2025年9月24日水曜日

トランプ大統領がバグラム空軍基地の返還をめざすと発言(POLITICO) ― 大統領はどんな取引を考えているのでしょうか。中国がキーワードのようです。

 

トランプ第一期政権は、2021年までに米軍を撤退させることを交渉したが、基地の維持については言及していなかった

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ナルド・トランプ大統領は木曜日、米国が2021年にアフガニスタン撤退で米軍が放棄した空軍基地の返還を試みていると発表した。

トランプ大統領は、同国最大の米軍基地で、20年にわたる国際的な戦争の物流拠点であったバグラム空軍基地を譲渡したとして、ジョー・バイデン前大統領を繰り返し攻撃してきた。

「基地返還を求めている」と、トランプ大統領は英国のキア・スターマー首相との共同記者会見で述べ、「中国が核兵器を開発している場所から約 1 時間の距離にある」と付け加えた。

トランプは、自らが率いる政権がタリバンと交渉中であるかどうか、また、基地の奪還が中国の核開発計画とどのように関連しているかについては詳しく述べなかった。

2021年、米国は、9.11後のタリバン追放とアルカイダ掃討作戦の拠点であったバグラム基地を、アフガニスタン軍にあっさり引き渡した。これは、それまでの米軍の撤退の中で最も目に見える一歩であった。

トランプは繰り返し、バグラム基地を絶対に放棄すべきではなかったと主張している。

バイデンは「全く理由もなくアフガニスタンでの完全な惨事を招いた」とトランプは木曜日に述べた。「我々はアフガニスタン撤退で力と尊厳を持って撤退するつもりだった。巨大な空軍基地であるバグラム基地を保持するつもりだったが、無償で彼らに譲り渡した」。

しかし2020年2月にトランプ政権がタリバンと交渉した合意は、米軍の撤退を可能にしたものの、同基地には言及していなかった。この合意は、米軍の完全撤退までの14か月間、米軍とタリバン勢力間の停戦を定めた。米国はまた、アフガン政府に対し、投獄中のタリバン戦闘員5,000人の釈放を約束させた。

バグラム基地は1950年代にソ連が建設し、同国による10年に及ぶ戦争中も主要基地として機能した。米軍基地としての最盛期には10万人以上の兵士が駐留し、長い滑走路から50床の病院や刑務所まで、広範なインフラを備えていた。

トランプはバイデン政権下での米軍の撤退を再選運動の争点とした。2021年8月にカブール空港近くで発生したアビーゲート自爆テロで死亡した海兵隊員13名の遺族を、昨年の共和党全国大会に招いた。

ISIS主導のこの爆破事件では、首都から脱出する米軍輸送機に乗ろうと集まったアフガン民間人170名も死亡した。■

Trump says US ‘trying’ to get Bagram airbase back

The first Trump administration negotiated an American withdrawal from the country by 2021 and didn’t mention keeping the base.

By Paul McLeary09/18/2025 12:20 PM EDT

https://www.politico.com/news/2025/09/18/trump-says-us-trying-to-get-afghan-airbase-back-00570698


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