ちに行動に移った。


三機目がペンタゴンに突っ込むと93便がワシントンDCへ向かっているとの一報が入った。


「93便の行き先は誰も知らなかった」と中佐は本誌に語ってくれた。「そのためわれわれはとりあえず滞空待機を命じられた」


「旅客機が本来の目的地以外の場所へ突っ込んでいることはわかった」「ホワイトハウス、議会議事堂などに激突すれば大惨事になる。ペンタゴンは軍事目標として受け入れられても、その他は想定外だ」


中佐と同僚パイロット、ヘザー・「ラッキー」・ペニーがそれぞれ自機F-16に向かった。


「たったひとつの問題は機体が武装していなかったことだ。通常は武器を搭載して飛ぶことはない」と現在は少将に昇進しペンタゴンに勤務するサセヴィルは語る。


両機の唯一の武器は機体そのもので、サセヴィルとペニーは神風ミッションに出撃したのだった。


「機に向かう途中、ラッキーと短く言葉をかわし、これからする仕事のこと、必要となったら普段は考えもしないことをどう実施するかを話した」


旅客機撃墜の訓練を受けておらず、両名は自分で案を立てる必要があった。


Inside a Hero Fighter Pilot's Decision to Give His Life in Kamikaze Mission on 9/11: 'We Were Going to Do the Unthinkable'| September 11th, Real People Stories

当時のサセヴィル少佐  COURTESY: MARC SASSEVILLE


「旅客機をどうしたら迅速に撃墜できるかを考えだす必要があった」「二機一緒に飛び、こちらが旅客機の一部に激突し、彼女が残りの部分に当たるつもりだった」


「コックピットを狙うからな」と中佐。「では尾部を狙います」と彼女が答えた。「『狙う』といったのは激突する意味だった。なんといっても両機は武装していなかった」


空に上がるとまず93便を探し始めた。ペンタゴン上空を飛ぶと炎上がる建物から人命を救おうとする懸命の様子が目に入った。「信じられないほど混乱した光景だった」という。


「煙はコックピットまで入ってきた。いまだから話すが吐き気を感じた。匂いんの問題ではなく、国土が攻撃されたことで動転したのだ」 「ここまでの攻撃をやってのけたことに驚いた」


中佐はラッキーとDCあたりを旋回飛行しつつ、再度93便をどう撃墜するかに集中した。


「操縦席周りと尾部に体当りしても同機はすぐ墜落しなかっただろう」「そのため狙うなら主翼で飛行能力を奪うことだと考え、機体の主力近くに狙いを定めることとした。激突したら可能なら射出脱出し、すべてそこまでうまく行けばの話だった」


「主翼を狙わないかぎり機体の飛行性能をダメにできない。主翼が狙いだった。問題は同機がどこを飛んでいるのかわからないことだった」


心のなかでは自分が命を失う可能性と何百名もの罪のない乗客が93便におり、自分が任務に成功すればこの人達が死ぬことを秤にかけていた。


「士官学校での哲学講座どおりで一人の命を犠牲にすれば数百名を救える、また壊滅的な国家聞きを回避できると考えていた」


Inside a Hero Fighter Pilot's Decision to Give His Life in Kamikaze Mission on 9/11: 'We Were Going to Do the Unthinkable'| September 11th, Real People Stories

マーク・サセヴィル少将 NATIONAL GUARD BUREAU


同じ「道義上の計算」を93便の乗客を対象にあてはめれば中佐が任務に成功すれば機体は地上に激突し全員が命を奪われるのだった。


「機内が満席でないよう祈っていたが、どちらにせよ墜落すれば地上でも余分な犠牲者が増えるだろう」「ペンタゴン以外の国家の象徴が標的になるのは考えたくないことだった。実現すれば21世紀の行方が全く変わってしまう」


中佐は後に知るのだが93便の乗客も全く同じ結論を出し、自分たちの力で同機をシャンクスヴィル(ペンシルバニア)に墜落させたのだった。


「信じられない話だ。乗客たちこそ真の英雄だ。自分たちで状況を理解し、正しく把握した上で何をすべきか決断したのだ。話を聞いて涙が出て仕方がなかった。今でも同じです」「まさしく同じ計算を心の中で行い、倫理上の重荷を自ら背負ったのだから」


