2023年6月12日月曜日

台湾海軍は発想をチェンジしてきれておらず、このままでは台湾の海上防衛に疑問が生じてもおかしくないぞ。

 非対称戦力で防衛に徹底するコンセプトにいまいち振り切っていないところに台湾の戦略思想の限界があるようです。演習も形式的に終止するなどその他の欠陥もここに来て指摘されるようになってきました。PLAの侵攻に対し、効果のある抑止力を台湾が短時間で整備できるかが試されています。

長江級(元オリバー・ハザード・ペリー級)フリゲート ROCS Ming-Chuan(PFG-1112)。台湾海軍


湾の中華民国海軍は、中国の迫り来る脅威2つに直面し、双方に対応可能な戦力の構築に苦慮している。



 まず、中華民国海軍は、中華人民共和国による本格侵攻のリスクに対応しなければならない。第二に、中国軍が日常的に台湾の国境で嫌がらせするグレーゾーン活動に立ち向かわなければならない。

 どちらを優先させるかは、台湾国防部(MND)以外に、米国など重要な同盟国との間でも論争となっている。中国が飛躍的に軍備拡大し、近代化する中で、この問題は喫緊の課題だ。わずか10年余りで北京は台湾と大陸の統一という長年宣言してきた野望を達成しうる力を蓄え、その結果、台湾に対する軍事的脅威が増大した。

 台湾は、2017年から2019年までの任期中に李熙敏元参謀総長が2018年発表した「総合防衛構想(ODC)」方針で、「ヤマアラシ」戦略を掲げた。これは、伝統的な均衡型防衛構造から脱却し、台湾を侵略から抑止・防衛する非対称型能力の開発促進を求めたものである。これは、より安価で、より生存性が高く、より致命的なユニットを大量調達し、侵略軍に最大のダメージを与え、台湾への攻撃の人的・物的コストを法外なものにすることを意味する。

 台湾の蔡英文総統はODCを全面的に支持したが、この政策はほとんど実施されていない。ODCを意識した小型艦艇の調達構想は承認されたものの、中華民国の主要な海軍装備計画は、依然として伝統的構造に重点を置いたままだ。

 グローバル台湾研究所のジョン・ドットソン副所長は、USNIニュースに対し、「台湾の防衛ニーズは、より伝統的なアプローチと、より非対称なアプローチのいずれがより適しているかとの議論が続いている」と述べた。

ドットソンは、リー提督の退任後、「反革命が起こり」、現在、ODCは「その名を語ることが許されない防衛戦略で、MNDの公式文書から放逐された」と述べた。

 台湾の「4年ごとの国防レビュー2021」はODCに言及しておらず、同じく2021年発行の「中華民国国防報告」でも言及していない。後者では、中華民国軍がより信頼性の高い防衛軍となるため「敵の軍事行動を抑止するために、非対称概念で効果的な防衛力を開発する」と記載されてはいたものの、これは明確に定義されてはいない。焦点は依然として、高能力統合軍の開発であり、グレーゾーン戦術やPRCからの日々の圧力に対抗するには有効かもしれないが、台湾海峡の向こうからの軍事力の不均衡を再解釈したり、侵略を防ぐにはほとんど役立たないだろと専門家は指摘している。


中華民国の非対称防衛能力を向上させるため、Lung Teh造船所が新たに建造した4隻のFMLB掃海艦のうちの1隻。Lung Tehの写真


 シンクタンク「Project 2049 Institute」の主任研究員イアン・イーストンはUSNI Newsに対し、中国軍の急速な増強により、台湾の海上優位性が逆転し、中華民国には、さまざまな領域や戦域でPLANに対抗できる艦船は少数しか残されていないと述べた。

 「台湾は現時点で非常に劣勢であり、主導権を取り戻すため台湾側で対抗策を練る試みが相応になされていないようだ」。

 中華民国艦隊は、キールン級(旧キッド級)駆逐艦4隻、長征級(旧オリバーハザードペリー級)フリゲート10隻、チヤン級(旧ノックス級)フリゲート6隻、さらにフランスで台湾向けに建造した康定級(ラ・ファイエット級)フリゲート6隻など高齢化してしまった中古旧米海軍水上戦闘機が中心に展開だ。

 「中華民国は分散しており、何も持っていない。台湾が改革を進め、準備態勢や国や島を守る能力を向上させているファジーな空間にいるのが、現時点ではまだかなり控えめな改革です」とイーストンは指摘する。

 台湾はこのバランスに対処しようとしており、2023年の国防費を2022年比で13.9%増やし、現在は約5863億台湾ドル(188億米ドル)に達した。一方、ダットソンは海軍調達で2つの傾向を指摘した: 「一つは国産化の推進で、同時に小型の水上艦艇を重視する動きもある」。

 現地造船を増やす必要性は、台湾の潜水艦計画で強調されている。ダットソンによれば、中国の圧力により、各国は台湾への武器売却に消極的になっており、特に潜水艦のような制海権を握るプラットフォームに消極的だという。

「潜水艦が欲しいなら、自分で作らなければならないし、技術支援は受けられるかもしれないが、買うことはできないだろう」。

 5年間の特別予算として2400億台湾ドル(86億米ドル)が割り当てられ、台湾の造船会社CSBC Corporationは、2021年11月12日の式典で一号艦のキールを打った。CSBCは、潜水艦の全長は70メートル、重量は約2,500トンと述べている。8隻の新造船のうち1隻目は2025年に引き渡される予定で、このクラスは中華民国の既存の艦隊、オランダで建造され1987年から88年に就役した海竜級(シードラゴン)潜水艦2隻と、主に訓練用に使われている第二次世界大戦時代の米国製海士級(シーライオン級)グッピーII型2隻に代わるものである。


