Russian President Vladimir Putin attends the Collective Security Treaty Organisation (CSTO) summit at the Kremlin in Moscow, Russia May 16, 2022. Sputnik/Sergei Guneev/Pool via REUTERS ATTENTION EDITORS - THIS IMAGE WAS PROVIDED BY A THIRD PARTY./File Photo
プーチンと戦友たちが、戦争がうまくいっていないことを知っていると想像してほしい。絶え間ない威勢のよさにもかかわらず、そうでないわけがない。そして、この混乱から抜け出す優雅な方法を探していると想像してほしい。そこで、勝利を宣言して、それを漸減の根拠とするのはどうか。
ロシアの独裁者ウラジーミル・プーチンが2022年2月24日に2度目のウクライナ侵攻を開始したのは、2つの目標があったことを思い出してほしい: ウクライナの "非武装化 "と "脱ナチス化 "だ。
ウクライナはロシアにとって軍事的には全く脅威でなく、ウクライナのナチスの数は片手の指で数えられるほどであったため、どちらの目標も馬鹿げていた。▼ウクライナを軍事的に脅し、権威主義、排外主義、血に飢えた独裁者、カルト・オブ・パーソナリティといったファシスト政権の特徴をすべて取り入れたのがプーチンのロシアであったため、どちらの目標も特に馬鹿げていた。▼プーチンのドミトリー・ペスコフ報道官が朗報を発表した: ウクライナは非武装化された!以下はペスコフの正確な発言。▼「特別軍事作戦が始まった当時、ウクライナは激しく軍国主義化されていた。そして、昨日プーチンが言ったように、ウクライナを非武装化することがタスクの1つだった。このタスクはほぼ完了した。ウクライナは武器を使うことが少なくなっている。そしてますます、西側諸国が供給する兵器システムを使うようになっている」。▼ペスコフの発言は、非武装化について驚くほど奇妙な解釈だ。▼確かに、ウクライナはソ連時代の装備や弾薬の多くを使い切った。▼同じように、ラムシュタイン・グループの50カ国以上から、はるかに効果的で近代的な、NATOと互換性のある兵器システムを受け取っている。▼ウクライナが反攻に成功したと思われる今、これがどのように非武装化につながるのかは不明だ。▼同じ論理で、フィンランドが加盟し、東側に誰もいなくなったからNATOの拡大が止まったとペスコフは主張できる。▼一方、ペスコフの非論理は完全に理にかなっている。▼クレムリンが主張するように、ロシアがウクライナを攻撃したことはなく、爆弾が市民に降り注いだこともなく、カホフカ・ダムの爆発は狂ったウクライナ人の仕業で、ブチャ大虐殺はなかったし、そうだ、プーチンは真の民主主義者なので、妄想と現実を入れ替えることをなぜ続けないのか?
もちろん、単なるバカ騒ぎではないかもしれない。▼プーチンとその戦友たちが戦争がうまくいっていないことを知っているとしよう、そうでないわけがない。▼そして、この状況を打開するためのエレガントな方法を探しているとする。▼そこで、勝利を宣言して、それを漸減の根拠とするのはどうだろう。▼プーチンとその共同経営者にとっては、それはあまりに巧妙すぎるかもしれない。▼あるいは、1777年にサミュエル・ジョンソンが言ったように、"Depend on it, Sir, when a man knows he is to hanged in a fortnight, it concentrates his mind wonderfully"(2週間後に絞首刑になると知ったら、男は心を見事に集中させる)。■
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