「そのことと関連して当時も今も変わらない事実はこの国が攻撃を受けたことだ。怒りが湧く。しかも攻撃はまだ終わていない」「事実にどう向き合うべきか。まず戦いは長い長いものとなっており今も続いている」


サセヴィルはペンタゴン勤務の今でも9/11の記憶は消せないという。「駐車場で毎日攻撃箇所が目に入りますから、どうしても記憶が鮮明に蘇ります。犠牲になった人たち、悲しみにくれる家族、建物内で無事だった人たちも多数います」「テロ攻撃でPTSDに苦しむ人も多い。ニューヨーク・シティでも同じでしょう」


現在のわれわれは15年前より「遥かに準備が整っており」同じ状況は再発しない。


「警戒に当たる機体は24時間7日間連続で待機し、武装もしていますので、本日同じことが起こっても対応は全く違う」


15周年記念日が今年は日曜日で、ササヴィル少将の予定は単純だという。「祈りを捧げてから犠牲者のために乾杯します」



9/11から15年。アメリカ的思考はその教訓をこうまとめる



うーん、どうなんでしょう。いかにもアメリカ的というか。これが3.11の15周年エッセイならこんなトーンの回想録が日本人に書けるでしょうか。思考の方向性が全く違う気がします。日本メディアが日本人の思考でまとめた記事とも全く違っているでしょう。ご参考までに。

The National Interest

9/11 Anniversary: 10 Lessons Learned From the 15-Year ‘Long War’