新型LPDであるROCS Yushan (LPD 1401)は、190人の乗組員と250人の兵員のスペースに加え233人の追加人員を収容できるスペースを持つ。最大9台のAAV7水陸両用強襲車、LVTH-6榴弾砲、LCUまたは4隻のLCM上陸用舟艇を搭載可能。台湾海軍写真


新型潜水艦は水面下で非対称能力を提供するが、ダットソンはまた、非対称の水面プラットフォームの例として、トゥオチェン級双胴型高速ミサイルコルベット(FACM)の調達を指摘しており、2021年の特別予算補正で国産造船計画に計上された696億台湾ドル(22億4000万米ドル)の大部分は、FACMに充てられていると述べた。

 高速でステルス性の高い双胴船型の新型コルベットは、大型フリゲート艦と小型沿岸警備船の間のギャップを埋める攻撃能力を提供することが意図だ。理論的には、より機動的で、より速く、レーダーシグネチャーが小さく、より大きな水上艦船をターゲットできるとされている。

 Lung Teh造船所がHsun Hai(Swift Sea)プロジェクトで建造し、最初の船であるROCS Tuo Chiang(PGG-618)は2014年に引き渡された。しかし、性能に不満があったため、ROCNは改良設計を行い、全長を196フィートから203フィートへ、排水量を600トンから685トンへ増やした。2018年にLung Tehと交わしたとされる1隻あたり22億台湾ドル(7100万米ドル)の契約により、残りの艦は大型設計で建造されることになった。その結果、2隻目のROCS Ta Chiang(PG-619)が就役したのは2021年9月、3隻目のFu Chiangは2022年9月に進水し、2023年末には就役する。12隻のコルベット級が期待されているが、2023年末までに6隻、その後すぐにさらに5隻を就役させる計画は停滞しているようだ。

 トゥオチェン級は、最高速度43ノット。対艦ミサイルは16基搭載し、「興風2(HF-2)」と「興風3(HF-3)」がある。HF-2の射程は81海里(150km)、ラムジェットを搭載したHF-3の射程は108海里だ。HF-3は、人民解放軍海軍が空母と水陸両用の兵力投射能力を高めていることに対応し作られた。トゥオチェン級の後期型は、2021年に初テストされた天剣II N(TC-2N)スカイソード2ミサイルなど、保護レベルを高める防空ミサイルシステムを追加搭載すると予想される。

 Project Yung Chiehは、同じくLung Teh Shipbuildingから4隻のFast Mine Laying Boats(FMLB)を調達する非対称の艦船計画だ。メディアでは「ミンジャン級」と呼ばれ、1隻目のFMLB-1は2020年12月就航し、残りは2021年12月に完成する。全長1350フィート、排水量347トンのFMLBは、自動機雷敷設システムを搭載し、PLAN艦艇が台湾海岸にアクセスするのを防ぐため機雷原を迅速に敷設できる。

 台湾当局は、FMLBは "台湾に上陸しようとする揚陸攻撃に立ち向かう設計で、より精密な自動機雷敷設システムを搭載すると述べている。

 しかし、これらの艦艇は、海上での非対称戦略を実現するために必要な装備には程遠い。さらに、リー提督が提案し、2018年12月にODCで承認された、316億台湾ドル(約11億米ドル)相当のミニミサイル突撃艇を最大60隻建造するプロジェクトは、2021年8月に中止された。

 当時、サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は、中華民国が不満足な設計のためと主張していると報じた。国立中山科学技術研究所(NCSIST)は2020年3月、同プロジェクトでテストするため80トンの試作艇「グローリースター」を製作したが、地元メディアは、中止までの間、新参謀長の黄秀観提督がこのプラットフォームに反対したと噂される中、歴代の防衛予算で資金配分が足りなかったと強調した。

中華民国の最新型トゥオチェン級コルベット、ROCS Ta Chiang (PGG 619)は、この級の2番艦だが、新基準で建造された最初の例である。


 また、台湾は「鎮海」プロジェクトのもと、国産軽フリゲートプログラムに着手している。国営通信によれば、全長330フィート(約2,000トン)のフリゲート艦2隻の建造は2023年開始され、2026年に引き渡されるとある。これは、2018年に開始されるはずだった同プログラムで当初期待されていた4,500~5,000トンのフリゲート艦から大幅に縮小されることになる。台湾は2004年以降、水上軍艦を建造しておらず、より大型のハイエンド次世代フリゲート艦に着手する前に、まず小型フリゲート艦を建造し複雑な軍艦建造の経験を積む必要がある可能性がある。

 少なくとも8隻、最大で12隻のフリゲート艦が予想され、対潜水艦戦と対空戦の2つのバリエーションで納入される。これらフリゲート艦は、中華民国艦隊の旧式水上戦闘艦の一部を置き換えるもので、後日、大型フリゲート艦の置き換えオプションを検討するための造船経験と能力を提供する。台湾メディアは5月、鍾欣造船と軽フリゲートに関する契約を締結し、6月に建造開始すると報じた。また、同艦にはTC-2N AAWミサイルとHF-2、HF-3対艦ミサイルが搭載される。非対称的な役割と、台湾の海域における中国の活動への対応双方を考慮して設計されている。

 一方で中華民国は2022年9月、初の国産上陸用プラットフォーム・ドック(LPD)「玉山」を就役させた。全長500フィート、排水量1万トンの同艦は、1990年代半ばから就航中の第二次世界大戦時のヴィンテージ旧米海軍戦車揚陸艦を置き換え、台湾離島への補給を強化する能力を提供します。同艦は、防御にTC-2Nミサイルを搭載した最初のROCN艦だが、攻撃的なプラットフォームではない。

