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戦艦が21世紀版のハイテク大型艦として復活する可能性(がないとは誰にも断言できないでしょう)

USS Iowa (BB-61) Fires a full broadside of nine 16/50 and six 5/38 guns during a target exercise near Vieques Island, Puerto Rico, 1 July 1984. Photographed by PHAN J. Alan Elliott. Note concussion effects on the water surface, and 16-inch gun barrels in varying degrees of recoil. Official U.S. Navy Photograph, from the the Department of Defense Still Media Collection.



重武装の巨大艦として21世紀の戦艦のアイデアが復活する可能性に注目したい。



武装巨大艦が21世紀版の戦艦として復活する可能性はあるのだろうか。▼USSズムウォルトを思い浮かべてほしいが、もっと大きく、もっと重武装となる。だが可能なのだろうか?


戦艦: 大きいことは良いことだ

非常に大型で重武装の戦艦コンセプトが復活するかもしれない。ここには海上戦の利点とともに興味深い問題を提起している。▼確かに、アイオワ級戦艦やアラスカ級巡洋戦艦のようなプラットフォームが第二次世界大戦、韓国、ベトナム時代に残した並外れた貢献に誰も異論はない。▼しかし、無誘導兵器を搭載した大型艦は、分散した長距離作戦領域では役に立たないばかりか、長距離精密誘導敵兵器にとって格好の目標となる。▼とはいえ、D-Day砲撃、朝鮮戦争、第二次世界大戦時のミズーリ艦上での降伏など、戦艦は世代をこえ海軍を支持する勢力の心の中に、永く残る場所を刻んできた。感情や古くからの敬愛の念は、海上での戦闘任務に対してのものだ。▼第二次世界大戦におけるアメリカ海軍の犠牲と勝利を忘れ、無視する人はほとんどいないだろうから、海上での戦闘行為へのこのような感情や昔からの敬意は、確かに永続的に続くだろう。▼このような動きと同時に、大型で重武装、重装甲艦艇を海軍に戻すことが理にかなっていると思われる戦術的、戦略的理由もある。単純に考えれば、海軍が揚陸攻撃を行ったり、敵の対艦ミサイルなど陸上兵器を軟化・破壊し、より安全に陸上で活動する必要がある場合、重装甲艦による大量の陸上砲撃の必要性に変わりはない。▼新型戦艦の決定的な違いは、高忠実度の長距離センシングとターゲティング、極超音速ミサイルを含む新世代の兵器、電磁戦(EW)、軌道修正巡航ミサイルと迎撃ミサイルといったパラダイムチェンジの技術的進歩を大量に取り入れる必要があることだ。▼新世代の大型戦艦が、精密弾や兵器を含むこうした新技術を搭載すれば、確かに大型戦艦の再導入に説得力が生まれるかもしれない。


新世代のハイテク戦艦とは

例えば、近年、海軍は5インチ甲板搭載兵器用の新しい精密弾の実験を行っているが、これは攻撃範囲を3倍に拡大し、かつてない精度を導入することができる。▼すでに陸上や艦上発射型巡航ミサイル「タクティカルトマホーク」に搭載ずみの軌道修正弾を取り入れることも現実的である。▼例えば、ズムウォルト級駆逐艦は、今後数年のうちに極超音速兵器を発射する予定だ。このような兵器は、海上攻撃の範囲、速度、精度を大幅に向上させる。もし、大型戦艦がこのような兵器で武装し、最新の高度にネットワーク化された水平線外のセンサーとターゲティングで強化されたらと想像してほしい。▼これは、米海軍が制空権を完全に持てない場合の水陸両用攻撃を想定し、インパクトのある、あるいは関連性の攻撃手段になる可能性がある。▼敵の地上防衛や、移動式巡航ミサイル発射装置、弾道ミサイルなどの攻撃兵器は、上陸攻撃に先立ち、沖合から砲撃し、破壊する必要がある。▼それだけでなく、十分に配置され、十分に武装した戦艦は、駆逐艦の火力を補い、航空戦力を必要とする空母の防御に影響を与える。▼艦船防御の問題もあり、大型で標的になりやすい戦艦が、紛争地域で高リスクの任務に就く場合、画期的な層状防御技術の恩恵を大きく受ける必要がある。▼最も大きな影響を与える新システムは、飛来する対艦ミサイルのRF誘導を発見し「妨害」するEWジャマーや、飛来する敵のドローン、弾道ミサイル、地上砲撃を追跡し焼却できるレーザーインターセプターなどの武器になるかもしれない。▼極超音速ミサイルや新しいオーバー・ザ・ホライズン攻撃ミサイルと相まって、この種の新しい防御、迎撃、中継ネットワークで武装した戦艦は、海上戦に決定的な影響を与えることができるかもしれない。


ミサイル防衛とマルチドメイン・ネットワーキング

ミサイル防衛の問題もある。例えば、SM-3ブロックIIAが、イージスレーダーによるICBMを追跡を得て、大気圏に突入したICBMを迎撃する能力を実証された場合、ネットワーク化されたミサイル防衛ノードを追加すれば、戦略的抑止力を強化するため、水上艦に新しい次元と角度の防衛能力をもたらすはずだ。▼最後に、マルチドメインネットワーキングmulti-domain networking technologiesという画期的な技術がある。戦艦が、空と海中のドメインにまたがって、照準、指揮統制、リアルタイムの情報、情報・監視・偵察(ISR)を調整できるようになれば、戦術的優位性がさらに高まる。▼これで、水上艦船、空中ドローン、その他水上艦船、空中「ゲートウェイ」間のデータ分析と伝送を含み、検出できかった水平線の向こうの脅威を確認できる日が来る。


マルチドメインネットワーキング、無人システム、ノードで増強された急速に発展するテクノロジーは、新しい大型ハイテク戦艦を可能にし、パラダイムを変える攻防の海上戦の可能性を海軍にもたらすかもしれない。■



Hey Navy: Why Not Bring Back & Re-Introduce Upgraded, High-Tech Massive Battleships? - Warrior Maven: Center for Military Modernization

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