September 8, 2016


9/11当日に筆者は軍務にいたが、この15年で生活も国の動きも大きく変わってたとはとても思えない。
渦中にいたものには時間は早く流れた感が強いがその他国民にとっては過去の歴史の一部だろう。現在ヘリテージ財団でインターンをする若者は4歳5歳だった。この長期戦で得られた教訓は何なのか。
1.  どの国も脆弱、民主体制も同様。アメリカの自由と開放さが攻撃を招いた。9/11のテロリストはアメリカを世界に紹介する制度を利用して入国している。これまでは2つの大洋が直接攻撃を防いできた。すべてのグローバル化がその仮定を変えてしまった。アメリカも他の国同様に外部から攻撃されることを示した。
2. アメリカの回復力は高い。9/11攻撃が他国で起こっていれば衝撃の脅威で服従させられただろう。だがアメリカは違う。たしかに動揺し、混乱させられたが直後数時間のことで、国家指導層は対応が早かった。米経済は崩壊せず、政府機構は機能不全にならず、世界各地からの軍撤退を求める声は殆ど出ずか細いものだった。困難にめげず頑張る姿勢がアメリカにあり、大混乱のあとも仕組みが機能しつづけていた。
3. 国家勢力相手の戦いより対テロリズム戦は長期戦になる。アメリカでは外交政策は期限付きで考えることが多い。特に軍事作戦が絡むとこの傾向が強い。第二次大戦は数年間でお終わり、ヴィエトナムは長かったが最終では終結した。テロとの戦いではまだ終結の兆しが見えない。オバマ大統領も「永久に戦い続けるわけに行かない」と述べたほどだが、残念ながら大統領は「敵も得点する」きまりを忘れているようだ。急進イスラム教徒のテロ集団はまだ野望を捨てておらず、こちらも見逃すわけに行かない。戦いは今後も続く。
4.  保安体制と市民の自由の双方を最大限実現する必要がアメリカにある。9/11直後は保安体制強化に傾いたのは追加攻撃の恐れがあり当然と言える。その後、方向は逆に向かった。今日でも議論は続いている。これはリベラル派対保守派の重箱の隅をつつくような論争ではない。アメリカを世界唯一の存在にしている精神、心の問題だ。確かに米国のような民主制度は権利を守り、開放佐を維持しているゆえに脆弱さがある。米指導層の課題は市民の生命財産を守りつつ自由を犠牲にしないことだ。これは簡単ではないし、疑問もう無だろうが、指導層に求められたもっとも重要なバランス作業だ。その意味で今も続く議論は継続すべきだ、どちらの方向に向かうにせよ。
5. アメリカ国民一人ひとりが原則を確認すべきだ。政治家の多くが重要課題を風向きが変わったかのごとく話す。政府高官の座についても安全保障対市民の自由問題ではコロコロと方向を変える。それぞれ「反対する前は賛成だった。反対の前は賛成だった」と表現される現象を示し、国民は重要課題を政治家だけには任せられないと感じている。アメリカ国民全員が関与する必要があり、したがって基本原則に親しんでおく必要がある。これは「プロ集団だけにまかせておけばいい」課題ではなく、全アメリカ人の課題だ。
6. 敵をみつけなくても良い時がある、筆者自身のことで恐縮だが、陸軍特殊部隊の幹部として世界中を駆け回り、9月11日にはバージニア州北部で私服のまま戦闘に入った。それ以前もアルカイダが宣戦布告していたが、その日初めて現実に直面したのだ。誰だってこれは望むことではなかったが、アメリカは対応を迫られたのだ。
7. 世界「最悪」かつ最良の軍が非対称の敵との戦い今も手こずっている 米軍は世界各所で叩く準備を整えておく必要があり、敵となる相手は多様だ。アメリカの権益はグローバルに分布し、敵も同様だ。kのためアルカイダのような想定外の課題に迅速かつ最適な対応が必要であり、今はこれがイスラム国になっているわけだ。さらにアメリカは規則に則って戦う。だが相手となる非対称勢力はこれをしない。だからこちらが変わる必要があるというのではないが、イデオロギーで動く敵は撲滅が困難だ。
8. アメリカ指導層には指導力が必要だ。傍観は望ましい選択肢ではない。指導力を発揮するとはまとめればこんなところだろう。米国民にこの先起こることへ準備させることであり、実態をぼやかしたり、正面から説明することを避けてはならない。事実を語る。事実を隠したり、論点を見えなく仕様としても失敗する。さらに信頼を失う。厳しい決断をすべきだ。指導層は選挙の洗礼を経て指導する立場になるのであり、票で生きているのではない。アメリカにとって正しいこと最善なことで生きるのだ。最後に憲法が与えた仕組みを活用することだ。ねじまげたり、闘争手段にしてはならぬ。アメリカの制度は単純ではないが、世界の統治機構としては最善の存在だ。政争に明け暮れず仕事をしてもらいたい。
9. アメリカ若年層は今でも最高。いつの世も若い世代は年長から不信の目を向けられるものだ。たしかに2000年世代はひとりひとりの関与の仕方が弱い。だがすばらしい個人も存在する。米軍に志願する若者は偉大な世代に属する。政府に加わり、各地で自らを犠牲にしてまで働く若者の数はアメリカを前進させる頼もしい力だ。
10. 最後にアメリカは完璧ではないが、国民は世界とともにアメリカが特別の存在であると承知し、役目を果たすことを期待している。マイク・ヘイデン将軍がアメリカがこの七年半にわたり指導性を発揮しなかったのは古典的映画になった「素晴らしきかな人生」のようだと表現した。絶望した主人公は本人がもし生きていなかったら全然異なっていた世界を見るのだ。ヒント、これはまずいことだ。アメリカは最良ではないが、この国は建国の父祖が独立宣言や憲法に盛り込んだ原則から生まれる役割を演じてきた。アメリカは独特の存在であり、指導性を示せねばならない。
.ここまで長く辛い15年だった。アメリカ人が誰も望まなかった犠牲と苦闘の時だった。そこからの教訓に耳を傾ければ、アメリカの時代はまだ終わったわけではないのがわかる。
This first appeared in The Daily Signal here.