 ダットソンは、「台湾の軍事調達プログラムには、プラットフォームの一部を威信のために取得する要素があると思います」と述べた。同人は、台湾が伝統的な作戦と非対称的作戦の両方をカバー可能なプラットフォームを調達することで、「違いを分かち合おう」としていると考えている。しかし、これは「方程式のどちらの側でも最善の解決策を導き出すことはできない」ことにつながる。

 ダットソンは、台湾国境に絶えず侵入してくる中国軍に対抗するため伝統的な軍隊が必要だという台北のジレンマに共感しているものの、中国の活動は、存亡の危機というより迷惑な存在だしている。中華民国が大型水上戦闘艦を基盤とする伝統的構造を持つ場合、「そうした資産のほとんどは非常に迅速に破壊される」と説明している。

 さらに、「より分散しやすく、(中国の)侵略軍に反撃できる小型艦船を増やす動きは、フリゲートや駆逐艦のように開戦初日から燃え盛る残骸に化大型プラットフォームよりもずっと理にかなう」と述べている。

 また、対艦ミサイル多数獲得することにも焦点が当てられている。PLAが台湾海峡を90〜100海里横断し侵攻部隊を送り込むつもりなら、艦船を沈め、機能不全に陥れることが重要だ。

 「そのためには、対艦ミサイルを撃てるプラットフォームが必要だ」とダットソンは言う。

 イーストンも同意し、台湾の答えは「高速艇であれ、陸上トラックランチャーであれ、十分なミサイルと発射装置を作り、中国海軍の半分を沈めることができる保証をし生存性を持たせることだ」と述べている。「それが台湾の目標です。しかし、実際にそれが可能になっていない」。


ROCS Su Ao(DDG-1802)、2004-05年に中華民国に就役した4隻のキールン級(元米海軍ノックス級)駆逐艦のうちの1隻で、艦隊の旗艦を代表する。台湾海軍写真


2021年11月、2022年から26年までのミサイル生産に2400億台湾ドル(77億米ドル)の別枠予算が割り当てられた。2022年3月、米海軍航空システム本部はボーイングに対し、台湾向けハープーン沿岸防衛システム(HCDS)を提供する契約を493百万米ドルで締結した。100基のHCDSランチャー、400基のRGM-84L-4ハープーンミサイル、25基のレーダーシステム、訓練機器が含まれ、2028年までに納入を完了する。

 HF-2とHF-3の固有開発もこの一環となる。NCSISTは、ミサイル「Hsuing Feng(ブレイブウィンド)」ファミリーの射程距離延長と新型電子的対抗手段(ECCM)バリエーションの導入に取り組んでいる。NCSISTは2018年以降、新規およびアップグレードされた設備で製造能力を高めている。MNDによると、産業界は年間70基のHF-3、150基のTC-2N、新型地対空ミサイルTien-Kung IIIを96基の製造できる。

 イーストンは、これは 「最近の海軍増強の非常にポジティブな側面の1つだ...紙の上では台湾は世界で最先端ASCMを配備にしているが実戦のデータがない」と述べた。

 さらに、「台湾は大量生産に力を注いでいるが、大量生産が何を意味するのか、実際には誰も知らない」とも述べている。対艦ミサイル、海上監視レーダー、陸上ミサイルユニット、非搭乗員資産の統合が進んでいるが、イーストンは、台湾がどれだけのミサイルを製造できるか透明性がないと警告している。彼は、「防衛産業複合体における宙ぶらりん」に関連し「生産が遅いという噂(中略)」、さらに台湾は「大量生産に苦労している」と警告した。

 ロシア・ウクライナ戦争を観察した後、台湾は2024年1月から1年間の徴兵制を再導入し、投入可能な現役兵数を拡大する準備を進めている。しかし、特に海上にPLA(中国軍)が常駐しているため、部隊訓練は困難だ。

 中華民国は、環太平洋会議やシンガポールでのシャングリラ対話のような国際的な海洋イベントに招待されることはない。しかし、米議会は、リムパックに台湾を招待することを米国に義務付ける法案を発行した。米海軍艦艇が台湾を訪問したり、台湾海峡で中華民国と通航演習を行ったりすることはもうない。存在感のあるレベルから大きく後退している。

 大規模かつ持続的な米海軍のプレゼンスがなければ、台北は2つの異なる戦略、すなわち侵略を受ける可能性のある伝統的な海軍力を維持するか、非対称な戦略を追求するかの間で資源を分配し続けるか決断を迫られる。■


Taiwan's Navy Caught Between Two Strategies to Counter Chinese Threat - USNI News

By: Tim Fish

June 7, 2023 4:19 PM


2023年6月11日日曜日

UFO/UAPで内部告発者が登場。米政府は回収したエイリアン宇宙機から画期的な技術をリバースエンジニアリングしてきたのか。

 


エイリアンの宇宙船を回収したとする内部告発者が登場

アレックス・ホリングス|2023年6月8日



情報機関の元高級メンバーによれば、米国政府は何十年にわたり、「非人間起源」の破片や無傷の宇宙船全体を密かに回収してきたという。ペンタゴンで最も秘密裏の「特別アクセスプログラム」で隠されているこれらの取り組みは、敵対国に技術的に優位に立つのがねらいで、独自の極秘墜落後回収プログラムもあると、元関係者デイビッド・グルーシュ David Gruschが主張している。


