2022年9月26日月曜日

今日の米空軍の低迷は長年にわたる予算不足が原因。他軍予算をまわしてでも空軍を再建すべきとのミッチェル研究所レポートをご紹介。デプチュラ中将、ガンジンガー大佐の力作。

 

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数十年続いてきた米空軍予算の不足傾向を覆すべきだ

2018年国防権限法では、国防戦略の要件を満たすため2030年までに米空軍で必要となる航空機数と構成を決定するため3通りの独立した分析を実施するよう国防総省に指示した。各分析が、空軍は少なくとも25%戦力を増強しなければならないと結論づけた。空軍は「我々が必要とする空軍」を312から386個の作戦飛行隊とし、現在より7個多い戦闘機飛行隊と5個多い爆撃機飛行隊だ説明した。これは近代化とともに、中国の侵略を阻止し、米国本土を守り、核の脅威を抑止し、空軍のグローバルな作戦要件を満たすため必要な最低限の戦力規模とされた。

しかし、5年後の今、空軍は必要な殺傷力、生存力、能力を備えた部隊構造を欠いたままだ。機材の平均使用は29年という前代未聞の状態だ。B-52爆撃機とKC-135タンカーは60年以上、3種類の航空機で50年以上、他の13種類は30年から50年の平均使用期間だ。E-8統合監視目標攻撃レーダーシステム、E-3空中警戒管制システム(AWACS)、B-1B爆撃機、F-15C戦闘機など機材は、数十年にわたる高い運用テンポで消耗している。こうした機材の多くが任務遂行能力がなく、飛行が安全でなくなっているものもある。

デプテューラ将軍は、AFAミッチェル航空宇宙研究所の所長。ガンジンガー大佐は、元国防副次官補で、ミッチェル研究所の将来航空宇宙コンセプト能力評価担当ディレクター。報告書全体のダウンロードはこちらからどうぞ。

また、空軍兵力はこれまでで最小で、さらに小さくなる方向にある。今後5年間で、空軍は1,463機の航空機を売却し、購入は467機だけの予定だ。これは996機の純減に相当する。国防総省の脅威であるインド太平洋地域の広大な場所で中国と戦う兵力と、イラク、アフガニスタン、さらにはイランや北朝鮮といった比較的小規模で脅威が少ない戦域で活動する兵力は、全く異なる。端的に言えば、2022年の空軍は、中国との大規模な紛争を戦い、国家防衛戦略が定めるその他グローバルな作戦要件を満たす規模を欠いた、リスクの高い軍である。これは空軍に限ったことではなく、米軍統合部隊の作戦では、空軍の関与が不可欠なためだ。

どうしてこうなったのか

冷戦の末期、空軍には第一次湾岸戦争で真価を証明した強固な戦力があった。実際、この戦争で空軍は大成功を収め、指導層は空軍が許容できるリスクで削減を吸収できると確信していた。ソ連という脅威がなくなり、米国の国防政策は、国防費を削減し、地域大の侵略者を減らすことに重点を置くようになり、能力より性能を優先させるようになった。例えば、B-2爆撃機計画は、1992年に132機調達の計画がわずか21機に削減された。

1993年のボトムアップ・ディフェンス・レビューでは、空軍の戦闘機の約40パーセントと爆撃機の31パーセントが不要と判断された。1997年の「4年ごとの国防見直し(QDR)」でもこの傾向は続き、第5世代戦闘機への投資は縮小された。ウィリアム・コーエン国防長官(当時)は、F-15C/D戦闘機の後継に計画していたステルス戦闘機F-22の購入を減らすよう空軍に指示し、その決定は「F-15と比較してF-22の能力がはるかに高いため」と主張した。その10年後、ゲイツ国防長官はF-22をさらに半減させ、187機(有効な軍事ニーズの50%未満)で調達を終了させた。この決定は、中国の脅威を過小評価していたこともあり、極めて近視眼的で、空軍のF-22部隊は、中国との戦闘で共同作戦に必要な持続的な出撃回数を確保できない。

国防総省が指示した兵力削減は、中国が軍備増強を加速させているにもかかわらず、2000年代から2010年代にかけて衰えることなく続けられた。ボトムアップ・レビューと同様に、こうした予算削減は、新規購入のかわりに旧式装備をアップグレードすることで、イランや北朝鮮といった格下の敵への米軍の優位性を維持できるという信念で行われた。空軍の2009年の戦闘航空部隊削減(CAF Redux)は、当時のゲイツ国防長官の「過剰な戦力構成を排除し」、「より小さく、柔軟で、能力があり、致命的な部隊の近代化と装備」に節約分を再分配する方針で、約250機のF-15、F-16、A-10を切り離したのである。 CAF Reduxで節約された金額の一部は、対テロ作戦を支援するMQ-1やMQ-9遠隔操縦機などの購入に使われたが、2011年の予算統制法(BCA)の結果、そのほとんどが空軍デ使えなくなった。

現在、空軍の戦闘機在庫は1989年水準の半分以下だが、戦闘指揮官による制空権獲得やその他任務をこなす空軍機への要求は高まる一方だ。さらに、プログラムの中止や調達縮小は、ハイエンドな戦闘で生き残れるステルス機を適切に組み合わせた第5世代機の戦闘力を開発するという、空軍の長年の近代化目標で障害になっている。

Bombers

爆撃機の不足 

空軍は、B-1B、B-52H、B-2爆撃機によって、自由世界唯一の長距離攻撃能力を維持している。各爆撃機は、世界各地に到達し、1回の出撃で数十個の目標を攻撃でき、戦闘指揮官に重要な選択肢を提供する。しかし、在庫はB-2が20機、B-1Bが45機、B-52Hが76機と、ソ連を抑止した部隊の3分の1しかない。長年にわたる空軍の爆撃機削減は、予算の圧迫が主、運用需要の減少によるものではなかったことが重要だ。

