F-22のデータリンク改修の方向性

AW&ST電子版1219

米空軍はF-22向け次期改修作業の要求内容を準備中で同戦闘機にF-35用に開発中のステルス性のあるデータリンクを装着する。「F-22の兵器システム開発の性能向上フェーズは3.2改修で、多機能高度データリンク(MADL)能力の確保を含みます」(ロッキード・マーチン)

同社は3.2改修作業の開始を控え、高度データリンク装置の選定を待っている状態。改修は201213年にかけて実施される。ノースロップ・グラマン製のMADLがロックウェル・コリンズの戦術目標ネットワーク技術(TTNT)によるデータリンクを押さえて採用されている。

MADLは米軍のF-22、F-35、B-2で構成の「アクセス不能」部隊を束ねるべく採用された。さらに海軍が開発中の無人戦闘航空システムも含まれる可能性がある。F-22にはすでに航空機間データリンク(IFDL)が装備されているが、同装置の性能には限界がある。

-22にMADLを装着するためには無線装置の更新、現行IFDLアンテナのMADL用改修、また「部隊間メッセージの統合処理のためのソフトウェア」(ロッキード・マーチン)が必要となる。空軍は当初3.2改修の対象をF-22のうち80機のみと計画していたが、国防総省の調達責任者ジョン・ヤング次官が11月に議会に対し、追加予算を要求し、初期生産100機にも追加改修する意向を伝えている。

国防総省の高度戦術データリンク構想ではMADLが唯一の非アクセスネットワーク用のデータリンクとなる。B-2向けにはEHF衛星通信リンクが加わり、全地球情報網(Global Information Grid)への接続が可能となる。

「現在のところF-22では追加の双方向データリンクはMADLとIFDL以外には要求を想定していないが、アーキテクチャの方針決定を準備中で、追加性能の統合が可能となります。」(ロッキード)

コメント: net centric warfareの中核をなすのがデータリンクですが、この10で米軍は相当の進歩を実現していますね。F-22の調達は異例の少数規模で終わりそうですが、性能をこまめにアップグレードしていくのでしょうね。ここでは出ていませんが、90年の湾岸戦争でデータリンクがなく毎日空母から空軍まで紙のデータを取りにフライトを実施していた海軍にとってはもっと進歩は大きいはずです。また、F-22やF-35はこれまでのAWACSの機能も戦域では実現し、各機でデータを共有できるので、相当の効果をあげることになるのでしょうね。日本も当然このネットワークに参画できるハードウェアを整備していかなければならないでしょう。

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