まるで「X-ファイル」の台本のように聞こえるが、

UFOサブレディットやツイッターのコミュニティで流れている矛盾した主張や信用できない目撃者にまみれた話のようにも聞こえる。しかし、今回は...違う。


今回は、内部告発者の名前、正当で確認可能な資格、他の高官による保証、そして紙一重の痕跡がある。UFO/UAP(未確認飛行物体)隠蔽の主張としては、これまでで最も信憑性が高く、信じられないような話であることは間違いない。これらの詳細は、The Debriefの特集記事と、その後のNewsNationのインタビューで明らかにされた。


しかし、空軍から政府のUAPアナリストに転身したデイヴィッド・チャールズ・グルーシュにないものがある。...証拠だ。


デイヴィッド・グルーシュの信じられないよ

うな主張、彼の話の証拠と公式の裏付け、そして次に何が起こるのかについて、掘り下げていこう。


内部告発者グルーシュとは

写真提供:デイヴィッド・グルーシュ


現在36歳のデイヴィッド・グルーシュは、米空軍に勤務した後、国家地理空間情報局(NGA)、そして国家偵察局(NRO)に移籍した。NROに在籍中、グルーシュはGS-15の上級インテリジェンス能力統合担当官として勤務していたという。


グルーシュによれば、同機関の「未確認航空現象分析/トランス・メディア問題担当上級技術顧問」で、また、かつてUFOと呼ばれ現在は未確認航空現象(UAPS)と呼ぶものの報告について調査する任務を負う組織、未確認航空現象タスクフォースで2019年から2021年にかけて同機関を代表していた。


グルーシュはその後、未確認航空機の領域にとどまりながらNGAに戻り、同機関のUAP分析の「共同リーダー」を務める一方、同じタスクフォースへの同機関の代表の役割も果たしている。


数十年にわたり米国が宇宙船を回収してきたと主張するグルーシュ

1947年に起きた有名なロズウェル事件で回収された破片(Wikimedia Commons)

グルーシュによれば、米軍は何十年もの間、「非人間」由来の破片や無傷の宇宙船を回収しており、しかもその回収は米国民だけでなく議会にも秘密にされてきたという。これは、「複数機関が、様々な監視当局に適切な報告をすることなく、UAP活動を秘密アクセスプログラムに入れ込んでいる」中で回収活動を隠して達成されてきたと彼は主張する。


グルーシュによれば、こうした活動はあまりに秘密主義で、目撃情報を調査するために任命された未確認航空現象タスクフォースからも隠されているという。


さらに不思議なことに、このような取り組みはアメリカだけでなく、外国でもエキゾチックな技術を回収し、利用をめざす秘密の軍拡競争が何十年も続いていると言う。


特別アクセス・プログラムは、アメリカが最も秘密裏に進めている国防活動を隠す場所であり、それらに関するあらゆる情報へのアクセスは、クリアランスと明確な知る必要性を持つ関係者のみに限定される。言い換えれば、どんなに高いクリアランスを持っていても、その一員でない限り、これらの努力は目に触れないようになっている。時には、特別アクセス・プログラムがあまりに秘密主義的なため、ほとんどが紙面から消えてしまい、「読み込まれた」人々の間で行われる作業や口頭での説明だけが存在することもある。


グルーシュによれば、国防総省の最も不気味なスパイたちは、自分たちだけで仕事をこなしているわけではないという。アメリカの同盟国や有名な防衛関連企業も、「非人間的」な工芸品を回収し、その存在を一般市民や議員から隠す役割を担っている。


グルーシュは、回収した物体を、「乗り物の形態や材料科学テスト、独特の原子配列や放射性シグネチャーの保有に基づくエキゾチック起源(地球外または起源不明の非人間的知性)」と説明している。


本人は回収後の宇宙船を目撃していない

UAP映像からのスクリーンキャプチャ 米海軍


しかし、グルーシュによると、回収に参加したこともなければ、自分で見たこともないという。彼は、国防総称と情報機関で、複数のUAPプログラムについて説明を受け読んでおり、責任者と直接交流したと主張している。


「UAPプログラムに参加した各個人は、私の公的な資格で私に接触し、連邦調達規則に反する違法な契約やその他の犯罪、適格な産業基盤や学術機関にわたる情報の抑圧など、不正行為多数への懸念を明らかにした」と彼は述べている。


グルーシュの話自体に特別なものではないが、内部告発者になることを決意したのは、その後に起こった出来事だという。グルーシュの説明によれば、議会に出向き、彼が言うところの数十年にわたる「回収・利用された物理的材料をめぐる公に知られていない冷戦」、つまり、UAPの墜落・着陸地点を特定し、材料を回収して利用・リバースエンジニアリングすることで非対称な国防上の優位性を獲得しようと長年にわたってその他大国と競っていたことを明らかにした。


議会への情報公開後にグルーシュは、回収を秘密にしようとする国防総省の内部関係者による嫌がらせと報復キャンペーンのターゲットになったと主張している。


結局、この嫌がらせにより、グルーシュは2022年5月に情報機関の監察官に対し「報復の苦情」を提出した。「複数機関が、搾取関連の見識の受け皿として、また運用上の理由から、監視当局に適切な報告せず、UAP活動を従来の『特別アクセスプログラム/管理アクセスプログラム』にしている場合、問題がある 」とグルーシュは述べている。


そして、この話は単なるUFO陰謀説から、政府のUAP隠蔽に関する最も信頼できる主張とそれに付随する証跡となった。というのも、グルーシュは一人でこのプロセスに入ったわけではなく、チャールズ・マッカロー3世が代理人を務めているからだ。マッカローは、DCに拠点を置くCompass Rose Legal Groupのシニアパートナーで、2011年に上院が相委任した情報コミュニティ監察官(IGIP)でもある。


そして、UAP開示に直接関連するプロセスにおいて、非常に信頼できる弁護士をグルーシュの代理人として起用したことに、不審を感じないのなら、2022年の7月に、現在のIGIPが彼の訴えを 「信頼性があり緊急」と判断したと言われていることを知っておくべきだろう。


グルーシュがUAPプログラムに関与していた裏がとれるのか?