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空軍は1980年代後半にB-1爆撃機100機の購入を完了し、ほぼ予定通り、コストの見積もりの範囲内に抑えた。この部隊は2002年まで総数90機以上を維持し、その後数年で約3分の1に減少した。しかし、B-1に対する運用上の需要は減少していなかった。B-1はマルチミッション能力、グローバルレンジ、大きな武器搭載量により、2000年代と2010年代の米空軍の対反乱・対テロ作戦の主力機となった。しかし、長年にわたるノンストップ飛行により、一部機材は損傷を受け、安全とは言えない状態に陥った。空軍は2021年度に17機を退役させ、残る各機の維持に資金を集中させる決定をした。現在、B-1部隊はわずか40機の任務投入可能機で構成されている。

非戦闘機や任務遂行能力を考慮すれば、実際に投入できる爆撃機はわずか59機だ。作戦上、1戦域で常に交戦できる爆撃機は、15機が交戦し、15機が移動中で、14機が次の出撃のため補給すると仮定すると、約15機しかないことを意味する。米空軍の20機のB-2は、2008年のグアムでの事故で1機を失ったが、現在では、激しい紛争環境の奥深くまで攻撃するのに必要な長距離、積載量、生存性など特性を備えた唯一の軍用機である。B-52HとB-1Bは、高度な長距離防空システムの届かない場所からの「スタンドオフ」攻撃に限定され、紛争地域内に侵入し、硬化し深い場所に構築された軍事施設や弾道ミサイル輸送・発射装置など高機動目標を攻撃できるステルス爆撃機が行う「スタンドイン」攻撃より効果は低い。全体として、爆撃機は、空軍が将来的に必要とする225機には遠く及ばず、国家防衛戦略が要求する数にも足りない。

E-3空中警戒管制システム部隊も同様の減少に見舞われた。米空軍の2023年度予算で、31機のE-3 AWACSのうち15機を退役させと提案しており、各機は機齢50年になろうとしている。1970年代に部隊に加わって以来、E-3は空中で戦闘管理と指揮統制、戦場のリアルタイム画像、敵行動に関する情報を統合軍連合軍に提供してきた。これだけ使い続けられながら機材更新の遅れから、機体多数で信頼性が低下している。空軍の作戦担当参謀総長ジョセフ・T・ガステラ中将 Lt. Gen. Joseph T. Guastellaは今春、議会でこう語った。「機材は疲弊している......継続的に配備されているため、空軍機の多くがそのような状態にある。多くがそのような状態にある。現場での保守性がなく、大きな能力格差がある」。空軍の計画・計画担当副参謀長デイヴィッド・ネイホム中将Lt. Gen. David S. Nahomは、「保守性に大きな問題がある」ため「およそ半分の機体で飛行させ続けるのに苦労している」と付け加えた。

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遅れを繰り返した空軍は、E-3後継機として、上部にMESA(Multi-Role Electronically Scanned Array)レーダーを搭載する「ウェッジテール」と呼ぶ民間航空機を原型のE-7を購入することになった。しかし、ウェッジテイル初号機が配備されるのは2027年度で、戦闘管理・指揮統制用航空機で空白は避けられない。空軍の他の航空機在庫と同様、近代化投資が不十分であったことが直接の原因だ。この遅れの最終的な代償は、軍事力と能力の両方における重大な不足となる。

過去から学ぶ

冷戦後の国防総省が航空機の調達と近代化を繰り返し縮小または中止したことは、現在の脅威環境と釣り合わない2022年の空軍の姿につながった。30年以上にわたり国防予算が国防戦略を動かしてきたのであり、その逆ではない。このため、空軍は「投資するため売却する」という予算主導のアプローチを取らざるを得なかった。言い換えれば、空軍は常に予算不足のため、最新システムの予算を得るには、現行の運用システムを退役させるしかない。このような状況は、かつて空軍が有していた戦力構造のヘッジを消失させ、DODが戦力削減を正当化してきた「能力より容量」というマントラも同様だ。30年にわたる予算削減により、明らかになった教訓がある。将来の投資決定に反映させ、さらに小さく、古く、能力の低い軍隊へのスパイラルを逆転させる必要がある。

冷戦後の米空軍の大幅な兵力削減は、戦略的優先順位ではなく、資源不足と国防費削減の願望の結果だ。

米空軍の兵力削減による節約は、ハイエンド戦争を戦うための能力を大幅に向上させるのに十分でなかった。節約のため空軍が切り離した戦力は、新しいシステムで完全に代替されていない。

戦力削減は、より小さく、より柔軟で、有能で、致命的な部隊を近代化し、装備するのに役立つとの主張だったが、それは誤りだった。現在の戦力は柔軟性に欠け、中国との紛争に必要な殺傷能力も不足している。

米側の戦力近代化の遅れにより、中国は空軍の技術的優位性に追いつき、追い越すことさえ可能になった。

継続的な予算の圧迫と、30年以上にわたる予算不足に直面し、空軍は再び「投資のための売却」を余儀なくされている。これは戦争に勝つためのアプローチではなく、むしろ次の大規模な地域紛争で負ける確率を高めている。 

今日の空軍計画 

しかし、空軍は2023年度に老朽化した航空機をさらに252機削減し、F-35を33機とF-15EXの24機を含むわずか87機を新規取得する計画だ。将来防衛計画(FYDP)では、空軍は合計1,463機の退役させ、467機のみを購入する提案で、これでは996機の純減、つまり約25%の兵力削減になる。削減案は、冷戦後の軍縮の流れを引き継いでおり、より小さな空軍を作ることに成功しても、「より有能な」戦力の提供に失敗している。

しかし、広大なインド太平洋地域で中国との紛争に勝つためには、戦力規模が重要となる。数千の敵目標を数百時間で破壊したり、高度に戦い合う戦域の広範囲を監視を含む、大規模な効果を生み出すには極めて重要である。これは、こうした作戦を維持できる規模を持ち、長射程、任務の持続性、積載量、生存性などを適切に組み合わせた航空部隊だけが提供できるものだ。侵攻が成功する前に阻止するため必要となる質量と精度を備え、紛争初日からこのような対応ができるのは、航空戦力だけだ。中国やロシアの既成事実化作戦の打破、第二の侵略者の抑止、核攻撃の抑止、国土防衛は、すべて国家防衛戦略の要件である。

2022年の空軍は、国家防衛戦略の要件を達成する柔軟性、殺傷力、十分な次世代能力を欠いている。空軍はますます古くなり、脆弱になっているだけでなく、主要国同士の紛争で予想される機材や搭乗員の損失を吸収するための予備部隊も不足している。

