2025年7月17日木曜日

F-15EX戦闘機が運用準備のため嘉手納基地に到着(Air & Space Forces Magazine) — 今回はテスト配備ですが、これから本格的に嘉手納基地に配備されていくでしょう。新しい時代に入りました

 2025年6月11日、ミシガン州セルフリッジ空軍基地上空を飛行する国防契約管理局ボーイング・セントルイスのイーグルII。 米空軍州兵撮影。 アンドリュー・シューマン軍曹



F-15EXイーグルII戦闘機2機が7月12日、嘉手納基地に到着した。

嘉手納基地第18飛行隊はニュースリリースで、2機のF-15EXはフロリダ州エグリン空軍基地の第85試験評価飛行隊から、日本の「現地部隊との統合訓練と慣熟訓練を行う」ために配備されたと発表した。

 空軍は2022年以来、第5世代のF-35やF-22、第4世代のF-15EやF-16を含む戦闘機を嘉手納でローテーション配備させている。

 空軍が、過去50年間沖縄を拠点としてきた48機の老朽化したF-15C/Dイーグルを撤退させ、最終的に36機の最新型F-15EXイーグルIIに置き換える計画を発表した。沖縄は台湾の東400マイルに位置する戦略的に重要な場所で、1950年代から米軍の戦闘機が駐留し続けている。

 「今回の短期間の訪問は、この地域における米国の航空戦力を近代化し、進化する脅威を抑止するための国防総省の継続的な努力における重要なマイルストーンである。「また、2026年春のF-15EXの到着と将来的な維持に備え、嘉手納の要員を準備するものでもある」と第18航空団は、本紙からの問い合わせに対し、訓練内容の詳細については回答を避けつつ回答した。

 空軍上層部は、機動的な戦闘配置モデルの下で、より小規模で分散した作戦拠点への配備をより短期間で行う方向に向かっているとしても、イーグルIIへの移行は円滑に進むと自信を示している。

 太平洋空軍のケビン・B・シュナイダー大将Gen. Kevin B. Schneiderは、昨年秋に本誌に語った。「新しいプラットフォームをこのような環境に投入することで、学ぶこともあるだろうし、F-15EXの能力について学ぶこともあるだろう」「F-15EXが来日することで、その移行を容易にすることができる」。

 「F-15EXをここに持ってくることで、パイロットと整備士が毎日運用する環境で訓練する機会を与えることができる」と、退任する第18航空団長のニコラス・エヴァンス准将はリリースで述べた。「この訪問により、航空機を我々の任務にシームレスに統合し、この地域で必要とされる航空戦力の優位性を維持することができる」。

ジョン・ガレモア准将は、7月14日にエバンスから第18航空団の指揮を引き継いだ。

 「この航空団は、平和を守り、日本との同盟を強化し、この地域で共有される利益を守るために重要な役割を果たしている」とガレモアは司令官交代式で述べた。

 空軍は、日本のその他場所でも常駐戦闘機隊の近代化を進めている。 6月に三沢基地はF-16を韓国の烏山基地に移し始めた。空軍関係者によれば、この移転は三沢が来春に受領する予定のF-35ライトニングIIジェット機への道を開くもので、嘉手納が新型機を受領するのと同時期だという。一方、烏山は退役するA-10サンダーボルトII攻撃機の後継機としてF-16を使用する。

 空軍は移行期間中に嘉手納と同様、三沢にも戦闘機を配備する予定だ。完了すれば、第51戦闘航空団は36機のF-16を手放し、48機のF-35に乗り換えることになる。

 三沢は、イギリスのレイケンヒース空軍基地に続き、ステルス機を常時配備する空軍の2番目の海外基地となる。海兵隊も岩国海兵隊航空基地にF-35Bを配備している。

 一方、嘉手納には最新の第4世代戦闘機が配備される。

「F-15EXは、最先端のエイビオニクス、先進的な兵器システム、拡張された攻撃・防御能力を装備し、嘉手納はインド太平洋地域のダイナミックな安全保障環境に対処する態勢を維持可能となる」と第18航空団は述べている。■


F-15EX Fighters Deploy to Japan for Training as Kadena Prepares for New Jets

July 14, 2025 | By Chris Gordon

https://www.airandspaceforces.com/f-15ex-jets-deploy-to-kadena-training-mission-prepare-for-transition-new-fighters/


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