2025年5月10日土曜日

要件が緩和されればエアフォース・ワンを2027年に納入可能とボーイングが伝えてきた-(Defense One)

 Artist's conception of the VC-25B in livery selected in 2023.

Artist's conception of the VC-25B in livery selected in 2023. STAFF SGT. NICOLAS ERWIN / SECRETARY OF THE AIR FORCE PUBLIC AFFAIRS



空軍はすでにセキュリティ要件を引き下げており、ボーイングは迅速に対応できるはずなのだが


軍関係者によると、ボーイングは、空軍が要件を緩和することに同意すれば、2027年までに新型エアフォース・ワン用機材を納入できると空軍に伝えてきたという。

 VC-25Bは当初2024年に納入される予定だったが、遅延により2028年か2029年に延期され、ドナルド・トランプ大統領から世論に至るまで非難を浴びた。

 「我々は、その日付に到達するためにトレードオフされる可能性のある要件を見ており、必ずしもその日付を保証するものではないが、同社は2027年の納入を提案している」。 空軍のダーレーン・コステロ取得責任者代理は、水曜日の下院軍事委員会の海兵隊・投射戦力小委員会の公聴会でこう語った。

 しかし、コステロは、ボーイングが提案したトレードオフのいくつかは実施されないかもしれないので、空軍はホワイトハウスと協力し「機材の能力の観点から何が受け入れられるか」は決定済みと警告した。

 コステロの声明によれば、遅延の原因のいくつかは、内装を製造するサプライヤーとの問題、「配線設計」、労働力の制限にある。

 「ボーイングがより早く仕事を進められるよう、すでにいくつかの手を打っている。「また、一定期間、生産施設のセキュリティ要件の一部を緩和した。永続的な緩和にはならなくても、そのおかげでボーイングは、航空機の組み立てや整備士による作業をより効率的かつ生産的に行えるようになっている」とコステロは語った。

 ボーイングは今年初めにも、トランプ大統領の顧問イーロン・マスクと協力し、新型機の納入を早めるために努力していると述べていた。

 ボーイングの遅れに不満を募らせたトランプは、L3ハリスにかつてカタール王室が所有していたボーイング747を改造して暫定的に使用するよう依頼したと、『ウォール・ストリート・ジャーナル』が5月1日に報じた。 同紙は改造機は早ければ今秋にも大統領専用機として使用できるようになると報じている。

 米国がカタールのジェット機を改修するためどの資金を使うのか、またこの動きが現在の契約にどのような影響を与えるのかはまだ不明だ。

 一回目の任期中に、トランプ政権はボーイングと39億ドルの契約を結び、2機の747ジェット機をVIP仕様に改造した。この固定価格契約がボーイングに24億ドル以上の損失をもたらした。■


Boeing says it can deliver Air Force One in 2027—if requirements are relaxed

The Air Force has already lowered security requirements so Boeing can move faster.


BY AUDREY DECKER

STAFF WRITER

MAY 8, 2025


https://www.defenseone.com/threats/2025/05/boeing-says-it-can-deliver-air-force-one-2027if-requirements-are-relaxed/405163/


2 件のコメント:

  1. ボーイングは何をやらせても遅い。F-47もだろう、だめだこりゃ。

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    1. F-47はまだわからんだろうが、馬鹿か

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