中国もロシアもこうした不足を認識しており、米国が打ち負かせない既成事実につながる攻撃を仕掛ける好機と判断してくる可能性がある。空軍の戦力と能力が頭打ちになるのは、今後6年以内で、中国が台湾を攻撃して統一を迫る可能性が出てくるのと同じ時期と当局者は見ている。国家情報長官アブリル・ヘインズAvril Hainesは2022年5月に議会で、台湾への脅威は「現在から2030年の間に深刻である」と述べた。将来の近代化のために米空軍の戦力構造を交換し続ける予算主導の戦力設計戦略は、この現実と、国家防衛戦略が想定する脅威に対抗する次世代能力の向上という空軍の差し迫った課題を無視している。

空軍予算の現実

不十分な予算とその他資源の不足は、30年以上にわたって米空軍の規模を縮小し、形を変えるのに大きな役割を果たしてきた。この不足額の規模を理解するには、「パススルー・ファンディング」pass-through funding”という、議会や一般市民から空軍の真の予算を隠してしまう時代遅れの国防総省予算報告慣行について説明する必要がある。

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毎年、国防総省は大統領予算の一部として議会に予算要求を提出する。2023年のパススルー予算は、空軍予算に年間400億ドル以上を追加するもので、実際には他のDOD機関に支払われる。400億ドルあれば年間400機のF-35Aを購入するのに十分だ。このようなやり方は、空軍が部隊を組織し、訓練し、装備するため使用できる予算について、誤ったイメージを与えてしまう。また、軍全体の資源配分の仕方も隠されている。1991年以来、9,880億ドルが空軍予算を通過し、他のDOD機関に提供されている。

大統領の2023年度予算要求では、空軍に2341億ドル、海軍に1805億ドル、陸軍に1775億ドルが割り当てられているように見える。しかし、実際には空軍予算の401億ドル(17.1%)は他の国防総省部門の予算である。宇宙軍向けの245億ドルを考慮すると、空軍予算は1695億ドルとなり、陸軍、海軍、その他の国防総省部門の後塵を拝することになる。

空軍の実質予算の不透明さは、議会、行政管理予算局(OMB)、国防総省、ホワイトハウスの意思決定者を惑わせ、仕事を複雑にしている。限られた資源を正しく配分し、中国との戦いに最適な準備をするため透明性の確保が不可欠だ。

資金枠は空軍勘定から、国防総省の機関や他の非軍事組織を含む「国防全体」の予算カテゴリーに簡単に移動できるため、パススルーの解決は複雑ではないはずなのだ。

空軍を経由する資金を除けば、空軍予算は過去30年以上連続で陸軍と海軍の予算より少なく、2010年から2019年までは他のDOD機関より少ないことが明らかになる。また、この間、空軍は各軍で最大の予算削減を受けたことがわかる。空軍の2001年の調達予算は1989年の約半分であったが、陸軍と海軍の削減は約3分の1であった。また、空軍は軍人や研究・開発・試験・技術(RDT&E)部門の削減率も最大であった。 

陸軍予算のため空軍を空洞化させる

2001年9月11日のニューヨークとワシントンDCへのテロ攻撃は、米国の軍事費に劇的な変化をもたらし、この変化は各軍の支出バランスを変えた。陸軍の年間予算は2001年度から2008年度にかけ約250%増加したが、空軍予算ははるかに小幅な増加にとどまった。

この間、空軍が得た追加予算の大部分は、空爆、戦域の持続的監視、中東でのその他対テロ関連任務を遂行する部隊の高い作戦テンポを支えるため使われたが、これらはすべて、ハイエンド戦向け部隊の近代化を除外して支払われてきたものだ。空軍のO&M支出の増加も追加資金の多くを消費し、RDT&Eと調達は貧弱なままだ。わずかな調達資金の増加で、空軍は遠隔操縦機、テロリストと交戦する同盟軍への情報処理・活用・伝達能力の向上、空輸部隊の一部機材更新などに投資した。これらはすべて重要な能力だが、現在の国防総省の最優先課題である有力国との紛争ではなく、こちらに有利な環境での作戦に適している投資であった。

こうした事実を前にすると、2001年9月以降の10年間は空虚な成長期だったと言わざるを得ない。今日、過去の軽率な防衛取得決定で失われた時間とリスクは、将来の危機時に迅速に解決されることはない。第二次世界大戦前夜、ハリー・H・ウッドリング陸軍長官が言ったように、「われわれは紛争に対する備えをしていない」のである。今日計上された数十億ドルは、明日の準備に転換することはできない。

2008年以降、空軍の調達予算は横ばい、O&Mコストは増加し続け、高い運用テンポの持続と兵力の老朽化による維持コスト増がその要因だ。この傾向は終わっていない。DODの23年度の空軍の要求額1695億ドルは、海軍(1805億ドル)、陸軍(1775億ドル)を大きく下回り、他のDOD機関(1708億ドル)をも下回る。海軍に含まれる海兵隊の2023年度予算要求503億ドルは、宇宙軍の245億ドルの2倍以上である。航空優勢、空中給油、航空機動性、空中・宇宙通信、ISR など、空軍と宇宙軍の任務の多くが、すべての統合軍作戦を支援し、成果をもたらしていることを考えれば、この格差は驚異的である。米国の統合部隊の作戦は、空軍の何らかの部門が関与しない限り、実施できない。他のどの軍事部門についても同じとは言えない。 

予算不足が数十年続く空軍

表面的には、空軍は陸海軍と同レベルの予算が組まれているように見える。しかし、空軍予算からパススルー分を取り除くと、空軍は30年以上連続で、1990年以降は1年を除いて、海軍と陸軍の予算をリードするどころか、遅れをとっていることが明らかになる。予算配分が不十分で、空軍は戦力規模、即応性、近代化投資の間でトレードオフを余儀なくされ、戦闘能力と勝利能力が損なわれている。実際、2002年から2021年間に、陸軍と海軍は空軍よりそれぞれ1兆3000億ドル、914億ドル多く受け取っている。陸軍の場合、空軍より年間平均で約660億ドル多く受け取っていることになる。30年以上にわたる資金不足の累積が、今日の空軍を歴史上最も古く、最も小さく、最も準備体制が遅れた戦力にしているのである。