2016年9月10日土曜日

★★自衛隊が真の意味で統合運用を実現する前に中国が日本領土に侵攻したらどうなるのか



ともすれば戦闘機や潜水艦、また戦闘車両など自衛隊の実力を評価しすぎる傾向にやや違和感を覚えていましたが、日本戦略研究フォーラムのニューシャム研究員の以下投稿には考えさせられるものがあります。自衛隊も日本の組織文化の産物であることを思い知らされますが、理想の姿には相当乖離していることがうかがえます。長年放置しておいたツケがいま来ているのでしょうか。言葉だけうわ繕いしておけばよい、という問題ではなく真剣に考えなくてはいけませんね。

The National Interest

Japan's Military Has Some Serious Problems (As China's Military Gets Stronger)


September 7, 2016


陸上自衛隊(GSDF)は恒例の富士総合火力演習を8月末に富士山周辺で実施した。GSDFは弾薬装備を多量に使用し隊員はヘリコプター、戦車はじめハードウェアを駆使した「戦闘状況」を再現した。
 感動的な実演に来場者数万名は感銘を受けたが、目前でくりひろげられた高額な「カブキ」の下に深刻な国防上の欠陥があるとは気づかなかっただろう。
 今年の演習は「島しょ部分奪回」シナリオを展開したが、内陸演習地では再現困難な内容だった。GSDFはいつも見せ場を作り、隊員のプロ意識が高いところを示そうとする。自衛隊(JSDF)は日本防衛を専門に編成されてきた部隊であると思いを新たにする来場者も多いだろう。
 だが演習はGSDFやJSDF全体としての欠点を逆にさらけ出している。日本政府は欠点を是正し、中国の軍事力、野望の前に無力をさらけ出すことは避けなければならない。
 言い換えれば日本政府が問題点を是正しないと戦略的な軍事敗北を喫するのは必至だろう。欠点は次のとおりである。

揚陸作戦能力整備に本気でないGSDF
GSDFが揚陸作戦整備を揚陸緊急展開大隊(ARDB)として整備しようとしている。中国は行動言動両面で日本の南西諸島を脅かしており、日本としても対応を迫られている。しかし、その内容には真剣さと及び腰の部分がまざりあっている。
 GSDF上層部には機動揚陸部隊を海上自衛隊、航空自衛隊と連携して中国の南西諸島侵攻から守る構想に反対する向きが一部にある。
 GSDF上層部には北海道をロシア侵攻から守る機甲部隊作戦への郷愁がまだ残る。この軋轢の中でGSDF改革を主張した中心的トップ二名が昨年早期退役を迫られた。惜しい人事だ。
 ARDB構想など提案中の新企画は適切な内容だが海自および空自が適切な支援を提供できるのか、そもそも南西諸島想定の作戦内容が正しいものなのか疑念は残ったままだ。

道は遠いJSDFの「統合運用」
富士総火演はGSDF主役だが「島しょ部奪回」のシナリオでGSDFが「奪回」する能力があるのだろうか。海上自衛隊(MSDF)や航空自衛隊(ASDF)と連携して作戦が実施できるのだろうかとの疑問は残る。
 その答えは「上手くいくはずがない」というものだ。
 理由としてGSDF、MSDF、ASDFが「統合部隊」の訓練をしていないことがある。共同作戦の実施に各組織が抵抗するのが普通だ。
 「統合性の欠如」にJSDFの根本的弱さが潜む。これが問題とわかっていても誰も手を打とうとしないのは不思議だ。もっとわからないのは各組織の幹部は同じ防衛大出身なのに卒業するや各組織のしきたりや伝統にすっかり囚われの身となり協力しないようになることだ。
 それでもGSDFはMSDFと意味のある進展をここ数年示しており、ドーンブリッツ演習(南カリフォーニアで実施)他の演習で共同運用が見られる。とは言うもののこれだけでは不十分で、「島しょ奪回」シナリオを参観したものは痛感しているはずだ。ASDFも富士総火演にはF-2戦闘機を飛行させ、対艦ミサイルを「発射」する擬似攻撃を見せたが、これをもって近接航空支援だとはいえず、また共同作戦や揚陸作戦に多大な関心を有しているとも言えない。

各隊間の意思疎通は未発達
JSDF内部の「統合性」の弱さの表れが内部電子通信体制のお粗末さで深刻な影響を生んでいる。富士総火演でもASDFとMSDFが姿を見せていたとしても相互通話は困難だったはずだ。これも何ら新しい問題ではなく、解決もさほど困難ではない。