グルーシュの経歴すべてで確認は難しいが、高官多数が本人を保証しており、少なくともその一部を立証しているように見える。


彼の主張は、Debriefの共同設立者であるクリストファー・プレインや、記事を゙書いたラルフ・ブルメンタール、レスリー・キーンにも吟味された。


これらのジャーナリストは、米軍内部からのUAP報告を調査するペンタゴンのそれまで秘密だった取り組みを初めて明らかにした2017年のNew York Timesの暴露記事を執筆した人々だ。


2011年に韓国で開催された大規模な戦争ゲームに関する記事には、「演習に志願し参加したUFG情報任務担当のデイヴィッド・グルーシュ中尉」と記載されているなど、DoD出版物にグルーシュの記載も見られる。


また、2012年にコロラド州のシュリーバー空軍基地(現スペースフォース基地)から発行された国防総省の地元紙「シュリーバー・センチネル」にもグルーシュの名前が掲載されている。グルーシュの名前は、大尉昇進が決まった中尉リストの中にある。


Debriefは、グルーシュの経歴だけでなく、彼の主張も確認ずみと主張しているが、ほとんどは、匿名希望の情報源や、ジョナサン・グレイという偽名で話した情報員のものだ。


しかし、グルーシュを保証する全員がベールに包まれているわけではない。最近退役したカール・ネル陸軍大佐のように、内部告発者としてのグルーシュの信ぴょう性を公言する者もいる。ネルが数十年にわたる軍事情報機関でのキャリアを持つことは、ネルが米国平和維持・安定化作戦研究所で執筆した2012年発表の報告書など、多くの場所で確認することができる。


ネルは、諜報活動でグルーシュと仕事をしただけでなく、彼の人格は「非の打ち所がない 」と言っている。


ネルは、「過去80年間、起源不明の技術のリバースエンジニアリングに焦点を当てた、地球上の軍拡競争が存在するという本人の主張は、根本的に正しく、起源不明の技術の少なくとも一部は、人間以外の知性に由来すると明白に認識されている」と述べている。


こうした疑惑がディアや議員の注目を集めることは間違いないが、今のところ、信憑性のある情報源による主張しか出ていない。それは注目に値するかもしれないが、何かの証明には程遠い。


今度の日曜日にNewsNationでグルーシュの長文インタビューが放映されると報じられており、主要な報道機関がさらに詳細なレポートを発表する見込みだ。


しかし、要注意なのは、報道が決定的な証拠になるとは考えにくいことだ。可能にするのは、国防総省の全面協力で連邦政府による協調的な内部調査しかないようだ。今回の内部告発事件でメディアの注目が集まるかは、まだわからない。■


Everything you need to know about the UAP whistleblower who says the US has recovered alien spacecraft - Sandboxx

Alex Hollings | June 8, 2023



Alex Hollings is a writer, dad, and Marine veteran who specializes in foreign policy and defense technology analysis. He holds a master’s degree in Communications from Southern New Hampshire University, as well as a bachelor’s degree in Corporate and Organizational Communications from Framingham State University.


航空自衛隊がE-767アップグレード一号機を受領。米本土でUSAFが作業を担当した。二号機も現在性能改修中。

E-767 MCU JASDF

Source: US Air Force


空自衛隊(JASDF)は、ボーイングE-767空中警戒管制システム(AWACS)のアップグレード機を米空軍(USAF)から受領した。

 米空軍によると、マサチューセッツ州ハンスコム基地のチームがミッション・コンピューティング・アップグレード(MCU)を実施した。


日本初のアップグレードE-767

「日本はインド太平洋司令部における米国の重要なパートナーであり、E-767は航空自衛隊で最高の空中戦闘管理指揮統制ノード」と、米空軍のデジタル部門長ライリー・パイルス大佐は述べている。

「敵対行為が始まったら、私たちは航空自衛隊と同じように、この機体の飛行を望むでしょう」。

 中国やロシアの航空機や無人システムが日本の領空に頻繁に侵入してくるため、日本はMCUアップグレード初号機の運用に「強いこだわり」があるとパイルス大佐は付け加えた。

 アップグレード機に加えて、チームは「任務計画や訓練のために日本国内の航空基地数カ所」に地上システムも供給した。

 MCUは、米空軍が運用するボーイングE-3セントリーAWACS機のアップグレード作業に準じ、指揮統制、リアルタイムの情報共有、目標識別時間の短縮、殺傷能力の向上など機能を改善している。

 MCU設置作業は、870百万ドルの契約の一環として、2019年8月に開始された。飛行試験とデモンストレーションは、カリフォルニア州とワシントン州で行われた。

 現在、次のJASDF E-767がMCUのアップグレードを受けています。

 Ciriumのフリートデータでは航空自衛隊はE-767を4機運用中で平均機齢は27.5年だ。■


Tokyo receives first upgraded E-767 AWACS | News | Flight Global

By Greg Waldron9 June 2023





P-8ポセイドンの重要性。米国の艦船建造の遅れをカバーする。だが、あと10機の追加調達が進まないのはなぜか。

 A P-8A Poseidon assigned to Patrol Squadron (VP) 16 is seen in flight over Jacksonville, Fla. (U.S Navy photo by Personnel Specialist 1st Class Anthony Petry)

A P-8A Poseidon assigned to Patrol Squadron (VP) 16 is seen in flight over Jacksonville, Fla. (U.S Navy photo by Personnel Specialist 1st Class Anthony Petry)