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これはまた、過去21年間で16年間、米空軍の新型機購入が海軍の航空機調達に遅れをとっている理由でもある。海軍機は、主に海軍の優先事項を守るため少数の空母から配備・管理されるのに対し、空軍機は、統合軍の戦闘司令官の要求に応え、より多くの選択肢と柔軟性を提供している事実にもかかわらず、このようなことが言えるのである。空軍の調達の遅れは、計画立案者や戦闘指揮官が必要とする重要な航空戦力の能力を否定するものだ。

空軍で陸海軍に比べ予算配分が少ないため、近代化が遅れ、大規模戦闘での勝利に必要な規模の次世代技術を取得できていない。元空軍戦闘軍団司令官ジョン・D・コーリー大将Gen. John D. Corleyは、「いつも『次のプログラム』を考えるなら、プログラムなど全くないのと同じだ」と説明している。 

イラクやアフガニスタンでの対戦闘員・対テロ作戦で陸軍が大きな役割を果たしたため、陸軍に有利な予算がついたことは理解できるが、紛争は終わっている。空軍の規模、能力、即応性の縮小を食い止めるには、新たな投資が不可欠だ。空軍のためだけでなく、空軍と宇宙軍の能力に依存する米軍全部隊にとってである。この20年間に陸軍に投じられた金額の半分でも充当すれば、B-21爆撃機計画の資金調達、大陸間弾道ミサイル部隊の更新、第5世代戦闘機の調達増加、紛争環境でのハイエンド戦に適した新しい空対空および空対地弾の開発が可能だっただろう。

空軍予算の増額を 

空軍予算の課題を解決するには、インフレ率以上に、年間3~5%の実質予算増が必要だ。そうしなければ、空軍が戦場に投入できる近代化戦力と国家防衛戦略の要求との間のギャップは広がるばかりだ。中国やロシアなど敵対勢力にますます攻撃的な行動をとらせる危険性をはらんでいる。もっと率直に言えば、空軍の機材更新と近代化を行わなければ、将来の戦争に負けるリスクがある。

各軍間の資源再配分は、痛みを伴うが、以前にもあった。最近では、2001年から2021年にかけ、イラクとアフガニスタンでの陸軍の需要増を補うために、他軍から予算をシフトして陸軍予算を増やしていた。今こそ、同じ論理で空軍を再建し、DOD全体で有力国の脅威との戦いを抑止し、勝利するため必要な選択肢を確保する時である。

従って、議会と国防総省には以下の行動を取ってもらいたい。

  • 空軍予算からパススルー資金を取り除き、その全額を既存の「国防全体」予算カテゴリー内の予算ラインに移行し、各軍間の資源配分をど行うDODに透明性を確保すること。

  • 空軍の規模を恣意的に設定してきた予算や利用可能な資金ではなく、国家防衛戦略で決定されると保証できる空軍の戦力規模構成を作成すること。

  • 国防戦略の要求内容を満たすため、機齢、規模、即応性低下を逆転させるため、国防総省の予算配分の不均衡を解消すること。

  • 空軍の予算をインフレ率以上に毎年3~5%増やし、近代化予算を調達し、勝つため必要な戦力能力を提供すること。 

  • F-35A、B-21、高性能精密誘導弾含む次世代能力の空軍戦力の調達を増やし、短期および中期のリスクを軽減すること。

現空軍参謀総長は、「加速しなければ敗北」"accelate change or lose "とのモットーを作り上げた。現空軍長官は、トップ3の優先事項を「中国、中国、中国」と定義している。国防総省の資源を空軍省にシフトしなければ、国防総省で加速するリスクは、「変化」ではなく、中国に負ける可能性となる。スローガンを、「空軍省予算比率を上げなければ敗北」に変える時が来ている。■

Rebuilding America’s Air Power - Air & Space Forces Magazine

By Lt. Gen. David A. Deptula USAF (Ret.) and Col. Mark Gunzinger, USAF (Ret.)

Sept. 2, 2022


高高度核爆発による脅威への対応が必要だ。低地球周回軌道上の衛星群、世界規模通信網の遮断など。変速軌道実験を繰り返す北朝鮮が怪しい。

 Starfish Prime

Starfish Prime 0 to 15 seconds after detonation, photographed from Maui Station, July 9, 1962. Los Alamos National Laboratory

ーロラは、自然界の光現象だが1962年7月9日、ハワイで人々が見た光現象は、自然現象と思えないものだった。その日、原子力委員会は国防省原子力支援局と共同で、地球低軌道上で熱核兵器を爆発させた。この実験は「スターフィッシュ・プライム」と呼ばれ、「高高度核爆発は1回で人工衛星を破壊する効果がある」という不幸な教訓を残した。「スターフィッシュ・プライム」では、地球低軌道上にあった人工衛星の約3分の1が損傷・破壊された。

 

宇宙の商業化が進み、コスト効果が高いバルク電子機器が開発されているため、宇宙で不利な立場にある国には、ターゲットとして魅力的な存在となっている。国防総省は、高高度核爆発の脅威に対する計画と対策に真剣に取り組むべきであり、その第一歩は、各種科学技術助成制度にある。

そのため国防総省は、軍事・商業衛星で荷電粒子線からの生存率を最大化することを目的とした、統合的な監督を伴う一貫した研究ポートフォリオ開発を検討する必要がある。このポートフォリオは、宇宙放射線環境の迅速な特性評価、衛星対策の情報発信、過剰な荷電粒子の軌道外への移送、放射線に強い電子部品の継続的な商業化への補助に重点を置くべきだ。

宇宙空間での核爆発の脅威は、その効果が広くわからず、宇宙での核攻撃の可能性は無視され、周辺に追いやられたままだ。こうした懐疑的な見方にもかかわらず、戦争計画部門は、衛星数の増加により、核攻撃が衛星を無力化する可能性を認識する必要がある。また、エスカレーションの力学も一筋縄ではいかない。宇宙での核兵器の使用は、核の応酬に直結しないかもしれない。つまり、核兵器使用を抑止する報復の脅威は、多くの人が考えるほど単純ではない。総合すると、宇宙におけるアメリカのインフラを脅威からより強固なものにする検討に十分な理由がある。

