オーロラ・フライト・サイエンシズは、リバティ・リフターに手を加え、フロートを翼端に移動させ、尾翼を調整し後部貨物ドアに対応できるようにしていた...(オーロラ・フライト・サイエンシズ)
国防高等研究計画局(DARPA)は、大型貨物用水上飛行機の開発実験を終了した。
3年近く続いたリバティ・リフター・プログラムは、荒海でも離着陸できる長距離で低コストの水上機を設計・製造するのがねらいだった。
DARPAは2023年、M1エイブラムス戦車など170,000ポンド以上の貨物を輸送できるC-17グローブマスターとほぼ同じサイズと能力を持つ飛行機にしたいと述べた。
DARPAはジェネラル・アトミクスおよびボーイングの子会社オーロラ・フライト・サイエンシズとリバティリフターの開発に取り組んでいた。
DARPAは、貨物用水上飛行機を開発することで、軍や営利団体が迅速なロジスティクス任務を遂行する新たな機会につながるとともに、大型航空機の製造コストを引き下げる革新的な製造技術や材料の開発を期待していた。
DARPAはDefense Newsに寄せた声明の中で、6月にリバティー・リフター・プログラムを終了したと明らかにした。 Aviation Weeが最初にリバティリフター計画の終了を報じた。
「高い海面状態でも離着陸可能な飛行艇を製造できることを学んだ」と、プログラム・マネージャーのクリストファー・ケントは語った。「 物理学の理にかなっており、海上での建造技術と海上での複合材料でそれが可能であることを学びました」。
しかし、DARPAは、航空機製造に進むことはなく、あくまでもデモンストレーターに過ぎないとしていた。
「現在より大幅に安く、大幅に多くの場所を飛行できるプラットフォームを構築できるという、当初抱いていた仮説が立証できました」とケントは語った。「はるかに効率的な建設技術で次世代航空機を製造する道を開くものです」。
オーロラは、本誌に寄せた声明の中で、このプログラムを通じて開発した技術は今後何年にもわたって使用されるだろうと述べた。
「リバティ・リフター・プログラムを通じて当社は設計の実現性と斬新な製造技術の実現可能性を示すことができました。「当社は、リバティリフターの予備設計で成し遂げた技術的進歩を誇りに思っており、これらの学びを将来のプログラムに応用することを期待しています」。
DARPAによると、2023年後半にリバティリフタープログラムを再編し、技術的なリスク低減活動を前倒しした。2024年初頭、DARPAはジェネラル・アトミクスをプログラムから外し、オーロラ社提案を継続すると発表した。
オーロラとDARPAは、水上飛行機の技術的設計を実証するために、水上飛行機用の新工法と新素材の製造と応力テストの例と同様に、縮尺模型のシミュレーションとテストを行った。
DARPAによると、これらのシミュレーションとテストは、コンセプトが実行可能であることを示した。DARPAは現在、国防総省の産業界や他の関係者と協力し、これらの技術を他の形で迅速に実用化する方法を模索している。
リバティリフターに総額約9800万ドルを費やしたとDARPAは認めている。■
DARPA ends cargo seaplane program, eyes new uses for tech
Jul 10, 2025, 01:03 AM
https://www.defensenews.com/air/2025/07/09/darpa-ends-cargo-seaplane-program-eyes-new-uses-for-tech/
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