不安定なグローバル環境では多任務データ統合兵器システムとしてのP-8Aポセイドンの重要性は増す一方だ 



代の海軍戦で航空機は重要な構成要素だ。航空機は、海上での戦争や陸上での兵力投射で攻撃・防御能力を提供しながら、水上艦の探知領域を大幅に拡大する能力を備える。航空機は複雑な戦略システムの一部で、最大限の効果を発揮する連携効果で設計されている。 


C-130貨物機、F/A-18マルチロールファイター、F-35B/Cジョイントストライクファイターなど、海軍が戦闘機能を発揮するために運用する各種航空機がある。今日の不安定なグローバル環境では、P-8Aポセイドンのようなマルチロール・データ統合型兵器システムの重要性は増すばかりだ。 


他の海軍機と同様に、ポセイドンも監視、情報、偵察、捜索・救助など、さまざまな任務を遂できる。ポセイドンの特徴は、対潜戦と対地戦の両方の任務を遂行できることだ。敵対する潜水艦を探知し、追跡し、排除することができる唯一の現役米海軍機だ。 


現在の軍事的脅威環境は、おそらく過去50年間で最も困難な環境だ。最近の国内メディア報道は、世界平和に対する非常に深刻な脅威を詳述している。


報道では、中国海軍の驚くべき拡張と北朝鮮の核兵器実験が伝わってくる。これらの情報は、米国と連合国の海軍を厳戒態勢にし、防衛協定や条約を改善する結果につながった。数週間前、ニューズウィークの記事は、ロシア海軍が原子力潜水艦ベルゴロドで使用する「核搭載可能な『超魚雷』」を製造したと明らかにした。 


米国と同盟国は、このような世界的な脅威への準備を整えなければならない。紛争に備える上で重要なのは、任務に不可欠な装備を確保することだ。米国の造船能力の低下は、新し水上・水中戦闘艦建造のリードタイムが年単位ではなく、数十年単位で測られることを意味する。幸い、現在生産中のP-8Aポセイドンという兵器システムがあり、明日の脅威から守るため今日から準備ができる。 


アメリカ海軍の技術テストパイロットとして、筆者はP-8Aの前身であるターボプロップ機P-3オライオンの専用評価飛行に搭乗した。その後、所属する空母航空団の北大西洋作戦で、P-3とAGM-84ハープーンミサイルを空母打撃群に統合することがいかに重要かを知り得た。現役を退いて、737、777、787など民間航空機の技術テストパイロットとして働いた。 飛行試験の経験から、航空機の兵器システムに適用されるFAAパート25の認証要件を理解することができた。 


大学院で航空工学を専攻した際、分離と冗長性という観点で設計されたシステムが戦闘の生存性を高める鍵だと学んだ。 防衛産業での仕事は、これらの要素が信頼性の鍵でもあることを証明した。1日12時間、1年365日、99.7%の出動信頼性で飛行できる設計の機体は、堅牢な設計を意味する。 


P-8Aポセイドンは737NGの軍用版で、民間機と86%の共通性がある。実績ある機体、高度な搭載技術、容易に入手可能な部品や労働力を考えれば、ポセイドンは手ごわい相手だ。また、737は、グローバルで確立済みの大規模サプライチェーンが支えており、迅速な修理と迅速な運用への復帰が可能だ。


海軍は、作戦上の要求を満たし、敵対国がもたらす脅威に対応するためには138機のP-8Aポセイドンが必要と評価している。この「完全な戦争遂行要件」は、2018年に検証された。しかし、調達は128機のみで、2020会計年度以降、海軍から追加機材は要求されていない。議会は過去に、最後のP-3機が退役する際に「現役と予備の飛行隊」が完全装備されるように介入してきた。ポセイドンのユニークな機能と能力を考えれば、議会がこのプログラムに完全に予算を提供し、戦争遂行に必要な残る10機のP-8を取得する能力を海軍に与えることが重要だ。


現在の軍事的脅威は重大かつ広範囲に及ぶ。P-8は、空母、潜水艦、その他の海洋プログラムにとって、防衛面では目となり耳となり、攻撃面では精密な武器運搬を提供する役割を果たす。ポセイドン兵器システムには、AGM-84ハープーン、SLAM ER、HAAWCなど、精密スタンドオフ兵器が含まれる。10機のP-8Aは国防予算全体のごく一部にすぎないが、現在の脅威と戦う点で同機が示す戦闘能力向上には測り知れないものがある。■


P-8A Poseidon: A Military System Designed to Win - 19FortyFive

By Ray Craig


Ray Craig is a graduate of the U.S. Naval Academy, the U.S. Naval Postgraduate School, the U.S Naval Test Pilot School, and holds a BS and Masters in Aeronautical Engineering. After his active duty naval service, Ray continued his career as a military and commercial test pilot for Boeing for over 27-years.



2023年6月10日土曜日

(修正版)戦艦が21世紀版のハイテク大型艦として復活する可能性(がないとは誰にも断言できないでしょう)

 

USS Iowa (BB-61) Fires a full broadside of nine 16/50 and six 5/38 guns during a target exercise near Vieques Island, Puerto Rico, 1 July 1984. Photographed by PHAN J. Alan Elliott. Note concussion effects on the water surface, and 16-inch gun barrels in varying degrees of recoil. Official U.S. Navy Photograph, from the the Department of Defense Still Media Collection.



重武装の巨大艦として21世紀の戦艦のアイデアが復活する可能性に注目したい。



武装巨大艦が21世紀版の戦艦として復活する可能性はあるのだろうか。▼USSズムウォルトを思い浮かべてほしいが、もっと大きく、もっと重武装となる。だが可能なのだろうか?