核実験の教訓

1940年代から1960年代初頭はあらゆる形核実験が行われた大当たり時代だった。この期間中の核実験の約84%は、大気圏内で爆発した。あまり知られていないが、米国は水中や高高度で一連の核実験も少数行われている。1946年のクロスロード作戦では、船舶や潜水艦への威力を試すため、核兵器数発を水中爆発させたが、その結果、空気中に放射性の水が拡散し、範囲内のすべての船舶に降り注いだが、船舶多数の破壊に至らなかったことが明らかになった。

一方、スターフィッシュ・プライム実験では、大気圏外の核爆発が人工衛星破壊に有効であることが明らかになり、周囲を驚かせた。プルトニウムの共同発見者であり、1961年から1971年まで原子力委員会の委員長を務めたノーベル賞受賞者のグレン・シーボーグGlenn Seaborgは、「非常に驚き、落胆したが、スターフィッシュがバンアレン帯の電子を大幅に増加させた。結果は、すべての予測に反していた」。さらに驚いたのは、世界初の商業通信衛星Telstarが、スターフィッシュ・プライム実験の翌日に打ち上げられ、残留放射線のため運用に大きくダメージを受けたことだ。テルスターは、電子機器の損傷で応答停止するまで、8カ月しかもたなかった。このような経緯と、環境放射能への懸念から、世界各国は水中や宇宙での核実験は好ましくないと判断し、1963年8月5日に米国が批准した「限定的核実験禁止条約」で禁止された。 

衛星の脆弱性

ヴァンアレン放射線帯には、太陽からの荷電粒子を地球から遠ざけ、地球低軌道から地上(高度1000キロメートル以下)への荷電粒子放射を遮蔽する重要な役割がある。地球低軌道より高く打ち上げられる衛星は、過酷な放射線環境にさらされ、常に荷電粒子線が降り注ぐのに耐えられるよう、電子的にハード化されている。衛星の電気的な基本単位は、抵抗、導体、ダイオード、トランス、メモリなど、電子機器全般に共通する。一般に、こうした部品は、地球上よりも放射線背景が大きく、真空に近い状態で機能しながら、電磁スペクトルを通じてエナジーの伝達、論理演算、情報のリレーを行う。

しかし、地球周回低軌道上の商業衛星は、粒子線が少ない前提を最大活用し、標準的な商業用電子機器をペイロードに組み入れることがある。こうした部品を使用することで、コストが大幅に削減できるからだ。電子機器の放射線対策は、費用対効果が高くコンパクトになりつつあるものの、この方法は、ペイロード全体のサイズと質量を増加させる可能性があり、部品価格を10倍から100倍に押し上げる。

軍事衛星は、軌道高度に関係なく、電子機器の強度を高く設計し、太陽活動の激しい時期への耐性を高めているため、商業衛星より高価になっている。地球周回低軌道のペイロード開発のトレンドは、CubeSatsのような小型衛星を打ち上げることだ。しかし、このような小型衛星は、攻撃的な衛星ではない。衛星をロケットで宇宙に運ぶには大変なコストがかかる。CubeSatは製造コストが安くても、打ち上げにコストがかかる。また、製造から軌道上までの交換時間は、地球に近い小型衛星でも最低でも数ヶ月から数年かかる。このように、製造コストが低い衛星は、高高度核爆発の効果から免れることはできない。

国防総省は、世界各地へのデータ送信で宇宙に大きく依存し、データを使って戦争計画を編成する。現在のロシアとウクライナの戦争を例にとると、戦争計画に宇宙が重要であることがわかる。ロシア軍は侵攻当初、ウクライナの地上インターネットと携帯電話のインフラを標的にし、前線への効果的な指揮統制と住民への基本的な情報伝達能力を大きく低下させた。幸いなことに、スターリンクプロジェクトは、地球低軌道上に高速インターネットアクセスを提供する小型衛星群を展開しており、ウクライナ軍の大部分にインターネット接続を提供する能力がある。

現在、ウクライナにはStarlinkの地上端末1万台以上があり、15万人以上がインターネットを利用している。ウクライナ軍は、ロシアが衛星を標的としない限り、破壊が困難な強固な衛星ベースのインターネット・サービスを利用できる。この事例は、宇宙資産がどこでも貴重な情報を提供できることを示すものだ。

宇宙への核攻撃で、経済をめちゃくちゃにできる

こうした衛星を狙うには、核兵器と長距離ミサイルが必要だ。潜在的な侵略者のリストにロシア、中国、北朝鮮が含まれる。宇宙で爆発が起これば、米国経済は壊滅的な打撃を受ける。また、国防総省が指揮統制に使用している宇宙ベース資産が劣化する。

宇宙での核爆発は、宇宙開発で最大の投資国の米国に不釣り合いな損害を与える。米国は、宇宙資産から年間約2000億ドルの実質的な総生産を得ている。軍事衛星が過酷な荷電粒子環境に耐えるよう設計されているといっても、放射線対策は無敵の魔法のマントではない。軍事用宇宙資産は、核爆発が人工的に作る放射線帯で時間とともに劣化し、一方、低地球軌道上の商業衛星は、粒子のホットスポットを通過し続けることで真っ先に故障する。核爆発付近のほとんどの衛星は、生じるX線で破壊される。軍用衛星の指揮統制や偵察能力は、爆発後しばらくは機能するかもしれないが、情報提供用の宇宙製品の劣化による経済的影響はすぐ現れる。

衛星への核攻撃はエスカレートするが、対応は単純ではない

熱核兵器で宇宙を標的にすることは、重大な報復を招くが、必ずしも核による応酬にならない。宇宙開発で不利な立場の敵対国が宇宙で核兵器を爆発させても、同様の攻撃で応戦するメリットは少ない。この行為は、宇宙配備の資産をさらに劣化させる。地上からの対衛星兵器の使用は、同じ効果をもたらさない。ミサイル1発と衛星1基を交換するのであり、核兵器の破壊とイコールではない。

