A400Mの前途は依然として多難


A400M Engines Run In Prep For First Flight
aviationweek.com Nov 23, 2009


1. エアバス・ミリタリーはA400M輸送機の初飛行の準備を進めている。同機搭載のTP400Dターボプロップエンジン4基のパワーオンテストは予定よりも数日前に実施が完了している。
2. ただし、予定外の損失を生んでいる同機の開発状況から生産契約の再交渉を巡る同機発注各国との議論は平行線のままでエアバス・ミリタリーはこの点で進展をしていない。11月19日に同機の購入の中核となる各国の高位国防関係者がベルリンに集まり、同機開発の今後の進め方を議論した。フランスが各国に働きかけて追加金融支援と技術供与を進めようとしているが、ドイツは現行の条件をそのまま進めるべきと主張している。さらにドイツの新任国防相グッテンバーグはエアバス・ミリタリーの親会社EADSからの支援の可能性を期待している。
3. 同会議は年末までは同計画を進めるという合意以外にはほとんど成果を生まず閉幕した。次回会議は12月にドイツが主催する。話し合で進展がないまま、将来の契約内容が不明のままA400Mは飛行テストに入ることになる。また、エアバス・ミリタリーは現行の契約内容のままでは同機の開発は継続できないとしている。
4. 11月18日にセビリア(スペイン)で同機のエンジン各基は低出力設定のままパワーオンテストを開始した。推力は今後増加させる予定。エアバス・ミリタリーによるとテスト終了後のエンジンカウル点検では高温排気あるいは液の漏れはみつかっていないという。同機の補助動力ユニットを使ってエンジン回転が開始された。同機のエンジンにはヨーロッパ航空安全庁からの飛行承認が下りている。

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