戦艦: 大きいことは良いことだ

非常に大型で重武装の戦艦コンセプトが復活するかもしれない。ここには海上戦の利点とともに興味深い問題を提起している。▼確かに、アイオワ級戦艦やアラスカ級巡洋戦艦のようなプラットフォームが第二次世界大戦、韓国、ベトナム時代に残した並外れた貢献に誰も異論はない。▼しかし、無誘導兵器を搭載した大型艦は、分散した長距離作戦領域では役に立たないばかりか、長距離精密誘導敵兵器にとって格好の目標となる。▼とはいえ、D-Day砲撃、朝鮮戦争、第二次世界大戦時のミズーリ艦上での降伏など、戦艦は世代をこえ海軍を支持する勢力の心の中に、永く残る場所を刻んできた。感情や古くからの敬愛の念は、海上での戦闘任務に対してのものだ。▼第二次世界大戦におけるアメリカ海軍の犠牲と勝利を忘れ、無視する人はほとんどいないだろうから、海上での戦闘行為へのこのような感情や昔からの敬意は、確かに永続的に続くだろう。▼このような動きと同時に、大型で重武装、重装甲艦艇を海軍に戻すことが理にかなっていると思われる戦術的、戦略的理由もある。単純に考えれば、海軍が揚陸攻撃を行ったり、敵の対艦ミサイルなど陸上兵器を軟化・破壊し、より安全に陸上で活動する必要がある場合、重装甲艦による大量の陸上砲撃の必要性に変わりはない。▼新型戦艦の決定的な違いは、高忠実度の長距離センシングとターゲティング、極超音速ミサイルを含む新世代の兵器、電磁戦(EW)、軌道修正巡航ミサイルと迎撃ミサイルといったパラダイムチェンジの技術的進歩を大量に取り入れる必要があることだ。▼新世代の大型戦艦が、精密弾や兵器を含むこうした新技術を搭載すれば、確かに大型戦艦の再導入に説得力が生まれるかもしれない。


新世代のハイテク戦艦とは

例えば、近年、海軍は5インチ甲板搭載兵器用の新しい精密弾の実験を行っているが、これは攻撃範囲を3倍に拡大し、かつてない精度を導入することができる。▼すでに陸上や艦上発射型巡航ミサイル「タクティカルトマホーク」に搭載ずみの軌道修正弾を取り入れることも現実的である。▼例えば、ズムウォルト級駆逐艦は、今後数年のうちに極超音速兵器を発射する予定だ。このような兵器は、海上攻撃の範囲、速度、精度を大幅に向上させる。もし、大型戦艦がこのような兵器で武装し、最新の高度にネットワーク化された水平線外のセンサーとターゲティングで強化されたらと想像してほしい。▼これは、米海軍が制空権を完全に持てない場合の水陸両用攻撃を想定し、インパクトのある、あるいは関連性の攻撃手段になる可能性がある。▼敵の地上防衛や、移動式巡航ミサイル発射装置、弾道ミサイルなどの攻撃兵器は、上陸攻撃に先立ち、沖合から砲撃し、破壊する必要がある。▼それだけでなく、十分に配置され、十分に武装した戦艦は、駆逐艦の火力を補い、航空戦力を必要とする空母の防御に影響を与える。▼艦船防御の問題もあり、大型で標的になりやすい戦艦が、紛争地域で高リスクの任務に就く場合、画期的な層状防御技術の恩恵を大きく受ける必要がある。▼最も大きな影響を与える新システムは、飛来する対艦ミサイルのRF誘導を発見し「妨害」するEWジャマーや、飛来する敵のドローン、弾道ミサイル、地上砲撃を追跡し焼却できるレーザーインターセプターなどの武器になるかもしれない。▼極超音速ミサイルや新しいオーバー・ザ・ホライズン攻撃ミサイルと相まって、この種の新しい防御、迎撃、中継ネットワークで武装した戦艦は、海上戦に決定的な影響を与えることができるかもしれない。


ミサイル防衛とマルチドメイン・ネットワーキング

ミサイル防衛の問題もある。例えば、SM-3ブロックIIAが、イージスレーダーによるICBMを追跡を得て、大気圏に突入したICBMを迎撃する能力を実証された場合、ネットワーク化されたミサイル防衛ノードを追加すれば、戦略的抑止力を強化するため、水上艦に新しい次元と角度の防衛能力をもたらすはずだ。▼最後に、マルチドメインネットワーキングmulti-domain networking technologiesという画期的な技術がある。戦艦が、空と海中のドメインにまたがって、照準、指揮統制、リアルタイムの情報、情報・監視・偵察(ISR)を調整できるようになれば、戦術的優位性がさらに高まる。▼これで、水上艦船、空中ドローン、その他水上艦船、空中「ゲートウェイ」間のデータ分析と伝送を含み、検出できかった水平線の向こうの脅威を確認できる日が来る。


マルチドメインネットワーキング、無人システム、ノードで増強された急速に発展するテクノロジーは、新しい大型ハイテク戦艦を可能にし、パラダイムを変える攻防の海上戦の可能性を海軍にもたらすかもしれない。■



Hey Navy: Why Not Bring Back & Re-Introduce Upgraded, High-Tech Massive Battleships? - Warrior Maven: Center for Military Modernization

戦艦が21世紀版のハイテク大型艦として復活する可能性(がないとは誰にも断言できないでしょう)

USS Iowa (BB-61) Fires a full broadside of nine 16/50 and six 5/38 guns during a target exercise near Vieques Island, Puerto Rico, 1 July 1984. Photographed by PHAN J. Alan Elliott. Note concussion effects on the water surface, and 16-inch gun barrels in varying degrees of recoil. Official U.S. Navy Photograph, from the the Department of Defense Still Media Collection.