そこで、攻撃された国は、地上の通常兵器や核兵器での対応を考えなければならない。核兵器で都市や軍事施設を狙えば、宇宙空間での核攻撃という最初の行動に対し、紛争を大きくエスカレートさせることになる。宇宙資産は人命と同列に扱えない。さらに、攻撃国は核兵器の予備があり、適切な戦力の組み合わせで目標を危険にさらすことができる。したがって、攻撃された国は、核兵器使用へのエスカレートを考慮しなければならない。宇宙での核兵器使用は、地球上への核攻撃と同じ扱いを受けるという信号を送ると脅かしても、敵対国はそれは信用できないと考えてもおかしくない。

また、世界各国が宇宙製品に依存しているため、国家として行動を起こすのを躊躇する可能性もある。したがって、宇宙で核兵器を使用することは「自傷行為」となる。しかし、戦争の歴史が示すように、国家は侵略者の進出を防ぐため、自国の橋を壊し、畑を焼くなど、自害を選択することがある。核兵器は脅威のエスカレーションの頂点にあり、核兵器を使用することは、代替手段が少なくなっている絶望的な状況の表れだ。

リスク軽減技術に投資する

高高度核爆発の脅威へのリスク軽減策として、現時点では近視眼的に電子機器の放射線硬化に焦点を当てているが、これでは不十分で、攻撃の可能性がほぼゼロだと装っているだけだ。国防総省は、高高度核爆発の脅威への対抗努力を活性化させ、宇宙空間の商業化が、核爆発の荷電粒子出力に脆弱なままの低地球周回プラットフォームへ依存度をさらに高めているのを認識する必要がある。

軍事用と商業用の宇宙実験装置間の実用面での境界線は、今後も曖昧なままだろう。商業用部品に硬化処理を施すことが一般的にならない限り、すべてのペイロードの放射線硬化処理は経済的に実現不可能だ。この脅威の認識は以前から存在する。国防脅威削減局(Defense Threat Reduction Agency)は、このテーマについて詳細な研究を行っている。しかし、高高度核爆発による宇宙資産への脅威を緩和するため設計された各種技術プログラムに資金が適切に提供されていない。国防総省は、強化された一部の軍事資産に焦点を当てるかわりに、商用軍事用双方で、最大数の宇宙資産が高高度核爆発に耐えられるようにして、脅威を軽減するべく協調的研究開発ポートフォリオを開始させる必要がある。敵対勢力が無抵抗のまま核兵器を宇宙に持ち込めると仮定すれば、以下の重点分野が研究分野として、しかも挑発的でない形で有用だろう。

まず、爆発後の宇宙環境を迅速に評価できる放射線センサーを開発し、バン・アレン帯に捕捉された荷電粒子による有害放射線の範囲を特定する。高エナジー電子、X線、総線量を測定する宇宙用市販部品は既に購入可能だ。

第二に、放射線環境の危険情報を衛星で中継するシステムを調査・設計し、各衛星が回避行動(軌道変更)したり、軌道の一部を低出力モードにして生存率を向上させる。

第三に、ヴァンアレン帯から過剰な荷電粒子を大気中に戻し除去するように特別設計された衛星システムを開発する。このようなシステムはまだ模索中だが、低周波電波で荷電粒子を磁力線外に誘導するものだ。時間をかけて着実にアンペア軌道の電気を抜くことで、総放射線量を減らし、テルスター事例のような衛星損傷を防ぐ。

最後に、国防総省は放射線硬化の研究努力を継続すべきだが、経済的に実現可能で、地表で見られる低線量設計の標準的な電子機器の代替となる硬化処置商業部品の開発に重点を置くべきだ。

このような取り組みを組織的に推進するのに最も適した研究開発機関は、大量破壊兵器対策と宇宙システムの進歩でそれぞれ既存の地位を持つ国防脅威削減庁と空軍研究本部(AFRL)である。しかし、高高度核爆発に対処する使命は、各分野にまたがっているため、両機関が他方に主導権をわたすことも可能である。また、国家核安全保障局(NSA)や国防高等研究計画局(DARPA)など、開発を主導できる組織もある。脅威に対抗する第一歩は、国防総省組織に主導権を与え、プログラム、計画、予算、実行プロセスの第1段階を開始させることだ。

宇宙資産を標的にした高高度核兵器の可能性は、目新しい脅威ではなく、歴史的に無視されてきたにすぎない。地球を周回する性質上、宇宙資産は予測可能なパターンで定期的に露出している。実際、北朝鮮のような国にとって、地球低軌道へ核兵器を運搬することは、大気圏再突入の抵抗と熱に耐える必要がなく、米国本土を狙うより容易な技術的挑戦にすぎない。宇宙資産は魅力的な標的であるだけでなく、軍事作戦の支援手段として挑発的な装備になっている。したがって、国防総省は、高高度核爆発に対抗する使命を担う専任の主導機関を置き、首尾一貫した研究開発計画を策定する必要がある。■

 

Getting Serious about the Threat of High Altitude Nuclear Detonations - War on the Rocks

ROBERT "TONY" VINCENT

SEPTEMBER 23, 2022

COMMENTARY

 

Lt. Col. “Tony” Vincent is an active duty scientist in the United States Air Force and is currently the Director of Advanced Physics Courses at the Air Force Academy. He received a Doctorate of Philosophy in Atmospheric Physics from the University of Oxford, a Master’s of Military Operational Art and Science from the Air Command and Staff College, and a Master’s of Applied Physics from the Air Force Institute of Technology. Lt. Col. Vincent was also a Nuclear Threats Program Manager at the Defense Threat Reduction Agency and the optics lead for the third deployment team with project AngelFire in Operation Iraqi Freedom. The views here are those of the author and do not represent those of U.S. Air Force, the U.S. Department of Defense, or any part of the U.S. government.


