Pentagon Needs $12.6 Bln Per Year Through 2037 For F-35: Report
By Reuters
aviationweek.com March 12, 2013
.ロッキード・マーティンF-35の開発を完了し、予定の機数全部を配備した場合2037年までペンタゴンは年間126億ドル(約1.2兆円)の予算手当てが必要となることが判明した。
- この試算額はこれまで会計検査院Government Accountability Office (GAO)が試算していた年間予算より20億ドル高くなっている。ロイターが今回GAO報告書の原稿を入手し、先週土曜日に報道している。
- 同上原稿では同機が搭載するプラットアンドホイットニー製エンジンのコストは触れられていないとペンタゴンのF-35計画推進室からコメントが出ている。
- GAO報告書でペンタゴンは2037年まで同機調達・開発費用で毎年3,160億ドルの支出が必要としている。
- GAO 報告書のまとめは「F-35共用打撃戦闘機は長く、費用がかさみ、険しい学習プロセスを経て、やっと正しい方向に動きつつある。ただし、この先にも大きな 課題が立ちふさがっていることに変わりはない。」としてペンタゴンで一番高額な兵器調達となった同機計画をまとめている。
- F-35のコストは当初見積もりから70%上昇しており、技術上の課題も多いが、米軍や同盟国が発注数を減らすか、さらに難問が加わると機体単価がさらに増える可能性がある。
- 現 状では総額4,000億ドルになる見込みで、プラス1兆ドル超が配備期間30年の運用、保守費用として必要になる。ペンタゴン、F-35計画推進室はコス ト削減をしようとしているが、GAO報告書ではF-35が代替しようとしている現行機種よりも60%も高い水準になっているという。
- . また同報告書によるとペンタゴンの費用査定計画評価室Cost Assessment and PrograGm Evaluation (CAPE) officeによる直近の予測では年鑑運用保守費用は各型あわせて182億ドルにのぼり、2010年時点での既存機種の運用保守費の111億ドルより高 い。
- 「国防総省および契約企業はF-35計画が投入費用に対して、また約束どおりの納入日程に対して実際に現実のものとできることを証明する義務がある」としている。
- 「毎年の予算環境の中で妥当な価格を実現できるのか、機体単価がいくらになるのか、運用・支援費用が運用期間中で総額いくらになるのか」で米軍が最終的に調達する機数が決まる、と同報告書はまとめている。■
コメント
これだけの規模で話が進むと感覚が麻痺する気がしますが、それでも日本はこんな機体を本機で導入するつもりがあるのでしょうか。大きすぎてつぶせない、と
かつての銀行の整理の際に聞いたようなフレーズが聞こえてくる今日このごろですが、F-35と心中することに意味があるのでしょうか。
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