2025年8月7日、3機のロッキード・マーティンF-35B が新田原基地に到着した。航空自衛隊写真
日本は8月7日、最初の 3 機の F-35B ライトニング II 戦闘機を受領したが、4 機目は整備および検査の要件で納入延期となった。
航空自衛隊によると、ロッキード・マーティン F-35B 3 機が、新田原基地に到着した。到着する予定だった 4 機目は、メンテナンスと点検のため、ロッキード・マーティン施設(米国)に残ったままで、日本当局者は、納入日はまだ決定していないと述べた。
3機の短距離離着陸型航空機は、新田原を臨時拠点として運用される航空自衛隊の F-35B 暫定飛行隊に配備される。F-35Bは、いずも型護衛艦「いずも」 (DDH-183) ・「かが」 (DDH-184) からも運用される予定だ。
現在までに両艦は米国が運用するF-35Bとの飛行訓練のみを実施している。いずもは2021年10月、海兵隊戦闘攻撃飛行隊(VMFA)242の「バッツ」部隊と訓練を実施しました。かがは、昨年秋に米国で行われた試験に、第23航空試験評価飛行隊(VX-23)「Salty Dogs」に所属する航空機と、F-35パックス・リバー統合試験部隊(Pax ITF)の試験パイロットと共に参加した。
いずもはF-35B運用に向け2段階目の最終改修工事を実施中だ。一方、かがは現在、ジョージ・ワシントン空母打撃群(CSG)とイギリス海軍の空母打撃群、および両用上陸艦USS アメリカ(LHA-6)との訓練を実施中だ。イギリスとアメリカ海兵隊のF-35Bは、今週中にかがで甲板間着陸と離陸を実施する。VMFA-242は、アメリカとイギリス海軍(RN)の航空母艦HMS プリンス・オブ・ウェールズ(R09)に搭載されている。
米パイロットは、航空自衛隊がF-35Bの能力を向上させる際に教官として務め、3機のF-35Bを日本へ飛行させた。アメリカ海兵隊は、B型を運用する唯一のアメリカ軍種だ。
当初、日本の防衛省(MOD)は、九州住民からの騒音懸念を理由に、新田原での垂直離着陸訓練を禁止していた。訓練は無人島の馬毛島に建設中の専用施設で行う予定だった。
しかし、馬毛島施設は建設遅延により2030年まで完成しない見込みのため、航空自衛隊はF-35B戦闘機の訓練を本土で行う必要が生じた。防衛省は最終的に決定を改め、新田原基地で垂直離着陸訓練を実施することにした。
2025年8月7日に撮影された3機の短距離離陸・垂直着陸戦闘機は、九州の新田原基地に一時的に配備されるF-35Bの暫定飛行隊に所属する。航空自衛隊提供
この決定は、地方自治体関係者や住民から反対を受け、防衛省は基地での訓練計画を見直すことになった。防衛省は9月に改定計画を提示する見込みで、それまでの間、垂直着陸訓練は行われない。
日本はF-35B ジョイント・ストライク・ファイター・ライトニングII部隊を整備中だ。航空自衛隊は、木曜日に到着した機を含む合計8機のF-35Bを2026年3月までに配備する予定だ。2026年3月。日本はF-35A 105機とF-35B 42機を注文しており、全機が引き渡された時点で米国を除くと最大のF-35運用国となる。
複数国が短距離離陸・垂直着陸能力の拡大を進めている。シンガポールはF-35B 12機とF-35A 8機を注文し、2026年から受領を開始する。全機はシンガポール空軍(RSAF)に所属し、同空軍はシンガポールの海軍ヘリコプターと海上哨戒機も運用する。
イタリアは最終的にF-35B 40機とF-35A 75機を配備する。これらの機体はイタリア海軍とイタリア空軍に均等に配分される。イタリア空軍のF-35Bは、イタリア海軍のF-35Bと共に航空母艦ITS Cavour(550)で運用中で、2024年のインド太平洋展開において、同航空母艦の航空団にはイタリア空軍F-35B2機が搭載されていた。
イギリスは48機のF-35Bを発注中で、うち41機が引き渡しずみだが、2021年11月に1機喪失した。■
Japan Receives 3 F-35B Lighting II Fighters, 1 Faces Delays
August 7, 2025 1:54 PM
https://news.usni.org/2025/08/07/japan-receives-3-f-35b-lighting-ii-fighters-1-faces-delays
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