習近平軍事委員会解任、自宅軟禁説の真偽

 

Chinese President 習近平 Jinping attends a meeting of heads of the Shanghai Cooperation Organization (SCO) member states at a summit in Samarkand, on September 16, 2022. (PC-Foreign Ministry of Uzbekistan/Handout via REUTERS)  (via REUTERS)


Livemint


ーシャルメディアでは、習近平国家主席が軟禁され、中国人民解放軍(PLA)のトップを解任されたとする投稿が見られるが、中国共産党や国営メディアから確認が取れていない。

ツイッター上では、クーデターが起きた、人民解放軍車両が首都北京に向かって行進している、といった情報が飛び交い、習近平の自宅軟禁疑惑も取りざたされている。

習近平は9月にウズベキスタンで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、インドのナレンドラ・モディ首相ら各国首脳と会談したばかりだ。

「これから来る中国崩壊」の著者ゴードン・G・チャンはツイッターで、「北京に移動する軍用車両の映像は、国内便の59%が地上待機し、高官が投獄された直後のものだ」と書いた。「煙がたくさん出ているが、これは #CCP内部で火事が起きていることを意味する。#中国は不安定だ」。

他のツイッターユーザーは、9月22日に北京に向かうPLA軍用車両だと主張する画像を投稿している。「9月22日、#PLA軍用車両が#北京に向かう。北京近郊の黄雷県から出発し、河北省張家口市で終了、全行程は80キロにも及ぶ。一方、噂では、#習近平 は #CCP の先輩にPLAのトップを解任され、逮捕されたらしい(中略)」とジェニファー曾はツイートしている。

軍事クーデターと習近平の軟禁疑惑とは別に、今日は北京上空を飛ぶ民間航空機がほぼ皆無という報告が出回っている。

一方、インドのコラムニストAadil Brarは、中国について多く報道をしているが、習近平はウズベキスタンから帰国後、隔離されているのではないか、中国国家主席は公務を欠席しているのではないか、と疑っている。

中国が今週初めに2人の元大臣に死刑を宣告したことを受けて、習近平の自宅軟禁で憶測報道が届いた。終身刑を言い渡された2人の大臣と他の4人の官僚は「政治派閥」の一員と伝えられている。

6人の判決は、習近平が前例のない3期目を確保すると予想される来月の政治集会を前に、中国の反腐敗キャンペーンの一環とみられている。■

Is 習近平 Jinping under house arrest and there's a military coup in China! Check reality here | Mint

Updated: 25 Sep 2022, 04:01 PM IST



 

 


2022年9月25日日曜日

緊急 習近平自宅軟禁、クーデター説が西側メディアに出ています。悪質な情報操作か、誤報か、それとも.....

Chinese President Xi Jinping attends the Shanghai Cooperation Organisation (SCO) leaders' summit in Samarkand on September 16, 2022.

SERGEI BOBYLYOV / SPUTNIK / AFP/GETTY IMAGES

 

国の習近平 Xi Jinping国家主席が軟禁され、軍事クーデターの真っ只中にあるという根拠のない報告の中、Twitterでトップトレンドのひとつになっている。

 

 

 中国人民解放軍が主席を拘束し、権力を奪ったとの未確認の噂が広まっておりXi Jinpingと#ChinaCoupというフレーズは、数万人のユーザーがソーシャルメディアでトレンドとなっている。

 この説は、信頼できる情報源が語ったものではなく、土曜日に首都北京上空を飛ぶ商業便がほとんどなく、北京から出発の列車とバスがすべてキャンセルされているとの未確認の報告とともに届いたものである。

 北京首都空港のウェブサイトは、出発便が一部キャンセルされたことを示していますが、他の多くはまだ予定されているか、着陸している。また、軍事演習が予定されていたため、試合が中止されたとの情報もある。

 ツイッターに投稿され広く共有されている動画は、9月22日に軍事クーデターが発生したと報じ、最大80キロメートルの軍用車両の列が北京に向かう様子も映しているとされる。

 ただし、この動画は1分足らずのため、軍用車両の列が80kmに及んだは分からない。いつ、どこで撮影されたのか、また、この車列が軍事クーデターの一環で北京に向かっていたかは確認されていない。

 噂は、インドの政治家Subramanian Swamyも煽っており、彼は土曜日にフォロワー1000万人に向けツイートした。「新しい噂を確認する。習近平は北京で軟禁されているのか?習近平が最近サマルカンドにいたとき、中国共産党の指導者は習近平を党の陸軍の担当から外したはずだった。その後、軟禁された。そう噂されている」。

国防総省の元中国・台湾・モンゴル担当官、ドリュー・トンプソンこの噂を「完全なデマ 」と表現している。

「習近平が逮捕されたという噂は、中国が政治的に敏感な時期であることと、長年務めた高官の最近の裁判(有罪判決)が温室効果を生んでいることで、脚光を浴びた」とトンプソンは書いている。

「習近平に反対する人たちがオープンに議論していることが、この噂をもっともらしくしている。習近平が内部で反対勢力に直面している証拠がないにもかかわらず、憶測は絶えない。これが、習近平が逮捕されるとの噂の信憑性、あるいは一部の勢力で希望を高めている」。

 世界情勢コラムニストで元CNN特派員のフリーダ・ギティスも、中国から出る「荒唐無稽な噂」を否定している。

 「中国でクーデターが起きた、習近平が軟禁された、という主張でソーシャルメディアが賑わっている。しかし、それが事実である証拠はない」。

 習近平主席は先日、ウズベキスタンのサマルカンドで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、ロシアのプーチン大統領と会談していた。

 ニューズウィークは中国外務省にコメントを求めている。

 

 

Xi Jinping Trends Online Amid Coup Rumors, Canceled Flights

BY EWAN PALMER ON 9/24/22 AT 10:14 AM EDT

 


 

日本をめぐる各国海軍の動き(9月18日-24日)

 

USS ロナルド・レーガンが韓国釜山に寄港した。Sept. 23, 2022. US Navy Photo

 

 

USS ロナルド・レーガン (CVN-76)が9月22日に大韓民国に入港したと米海軍が発表した。

 レーガンは巡洋艦USSチャンセラーズビル(CG-62)、駆逐艦USSバリー(DDG-52)と釜山に入港した。駆逐艦USSベンフォールド(DDG-65)は東の鎮海に寄港した。

 

 

 「ロナルド・レーガン打撃群の寄港は、米国と韓国の関係にとって戦略的に重要であり、同盟に対する米国のコミットメントを明確かつ明白に示すものだ」と、打撃群司令のバズ・ドネリー少将Rear Adm. Buzz Donnellyは声明で述べている。「釜山に戻り興奮している。今回の訪問は、70年以上にわたって平和を維持してきたこの地域における我々の日常業務の一部である」。