防衛支出規模は充分でない
安倍晋三首相の防衛予算増額方針はまやかしの増額で中身が乏しい。日本の防衛予算はこれまで必要水準から不足した規模が長年に渡り続き、深刻な状況にあった。つまり訓練予算が不足していた。たしかに「広報」の名目でGSDFが弾薬を多量に消費することががあるが、「本当の」演習には逆に弾薬が不足する始末で、「継戦備蓄」が適切なのか疑問が残るほどだ。防衛予算が十分でないため「訓練不足、飛行時間不足、兵装運用能力の不足、非現実的な演習、致命的な人員不足」という死の悪循環が発生する。
 予算不足はJSDFでは常で、各隊は一層協力する意欲がなくなる。キレイ事とは別に各隊は予算をめぐり疑心暗鬼になっている。
 GSDFは人目を引くハードウェアを富士総火演で見せたが、日本の防衛装備調達戦略はうまくできておらず、「要求を基本とする」形で防衛に必要な装備を開発あるいは調達することとしている。雇用対策と似通っており政府各省庁がバラバラに動くのと同じだが、JSDFには意見を求めていない。
 日本の防衛調達方式とは「あれこれ少数調達して高い買い物とし、隣国が面倒をかけないことを祈り、いざと馴れば米軍が面倒を見てくれる」ことだと評する向きがある。
 JSDFの根本的課題はわかりやすいし、解決方法も見えるが、実行は手に負えないほど困難なようだ。とはいえ提言は以下のように可能だ。

JSDFを「統合」せよ
真の「統合」運用能力をJSDFで実現することだ。日本の陸海空の各部隊は極めて優秀だ。そこで各隊に協調協力運用を求めればその効果は飛躍的に向上するはずだ。
 十分な実力を有する誰かがこれを実現にもっていかなければならない。制服組にこの方針を支持しないものあらわれ、協力を拒めば、解任すべきだ。
 「統合」運用へ向かわせる具体的なミッションが必要で、揚陸作戦がぴったりだ。そもそも揚陸作戦は「統合」作戦そのものだからだ。

防衛予算は増額しても正しく支出するように
防衛予算をどこまで増額すべきだろうか。今後五年間で50億ドル程度ではないか。日本側では「深刻な財政事情」でこの規模は不可能というだろう。この言い訳はアメリカ側には有効だが、50億ドルという規模は4兆ドルの経済規模を有する日本にとって大金ではない。防衛予算の適正規模は不必要な公共事業を二三件削ればすぐ確保できる。
 日本政府は政策的に必要なら予算をいつも確保しているようだ。防衛予算の5%増額の財源がないと言いつつこれで何回目になるのかわからない景気刺激策に1,000億ドルを、さらにアフリカ支援に300億ドルを拠出している。
 では増額分を何に使うべきか。まずJSDFの俸給水準ならびに生活環境を改善すべきだ。第三世界並みと言ってい良い水準だからだ。GSDF(ならびにJSDF全体で)の職業意識の高さには驚嘆させられる。長年にわたり過小な予算や意味のない制約を受け、日本政府機関、政界、学術団体、報道機関から軽視されてきたにもかかわらず。
 次に訓練予算を適正化すべきだ。予算不足のため日本は国際演習他への招待を拒むのが普通になっている。
 追加予算はハードウェア調達に使うべきではない。防衛産業はどの国でもスポンジ構造でどん丼予算を吸収してしまう。50億ドル上乗せすればハードウェアもあっという間に50億ドル値上がりする。日本の防衛調達に改革が必要なのも確かだが、予算を単に増やしても何の解決にもならない。

