2025年8月18日月曜日

シンガポールF-15のグアム訓練派遣が中止へ(Breaking Defense) — 訓練空域が確保できないシンガポールがグアムで訓練できなくなれば、日本がかわりに便宜供与してはいかがでしょうか

 

シンガポール国防省の声明には米国と合意した決定とある

2021年5月24日、グアムのアンダーセン空軍基地でシンガポール空軍の F-15SGが離陸する。シンガポール空軍は 2017年よりローテーション訓練でグアムに戦闘機を配備している。(写真:米空軍/上級空曹マイケル・S・マーフィー)

ンガポール国防省はグアムにシンガポールのF-15 戦闘機を配備して訓練を行う計画は中止になったことを本日、声明で認めた。ただし、戦闘機を支援するために、アンダーセン空軍基地のインフラ整備の一部は引き続き実施される。

声明によると、決定はシンガポールと米国の合意によるものとある。

8 月 8 日、Guam Daily Post が報じた米国空軍の発表によると、この決定は、運用分析、現地調査の結果、環境への影響、および一般市民や政府機関からの意見、軍事的な判断要因に基づいて下された。

同省は「シンガポール空軍(RSAF)のF-15戦闘機最大12機の配備や関連する航空機基地運営(一時的な支援航空機を含む)およびRSAF要員やその家族、関連する支援要員の一時的な増加は実施しない」と文書で明記している。

さらに、RSAFはアンダーセン空軍基地滑走路の北西側に、新たな駐機エリア、燃料供給システム、関連施設およびユーティリティを含む約20エーカーの新たなインフラを建設する。

ただし、近隣の弾薬貯蔵区域に弾薬庫を建設する関連計画は中止される。

基地インフラ拡張に関する環境影響評価書は、シンガポールの戦闘機部隊を支援するほか、「国際日付変更線以西の米国のプレゼンスを強化する重要なインフラを提供するため」と説明がある。

グアムは、北マリアナ諸島に位置する米国の未編入領土で大規模な米軍基地が展開されており、インド太平洋地域での地政学的緊張の高まりを受けて、今後数年間で追加の海兵隊部隊、長距離ミサイル、ミサイル防衛システムが配備される予定だ。

シンガポールは、戦略的に重要な位置にある小さな東南アジアの島国で、軍事訓練空域がなく、海外で訓練を頻繁に実施している。シンガポールは2019年に米国と合意を締結し、アンダーセン空軍基地にシンガポール空軍(RSAF)の戦闘機訓練部隊を設立する計画で、同部隊は2029年ごろ発足の予定だった。

シンガポール国防省は、10月から11月にかけて予定の短期の戦闘機訓練部隊の派遣は予定通り実施されると表明した。

シンガポールは海外基地に長期訓練部隊を配置しており、米国ではルーク空軍基地にF-16戦闘機、アリゾナ州のシルバーベル陸軍ヘリポートにAH-64攻撃ヘリコプター、アイダホ州のマウンテンホーム空軍基地にF-15戦闘機を配備している。

シンガポールは、各国向けF-35訓練施設が設置されているエビング州軍航空隊基地に、F-35ライトニングII戦闘機の訓練部隊を設置する計画だ。シンガポールは、インド太平洋地域における米軍のプレゼンスを強く支持しており、米軍の航空機や艦船を定期的に受け入れており、米海軍の沿海域戦闘艦のローテーション展開の前方作戦基地となっている。

Plans for Singapore F-15 training detachment in Guam cancelled

The decision was mutually agreed upon by Singapore and the US, according to a statement from Singapore's defense ministry.

By Mike Yeo on August 12, 2025 4:29 pm

https://breakingdefense.com/2025/08/plans-for-singapore-f-15-training-detachment-in-guam-cancelled/



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