 レーガンCSGは、来月は韓国海軍と訓練を行う予定で、今回の入港は訓練に向けた準備と計画、乗組員のレクリエーションを兼ねている。レーガン打撃群は韓国入港に先立ち、海上自衛隊の駆逐艦「あまぎり」(DD-154)と訓練を実施した。

 

ズムワルトが西太平洋に展開中

 レーガンに加え、誘導ミサイル駆逐艦「ズムウォルト」(DDG-1000)も西太平洋で活動している。

 

 米海軍によると、ズムウォルトは9月19日にグアムを出港しました。今回の訪問は、同艦が母港カリフォーニア州サンディエゴから最も離れた場所となった。

 

揚陸強襲揚陸部隊の動向

 揚陸強襲揚陸艦USSトリポリ(LHA-7)は、9月17日にUSSアメリカ(LHA-6)と東シナ海で演習を行った後、現在フィリピン海にいる。

 トリポリ水陸両用群(ARG)の前方展開水陸両用ドック USS ニューオーリンズ(LPD-18)は、第 31 海兵遠征隊(MEU)隊員とともに日本海にいる。

 水陸両用ドック揚陸艦USSラッシュモア(LSD-47)は、静岡県の沼津海上演習場において、海上自衛隊のLST「くにさき」(LST-4003)との相互運用・上陸訓練を終え、日本各地で活動している。演習は9月16日に始まった。

 

カナダ海軍の動き

 東シナ海周辺では、カナダ海軍のフリゲート「HMCSバンクーバー」(FFH331)が、国連安全保障理事会が北朝鮮に科している制裁措置を支援する多国間協調作戦「ネオン作戦」の一環で活動中だ。カナダは、国連制裁を破った船舶の監視やモニタリングなどに参加している。バンクーバーは9月中旬からこの任務を実施しており、カナダ海軍による展開は2018年以降で6回目となった。火曜日、バンクーバーはUSSヒギンズ(DDG-76)と台湾海峡通過を実施した。

 

ロシア海軍

 今週はロシア海軍のタランチュール級コルベット4隻がラペルーズ海峡を西進し、東シナ海に侵入しているのが目撃されたと、日本の防衛省が9月16日に発表した。

 コルベットは、RFS R-14(924)、RFS R-18(937)、RFS R-11(940)、RFS イワノベツIvanovets(954)であることが確認された。海上自衛隊の高速攻撃艇「くまたか」(PG-827)と、海上自衛隊八戸航空基地に所属する第二航空団の P-3Cオライオン海上哨戒機(MPA)が監視した。

 このうちイワノベツはロシア黒海艦隊の所属だが、今年7月から太平洋艦隊に配置転換されたのか、同級を計10隻運用するロシア太平洋艦隊の他のタランチュール級コルベットのいずれかが改番されたのかは不明である。ロシアはウクライナ侵攻以来、艦艇番号を塗り潰し正体を隠している。

 ラペルーズ海峡は、ロシアのサハリン島と北海道を隔てる国際水路で、日本海とオホーツク海を行き来するロシア太平洋艦隊の艦船が日常的に通過しており、両海域は艦隊の作戦区域の一部となっている。日本は付近を航行するロシアと中国の海軍艦艇の活動を注意深く監視している。

 

PLANの動き

 人民解放軍海軍(PLAN)の第42中国海軍護衛任務部隊(駆逐艦CNS淮南 Huainan (123)、フリゲートCNS 日照Rizhao (598)、補給艦CNS Kekexilihu (968)で構成)は水曜日、第41中国海軍護衛任務部隊を交代させるため青島基地を出港した。CNS 蘇州Suzhou(132)、CNS 南通Nantong(533)、CNS巢湖Chaohu(890)等の駆逐艦は、今年 5 月に派遣された第 41 回中国海軍護衛任務部隊を引き継ぐため、青島を出発した。PLAN は 2008 年から、アデン湾での護衛任務のために艦船を派遣している。

 

オーストラリアのカカドゥ2022演習

 オーストラリアでは、22カ国からの水上艦艇16隻、1隻の潜水艦、34機の航空機、3000人の隊員が、オーストラリア海軍が主導するカカドゥ2022演習の海上フェーズを、オーストラリア北部演習地域の海域と空域で実施している。この演習は9月12日から24日まで行われ、戦闘と海上取締りの両方の訓練が含まれる。演習参加国は、オーストラリア、ブルネイ、チリ、クック諸島、フィジー、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、パキスタン、パラオ、フィリピン、サモア、シンガポール、ソロモン諸島、タイ、東チモール、英国、アラブ首長国連邦、米国、バヌアツ。

 オーストラリア海軍の艦艇は、駆逐艦 HMAS ホバート(DDG39)、フリゲート HMAS パース(FFH157)、 補給艦 HMAS スタルワート(A304)、巡視船 HMAS ブルーム(ACPB90)、及び RAN 潜水艦が参加してい る。フィジー、フランス、インド、インドネシア、日本、マレーシア、シンガポール、タイ、米国は、それぞれこの演習に艦船を派遣しておりフィジー海軍は哨戒艇RFNS Savenaca (401), フランス海軍フリゲート艦 FNS Vendémiaire (F734), インド海軍フリゲート艦 INS Satpura (F48), インドネシア海軍フリゲート艦 KRI Raden Eddy Martadinata (331), 海上自衛隊駆逐艦 JS Kirisame (DD-104), マレーシア海軍フリゲート艦 KD Lekiu (FFGH30),シンガポール海軍フリゲート艦RSS Steadfast (70), タイ王国海軍フリゲート艦HTMS Bhumibol Adulyadej (FFG 471) 米海軍沿海域戦闘艦USS Charleston (LCS-18)だ。

 8月19日から9月8日までオーストラリアで行われたRAAFピッチブラック演習に参加したドイツ空軍とシンガポール空軍の部隊もカカドゥで参加するため残っていた。ドイツ空軍は、ユーロファイター・タイフーン6機、A330多用途タンカー輸送機(MRTT)3機、A400M輸送機で構成され、RSAFはF-15SGとF-16D戦闘機8機、ガルフストリーム550空中早期警戒機とA330 MRTTで構成されている。■

 

Carrier Ronald Reagan Makes Rare South Korean Port Call, Russian Ships Active Near Japan - USNI News

By: Dzirhan Mahadzir

September 23, 2022 2:46 PM