日本の防衛の「目を覚ます」
ここまでの視点に何ら新しいものはない。では日本が「眠りから覚めて」防衛体制を改善するまでにどのくらいかかるだろうか。中国の強硬な態度、野心、大幅に戦力を増強したPLA兵力が起爆剤となる。
 アメリカはもっと大きな影響を与えることが可能で、必要なら日本を変えさせることができる。これまでは日本の努力が必要な水準以下でも不満を見せず、日本がアメリカに頼りきるようになったのは理解に難くない。世界最強の軍事力を得るのは年間500億ドルの価値があり、しかも実際には極少額でこれを手に入れている。
 米政府、米軍の間に日本の防衛力への批判を差し控える不文律があるようだ。これも理解に苦しむとともに我慢できなくなる動きだ。「同盟関係」をほめたたえ、米国の「パートナー」をもちあげるのではなく、JSDF上層部の意見に耳を傾けておくべきだった。あるJSDF高官はこう語っている。「どこまま違っているのか教えてもらいたい。友達なら悪いこともいえるはず」
 50年その状態が続いた結果、日米間では米海軍、MSDFは例外とし、本来あるべき共同作戦の実施能力と程遠いままだ。
 富士総火演は野外の景色の中で演出たっぷりのショーを楽しむ機会だ。JSDFは自身で改革するつもりがあり、実施を許されれば比較的短期間で問題を解決できよう。ただし日本政府が必要資金を潤沢に提供する必要がある。
 いつの日にか「自衛隊総合火力演習」が実際の島を使い、「島しょ奪回」を実演する日が来るかもしれない。三軍が正しく戦力を投入すれば、JSDFの真剣度がわかり、はじめて「任務遂行可能」と判定されよう。
 だが時間がなくなりつつある。おそらく島しょ奪回演習が現実のものになるのはまもなくだろう。その時点でJSDFに手を入れてももう遅いのである。
This first appeared in AsiaTimes here.
Grant Newsham is a senior research fellow at the Japan Forum for Strategic Studies in Tokyo with 20 years of experience in Japan as a US diplomat, business executive, and as a US Marine Officer.



黒海上空でまたもや危険なロシアの嫌がらせ飛行、今回はP-8Aへ10フィートまで接近


ロシアの無分別な行為は中国とも重なり、日本も黒海やバルト海での事件を傍観しているだけではすまなくなりそうですが、今回は事故にならなかったのが奇跡といえそうです。このままいけば、しかしながら、深刻な事故が発生するのは時間の問題かもしれません。


Russian Fighter Came Within 10 Ft. of Navy Surveillance Plane Over Black Sea

September 7, 2016 1:43 PMUpdated: September 7, 2016 6:37 PM

P-8A Poseidon. US Navy Photo
P-8A Poseidon. US Navy Photo

9月7日黒海上空で、ロシア戦闘機が米海軍偵察機に10フィートまで接近してきたと国防関係者がUSNI Newsへ伝えた。

  1. 事件は同日午前11時20分(現地時間)黒海上空の国際空域で米海軍P-8AポセイドンとスホイSu-27フランカー間で発生したとの声明文をUSNI Newsは入手した。

  1. 「迎撃行為はおよそ19分間続き、Su-27は当初はP-8Aに30フィートの距離をとっていたがその後10フィート未満まで接近し、極めて危険かつ無分別な行為だ」と声明文にある。

  1. 「このような危険行為に深く憂慮せざるを得ない。また不必要な緊張を両国間に招き、偶発あるいは誤解から深刻な人命損傷につながりかねない」
Russian Sukhoi Su-27 Flanker Righter
Russian Sukhoi Su-27 Flanker Fighter

  1. P-8A部隊は先月から同地区で運用中と海軍関係者がUSNI Newに伝えている。ロシア海軍が黒海で潜水艦部隊を増強する中での配備だ。ロシアは改良型キロ級潜水艦4隻を黒海に配備している。

  1. 2014年からロシアとNATO間のバルト海、黒海での艦船航空機の異常遭遇事件が多発している。

  1. 2014年にはUSSドナルド・クック(DDG-75)が黒海に入るとスホイSu-24フェンサー一機が同艦上空を繰り返し通過飛行した。

  1. 同年後半にはやはり黒海でカナダ海軍フリゲート艦HMSCトロントがSu-23フェンサー編隊に嫌がらせを受けた。

  1. 今年1月には米空軍RC-135Uコンバットセント電子偵察機が黒海上空でフランカーの迎撃を受け、ロシア側は2014年以来米偵察飛行が増加していと不満を表明した。「RC-135偵察機はほぼ毎日飛来している」とヴイクトール・ボンダレンコ上級大将(ロシア空軍最高司令官)は2014年に発言していた。「2014年はRC-135は延べ140機が飛来したが、2013年はわずか22機だった」■