重武装の巨大艦として21世紀の戦艦のアイデアが復活する可能性に注目したい。



武装巨大艦が21世紀版の戦艦として復活する可能性はあるのだろうか。▼USSズムウォルトを思い浮かべてほしいが、もっと大きく、もっと重武装となる。だが可能なのだろうか?


戦艦: 大きいことは良いことだ

非常に大型で重武装の戦艦コンセプトが復活するかもしれない。ここには海上戦の利点とともに興味深い問題を提起している。▼確かに、アイオワ級戦艦やアラスカ級巡洋戦艦のようなプラットフォームが第二次世界大戦、韓国、ベトナム時代に残した並外れた貢献に誰も異論はない。▼しかし、無誘導兵器を搭載した大型艦は、分散した長距離作戦領域では役に立たないばかりか、長距離精密誘導敵兵器にとって格好の目標となる。▼とはいえ、D-Day砲撃、朝鮮戦争、第二次世界大戦時のミズーリ艦上での降伏など、戦艦は世代をこえ海軍を支持する勢力の心の中に、永く残る場所を刻んできた。感情や古くからの敬愛の念は、海上での戦闘任務に対してのものだ。▼第二次世界大戦におけるアメリカ海軍の犠牲と勝利を忘れ、無視する人はほとんどいないだろうから、海上での戦闘行為へのこのような感情や昔からの敬意は、確かに永続的に続くだろう。▼このような動きと同時に、大型で重武装、重装甲艦艇を海軍に戻すことが理にかなっていると思われる戦術的、戦略的理由もある。単純に考えれば、海軍が揚陸攻撃を行ったり、敵の対艦ミサイルなど陸上兵器を軟化・破壊し、より安全に陸上で活動する必要がある場合、重装甲艦による大量の陸上砲撃の必要性に変わりはない。▼新型戦艦の決定的な違いは、高忠実度の長距離センシングとターゲティング、極超音速ミサイルを含む新世代の兵器、電磁戦(EW)、軌道修正巡航ミサイルと迎撃ミサイルといったパラダイムチェンジの技術的進歩を大量に取り入れる必要があることだ。▼新世代の大型戦艦が、精密弾や兵器を含むこうした新技術を搭載すれば、確かに大型戦艦の再導入に説得力が生まれるかもしれない。


新世代のハイテク戦艦とは

例えば、近年、海軍は5インチ甲板搭載兵器用の新しい精密弾の実験を行っているが、これは攻撃範囲を3倍に拡大し、かつてない精度を導入することができる。▼すでに陸上や艦上発射型巡航ミサイル「タクティカルトマホーク」に搭載ずみの軌道修正弾を取り入れることも現実的である。▼例えば、ズムウォルト級駆逐艦は、今後数年のうちに極超音速兵器を発射する予定だ。このような兵器は、海上攻撃の範囲、速度、精度を大幅に向上させる。もし、大型戦艦がこのような兵器で武装し、最新の高度にネットワーク化された水平線外のセンサーとターゲティングで強化されたらと想像してほしい。▼これは、米海軍が制空権を完全に持てない場合の水陸両用攻撃を想定し、インパクトのある、あるいは関連性の攻撃手段になる可能性がある。▼敵の地上防衛や、移動式巡航ミサイル発射装置、弾道ミサイルなどの攻撃兵器は、上陸攻撃に先立ち、沖合から砲撃し、破壊する必要がある。▼それだけでなく、十分に配置され、十分に武装した戦艦は、駆逐艦の火力を補い、航空戦力を必要とする空母の防御に影響を与える。▼艦船防御の問題もあり、大型で標的になりやすい戦艦が、紛争地域で高リスクの任務に就く場合、画期的な層状防御技術の恩恵を大きく受ける必要がある。▼最も大きな影響を与える新システムは、飛来する対艦ミサイルのRF誘導を発見し「妨害」するEWジャマーや、飛来する敵のドローン、弾道ミサイル、地上砲撃を追跡し焼却できるレーザーインターセプターなどの武器になるかもしれない。▼極超音速ミサイルや新しいオーバー・ザ・ホライズン攻撃ミサイルと相まって、この種の新しい防御、迎撃、中継ネットワークで武装した戦艦は、海上戦に決定的な影響を与えることができるかもしれない。


ミサイル防衛とマルチドメイン・ネットワーキング

ミサイル防衛の問題もある。例えば、SM-3ブロックIIAが、イージスレーダーによるICBMを追跡を得て、大気圏に突入したICBMを迎撃する能力を実証された場合、ネットワーク化されたミサイル防衛ノードを追加すれば、戦略的抑止力を強化するため、水上艦に新しい次元と角度の防衛能力をもたらすはずだ。▼最後に、マルチドメインネットワーキングmulti-domain networking technologiesという画期的な技術がある。戦艦が、空と海中のドメインにまたがって、照準、指揮統制、リアルタイムの情報、情報・監視・偵察(ISR)を調整できるようになれば、戦術的優位性がさらに高まる。▼これで、水上艦船、空中ドローン、その他水上艦船、空中「ゲートウェイ」間のデータ分析と伝送を含み、検出できかった水平線の向こうの脅威を確認できる日が来る。


マルチドメインネットワーキング、無人システム、ノードで増強された急速に発展するテクノロジーは、新しい大型ハイテク戦艦を可能にし、パラダイムを変える攻防の海上戦の可能性を海軍にもたらすかもしれない。■



Hey Navy: Why Not Bring Back & Re-Introduce Upgraded, High-Tech Massive Battleships? - Warrior Maven: Center for Military Modernization