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バイデン政権によるCOVID-19起源を探る調査で、武漢研究所関連情報を公開

 

Biden administration releases Covid origin intelligence on Wuhan lab - POLITICO

By CARMEN PAUN

06/23/2023 09:20 PM EDT

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Security personnel gather near the entrance of the Wuhan Institute of Virology in China.

武漢ウィルス研究所入口で世界保健機関調査団の来訪に備える警備員, on Feb. 3, 2021. | Ng Han Guan/AP Photo





10ページに及ぶ文書には、研究室からの漏えいや動物が宿主の証拠は見当たらず


情報機関は、Covid-19パンデミックの期限を把握できていない、と機密解除された情報が伝えている。

 国家情報長官室(Office of the Director of National Intelligence)は本日発表した報告書の中で、政府の全機関が「自然発生と実験室関連発生の両方が、最初のヒト感染を説明するもっともらしい仮説として残っていると評価し続けている」と述べた。

 報告書は、Covidが最初に出現した都市で科学者たちがコロナウイルス研究を行っていた武漢ウイルス研究所の研究者たちが、パンデミックが始まる少し前の2019年秋に病気になった事実を認めている。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは先週、サブスタック・ブログ「パブリック」のジャーナリストによる報道を確認し、発病した研究者の一人、ベン・フーが米国の資金援助を受けコロナウイルスの研究を行っていたと報じた。

 研究室流出説の支持者たちは、このニュースを自分たちの仮説が正しいことの決定的証拠に近いものとしてとらえた。

 しかし、情報報告書によれば、それほど確かなことではない。

 武漢ウイルス研究所の研究者数人が 「2019年秋に軽度の病気にかかった」と報告書は認めている。「風邪やアレルギーに一致するさまざまな症状を経験し、COVID-19と通常関連しない症状を伴っていた」。「また、数名はCOVID-19とは無関係の他の病気にかかっていたことが確認された」。

 報告書は武漢研究所がコロナウイルス研究で必ずしも安全プロトコルを遵守していなかったことを確認している。

 情報機関はまた、研究所の研究者がコロナウイルスを遺伝子操作していたと述べているが、研究者がパンデミックにつながった株を研究していたことを示す情報はないという。

 報告書によれば、武漢の研究所は中国軍と協力していることが知られているが、それは中国のバイオセキュリティーと早期疾病警報能力の向上に関連した防衛プロジェクトに限られているという。

 報告書はまた、米国政府機関の間でも意見の相違があることを裏付けている。国家情報会議をはじめとする情報機関は自然起源説を支持し、FBIとエネルギー省は研究所のリーク仮説を支持している。CIAは見解を示していない。

 今回の情報公開は、議会が全会一致で可決し、ジョー・バイデン大統領が3月に署名した法律に従うためである。

 なぜそれが重要なのか?同立法のスポンサーであるジョシュ・ホーリー上院議員(共 ミズーリ)を含め、3月議会の擁護者たちは、この法律がパンデミックの起源に新たな光を当てると期待していた。

 議会の共和党議員は、研究室流出説をますます推し進め、バイデン政権が武漢研究所での研究に米国が資金を提供していたため、それを隠蔽しようとしているのだと非難した。

 下院情報特別委員会のマイク・ターナー委員長(共オハイオ)と、コロナウイルスの流行に関する監視と説明責任小委員会のブラッド・ウェンストラップ委員長(オ共オハイオ)は、法的期限からほぼ1週間後の報告書公表を「完全な透明性への有望な一歩」と呼んだ。

 両議員は、入手可能な証拠すべての裏付けならびに、Covid-19の起源で調査を継続するよう求めている。■


Jordain Carney contributed to this report.



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